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「選択と集中」「ブランド化」がスモールビジネスの武器になる

企業の寿命より人間の寿命の方が長い現在、1社にすべてのリソースをささげるのはリスクです。定年まで勤めたくても難しい方が増えている時代です。

そんな人生100年時代の今こそ、会社の外でも複数の軸足を持つ「パラレルキャリア」は有効な生存戦略です。

一方で、パラレルキャリアで個人でビジネスをはじめるときに、軸足が多すぎると1つ1つがおろそかになるリスクがあります。

多数の武器があることで売上があがっているならよいのですが、たくさん事業の種はあるもののどれもパッとしない…という状態では、複数の軸足を持っている意味が薄くなってしまいます。

そこで、心がけてほしいのが「選択と集中」と「ブランド化」です。

個人が使える時間には限りがあります。

その、有限のリソースをどの事業に割くべきか吟味して有望なものを選択して、そこにリソースを集中させてください。

「あれもこれも」と趣味レベルの強みをたくさん持っているだけだと、いろいろやっているような気にはなれても、実は総アウトプットが少なくなってしまいます。

その中から、どれに注力するかを決めて、軌道に乗るまではしっかり時間を使うことが大切です。

「ポテンシャルはあるのに」で終わってしまわないためには、選択と集中が欠かせません。

また、複数のスモールビジネスを同時並行で走らせたい場合は、共通の「ブランド」にする工夫が有効です。

たとえば、イラストレーターとライターの二足の草鞋を履いて働きたいとき、別々に活動しているのはもったいないです。

2つの事業を束ねる屋号をつけたり、ペンネームを揃えて自分の名前で仕事がくるようにしたり、2つが分断されないようにしましょう。

書いた記事にオリジナルのイラストも挿入できます、などと相乗効果を生む仕掛けをつくるのもオススメです。

かつ、公式サイトとSNSのアカウントをつくり、それぞれどんな案件を担当したかや、2つのスキルにどんな相乗効果が生まれているかを、都度投稿した方がよいです。

「今はこんな仕事をお願いしているけれど、ほかにこんなこともできるんだ。何かあったら発注しようかな」
「この2つの事業ができるなら、それを掛け合わせてこんなことをお願いしたい」

などと、あなたの事業やスキルの全貌が見えることで、「頼める仕事のイメージ」が湧くように工夫しましょう。

2つ以上の事業、スキルを持っていることは、それぞれがプロとして活躍できるレベルなら、掛け合わせによる付加価値が生まれるので大きな強みです。

分断せず、「2つ以上の強みがあるブランド」という見せ方をすると、仕事の幅が広がるはずです。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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