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休日朝食日記 Vol.7(昼食番外編)

こんにちは、今日も食日記ご覧いただきありがとうございます。

今日は番外編。
というのも、昨晩の懇親会で中華料理を食べすぎた僕は、休日である今日という日に朝ごはんを食べるという余力(シンプルに胃のキャパの問題)は無く、ランチが朝ご飯になってしまったという事態。


今日のランチ

早速今日のランチを紹介したい。

地味深く、懐かしく、結局このランチならいつ何時も、毎日だって食べられるんだろうなぁと思ってしまった溺愛プレート


大人になってこんなランチにありつけるとは、

全国民に本気でご紹介したい僕らの心のようなランチプレート。

握りたておにぎりは、ほんのりお塩の香る塩おむすび、梅のおにぎり、それにきゅうりの浅漬け、男爵コロッケ、シンプルお味噌汁だ。

どれを取っても、何からたべようと心にそっと言葉を投げかけてくれるような、小さい頃の運動会のお弁当にも似た優しく活力をくれるようなそんな味わい。


ほのかな塩おむすびには、これ以上の塩気は勿体無いし、じゃがいものコロッケにも中濃ソースなんてかけないで!


それは美味だった。


今日の食日記

今日は味付けについて

コロッケを食べた時、考えてしまったことだ。

僕の家庭は、ブルドックソース(世に言う中濃ソース)が無かった。
厳密には、父の家庭は馴染みがあったそうだが、母の家庭での歴は無く、自然と天ぷらを食べるときなど、父の食卓にだけ並ぶようになったことが起源のようである。

特段不味いとも全く思わないソースの一つなのだが、かえってかけたいとなったことは無く、僕の舌の経験には蓄積されなかったものということなのだろう。

これは、中濃ソースを悪く言うわけではないが、あくまで持論の範疇だ。

あそこまで大胆に世界を変えてしまう中濃ソースが得意ではない。コロッケへの敬意があるのか?と、相棒のような出立の中濃ソースを非常に訝しく思っているのだ。


ちょっとかけたいそれだけなのに、ドバッと出るのはお構いなし。
時間が経てば衣に必要ないほど浸透してしまうではないか。

そうなってしまっては、残るじゃがいもコロッケはほんの少しのホクホク感と最後の余韻だけ。
これではコロッケは泣いていると思う。

これはコロッケ×中濃ソースに限った話ではない。

天ぷらに天つゆ漬けすぎ問題も然り、餃子のたれもお酢を優先してくれ!と真剣に訴えたい。


すると選ばれるのは、塩のみだ。
あいつは万能。

地球の誕生と共に神が与えた万物なのではないか、そう思える世界共通の”味”そのもの。

天ぷらだって、コロッケだって、一口目の力強い満足感。そしてその風味や味わいをきちんと伝えるアシスト力。


今は塩を探求したい時期。

ミネラルたっぷりのお塩も、藻塩も、出汁の効いた旨味塩も。
その広い世界に泳ぎ始めると、答えがないから美味しいが加速していくのだ。


ランチの食日記、いつもより美味しいに正直だったように思える。

ごちそうさまでした。



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