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起業や独立をしたいなら、まず経営者・フリーランスの友達を増やすべし

パラレルキャリア研究所代表の慶野英里名です。月に数回、起業や独立をしたい方向けに講演活動をしています。

ご参加いただいているこれから起業を目指す方に、講演や書籍で情報収集をする以外にも是非やってほしいことがあります。

それは、経営者・フリーランスの友人知人をとにかく増やしてほしい!ということです。

当事者からの生の情報は、自分のプランを組み立てる上でとても役立つ材料になります。

たくさんの方の話を聞くと、共通するノウハウがあることに気づけます。

たとえば、経営者やフリーランスの友人からこんな話は数えきれないほど聞きました。

・会社はキャッシュが尽きたらアウト
・有名な自社サービスを持っている会社も、だいたい初期は受託で資金やノウハウを貯めている
・フリーランスになりたては前職から仕事をもらっている人が多いので、会社と喧嘩別れはしない方がいい
・独立すると売上は十分あっても、本っ当にローンが組めないしクレジットカードが作れない

起業した方なら「当たり前だよ」と思うことばかりですが、会社員だけやってきて周りに独立した方がいないと、全然知らないか知っていてもピンとこない方が多いのではないかと思います。

数字を扱わない部署の会社員だけやっていると、「黒字倒産」に当事者意識を持つチャンスもさしてないでしょう。

「こんな会社辞めてやる!」と不満を持ってやめて、言わなくていい捨て台詞を言って前職と縁が切れてしまった…なんて方もいるかもしれません。

そして、経営や個人事業主のことを知らず、やってみてはじめて「えっ、そうだったの?!」「もっと計画的にやればよかった」なんて後悔することになるです。

だから、具体的な行動を起こす前に、経営者・フリーランスの話を聞ける場をたくさん持つのがオススメです。

良いところは真似して、同じ轍は踏まないようにできるのです。

先輩の経験を知っていれば避けられること、効率的にできることはたくさんあるはずです。

たくさんの事例を知っておけば、「うまく行っている人/いっていない人の違い」「自分にも合いそうな働き方」のストックが増えていきます。

「Aさんは廉価版で上手に顧客を集めて、半数以上の顧客にハイエンド商品を契約してもらっていてうまいな。Bさんは、最初から高額発注を狙っていて苦しそうだな。」

「労働集約型でも、Cさんがやっているような高単価で売れて横展開しやすいモデルならうまくいきそうだ。」

なんて気づきが、自分で手を動かさなくても、人の話を聞くだけで増えていきます。

また、経営者・フリーランスから横のつながりで仕事を回してもらえることもあります。

多忙でサポートして欲しいとき、自社で対応できない案件をあなたならできそうなとき、声をかけてもらえる可能性があるので、顔は広い方がいいのです。

いきなり退職してみて「よく考えたらノウハウもない!ツテもない!」と慌てないために、在職中から未来の同業者とつながっておくと良いと思います。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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