消費者信頼感指数が6か月ぶり高水準2020.9.19
昨日のアメリカ市場は、3指数とも下落しました。特に下落が目立ったのがここのところ軟調なハイテク大手企業群です。素材セクターなどは、買われていました。昨日は、「クアドルプル・ウィッチング」にあたり値動きが激しい展開となりました。そんな中、ミシガン大学の消費者信頼感指数が6か月振りに高水準となり、先行き経済の明るいニュースとなりました。
ダウ平均 27,657.42 -244.56 -0.88%
S&P500種 3,319.47 -37.54 -1.12%
NASDAQ総合 10,793.28 -117.00 -1.07%
ミシガン大学消費者信頼感指数が6ヵ月ぶり高水準
8月のミシガン大学消費者信頼感指数は、
予想 75.0 結果 78.9
予想を大きく上回る結果となりました。
18日ミシガン大学が発表しました消費者信頼感指数によりますと、今後、1年間、景気悪化を見込むと回答した消費者の割合は16%と、2015年以来の低さでした。これは経済と労働環境の緩やかな回復傾向であると見ることが出来ます。
また11月の米大統領選を控え、トランプ大統領でも、バイデン候補でもどちらが大統領に選出されても、景気の先行きが明るいとみていることも示されました。
経常収支は、予想を大きく上回り赤字
米国4-6月の経常収支は、
予想 -1600.0億ドル 結果 -1705.0億ドルでした。
18日、米商務省は、4-6月の経常収支は、赤字額が前期比52.9%増の1705億4100万ドルと伝え、コロナショックにより、国外とのモノサービスなどの輸出の減少などが、輸入の減少などを上回ったことなどを伝えました。市場予想1579億ドルを大きく上回る結果となりました。
経常収支のチャート1995年~2020年
下記は、1995年~2020年までの経常収支のチャートです。
世界金融危機の2008年第3・四半期以来、約12年ぶりの大幅な赤字額となった。
米国追加の景気刺激策の行方は❓
米国政府による大型の景気刺激策は、金額のところで中々決着がつかず難航しています。
ここにきて、トランプ大統領が、民主党に歩み寄るカタチで見解を述べています。
「コロナ対策の追加経済対策についてもっと大きな数字が望ましい」と述べ、下院超党派グループから示された1兆5000億ドルの妥協案について「多くの部分について賛成だ」とホワイトハウスでの会見で語りました。
大統領選前に何としても追加景気刺激策法案を通過させたい意向があります。
しかし、これはホワイトハウスがこれまで支持していた1兆1000億ドルを大きく上回り、上院共和党が最近提案した6500億ドルよりもはるかに大規模ではあります。
一方で民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務が支持する2兆2000億ドルには依然として届いておりません。
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