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引退ブログ 浦元暖生

埼京線は今日も遅延。京浜東北とのコンボで田町は遠ざかります。
田町駅から教室まで歩いて十数分、港区という場所のせいか、日吉と違って全力疾走は憚られます。15分前にはついておきたいですね。
ということは日吉より遠い?

帰寮して四号部屋の建て付けの悪い扉を開くと、釜田さんのクソ分厚いマットレスの上に生意気な下級生が何人か乗っています。
ライトアップされた寝落ち主将を横目に奥に進むと、子供サイズのベッドに横たわるマッチョのお出ましです。
見慣れたこの光景、ずっと続いて欲しいですね。

ちは!
副将の浦元暖生です。

noteを書くのもこれが最後です。(たぶん)

引退ブログだなんて、まだ1ヶ月もあるのに引退を急かされてるみたいです。
インカレも関カレも控えているなか、まだそんな引退気分じゃないので、引退に向けた想いとかはできるだけ書かないようにしたいところ。


あ、noteでやりたかったことが何個かあります。

まずは4号部屋ベッド選手権。
これは今4号部屋にいる15人に無許可でベッドを撮影し、その綺麗さを競うというもの。もちろん自分のベッドは整理したあとに撮ります。
でもこれは引退ブログには相応しくないので、誰か後輩にやってもらいたいですね。

そういえば最近、2年の原くんのベッドにふと登ったところ、想像絶する汚さが発覚しました。原くんは自分のベッドの清掃と四号部屋からの強制立ち退きを命じられ、1週間大部屋で暮らしたのち刑期を終え帰ってきました。原駿成、話題の尽きない次世代エース艇庫民です。


あと、戸田外食ランキング。美味しい艇庫飯が悲しくも出ない日は、渋々外食に行くしかありません。4年目にもなれば戸田の外食を網羅しています。これもやりたかったですね。

一番美味しいご飯は…「大戸屋」です。大戸屋は数年前に大戸屋ポイントがアプリで貯まるようになったんですが、これが貯まる貯まる。後輩数人を連れて食べに行っただけで、「ミニ鳥の黒酢あん」分のポイントが貯まります。お得ですね。店舗が2階か地下に多いことで有名な大戸屋ですが、この前みなとみらいで1階にある大戸屋を発見して少しガッカリしました。ちなみに、大戸屋で美味しいのはお魚系です。ここ埼玉で美味しいお魚を食べられるのも大戸屋のおかげ。

ラーメンだと「コムギの夢」でしょうか。カヌー部門では僕が開拓したと自負していますが、おそらく前から通っていたOBの方もいたことでしょう。よく同期の篠原や後輩の佐々木と食べに行ったのを覚えています。美味しいラーメンを無心で啜っている時間に会話なんて要りません。ちょっと遠いのがネックですね。

書けなかったnoteのテーマは後輩に託すとしましょう。
大久保くんの感性が好きなので彼には月1でコラムを書いて欲しいですね。


4年目の夏、note以外でやり残したことはあるでしょうか。

そう考えると、艇備品係の仕事を思い浮かべてしまいます。
1年の時、ジュニア艇のストレッチャー制作を始めたあたりから、色々なことをやってきました。

パドル置き場の改革、ジュニア艇やエルゴの購入、ストレッチャーとシートの整備、OBOGの方々のご支援と、後輩の助けを借りながら色々やることができました。
全ての艇を使える状態にするという、当たり前のことを持続できるように来年以降も頑張って欲しいです。

そんな艇備品係でやり残したこと、2つあります。
1つ目、スプレーカバーの修繕です。
冬の必需品、スプレーカバー。付けるだけで幸せになるあの神アイテムも、マジックテープの部分がボロボロに…
裁縫が得意な人の手を借りながらなんとかしたいところ。

2つ目、平馬の足ボックスに、キャスターをつけることです。
今の状況は、「すずめの戸締り」に出てくるイスみたいな感じで、とても不便。
あの映画が意味不明だったことは置いておいて、キャスターぐらいなら自分たちでつけられるはず。

内容が細かい!でもこれ以外でやり残したことはありません!


副務としてやり残したこともあります。
そう、引き継ぎです。
なんだかんだ色々やってきた中で、その引き継ぎが全然できてません!
先輩からの丁寧な引き継ぎ、これがどれだけありがたいことか。

引き継ぎがテキトーになりがちなカヌー部門の悪い伝統、破らないと!

2年のインカレが終わり、副務に任命されました。
「浦元は副務っぽい。流石にやるっしょ?」
若干の悪口要素も含まれる言葉、素直に嬉しかったです。
もちろん副務になってよかったです。マネージャーが部を引っ張っていることを再認識できました。

印象に残っているのは、體育會誌、体育会事務室のヒビキさんとのやりとり、U23艇損傷事故の対応…etc.
大学入ってから一番電話した相手、トヨタレンタカー北戸田駅前店かもしれません。青春ですね。
そういえば2年の時免許を取得、それ以降やたらハイエースを運転してきました。今や現役で1番ベテランかもしれません。気を引き締めて無事故で引退します。レンタカーといえば返却後の北戸田イオンのジャンガレからのサーティワン。これが至高です。


副将としてやり残したこと…

やり残したわけじゃ無いですが、新入生の成長は最後まで見届けたいですね。

副将としての役割は、なる前もなった後も考えてきました。

抽象的に言えば、快斗が主将として力強く部を引っ張ってくれる分、後ろからチームを押していくのが自分の役目だと思いました。

自分らしい副将、体現できたでしょうか。
新入生が新人戦で活躍できるような環境は整えられたでしょうか。
後輩が頑張ろうと思えるような競技への姿勢、示せたのでしょうか。

答え合わせは、全て終わった時にするとしましょう。

思えばこの4年間、カヌー部門という組織は、さまざまな役割を僕に与えてくれました。

先輩後輩に頼り、
同期を頼り、
マネージャーを信頼して、
OBOG方々のご支援に感謝し、
コーチにもお世話になり、
そして親に大きな(大きな)迷惑をかけながら、
その役割すべてを全うすることに集中してきました。


最後に残った役割。お世話になった人に感謝するために。
それは體育會端艇部カヌー部門の漕手として、結果を残すこと。
この一点に集中して、最後の1ヶ月全霊を尽くします。

このチームの集大成、その結末を見届けてください。
応援よろしくお願いします。



様々な人に支えられたこの組織、引退後にOBとして現役部員を支える立場になることを楽しみに。

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