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「○のないことはしない」を心がけるといいデザインができる

最近、心斎橋をうろちょろする。
ふと思い出すのはこの店のファサード。
好きな作品。
極私的屈指の名作と思っている。

人が多く店も多くの激戦の店舗群。
我が我がと商品だのチラシだのを
店頭に煩雑に散らかしたように出される一方で、
自分のテリトリーの中で、
なおかつ大きくめだつように設えたサイン。
機能を満たした上でシンプルでカッコいい。
こういう考えの店舗が増えればいいのに。

品があり、芸がある。

店舗デザインには鮮度がある。
リニューアルは仕方のないのかもしれない。
今はもうない。

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撮りためた写真のなからかひっぱり出してきた。

このデザインをみて思い起こすことは、
品のないことはしない。
芸のないことはしない。

デザインするときはそう心がけている。

なにもデザインに限ったことではなくて、
仕事にしろ、テキストにしろ、人との接し方にしろ、だ。

「品」は思いやりのようなものと思っている。
目配り、気配り、心配り

「芸」は修練した技で魅了するようなもの、かな。
法遵守や機能的なものを積み上げただけのものが面白くないのは
芸がないからと思っている。
芸って、みる人の心を動かしている。そのようなもの。

そうすると、結果的にデザイナーは
デザイナーとして求められたことができるようになると信じている。
やっぱ、餅は餅屋やな、みたいなw

では、講義を始めましょか。

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