パウエル経済回復に財政連携必要❕

お早うございます❕昨日のアメリカ市場は、３指数とも上昇しました。ＦＲBパウエル議長は、経済はまだ回復途中とし、「財政支援が必要である可能性が高い一段の措置を講じる」と表明しました。しばらく軟調であったハイテク企業に買いが入りました。

ダウ平均 27,288.18 + 140.48 +0.52%
S&P500種 3,315.57 + 34.51 +1.05%
NASDAQ総合 10,963.64 + 184.84 +1.71%

FRBパウエル議長「金融・財政連携」による経済回復

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は、下院金融サービス委員会の公聴会で証言し、コロナショックから、「著しく回復」していますが、今後の経済見通しは、「極めて不確実性が高い」ことを明言し、ＦＲＢは、必要に応じ一段の措置を講じると表明しました。

また、パウエル議長は、「金融政策と財政政策」がうまく連携すれば、回復はより速やかになる。」と追加の財政出動を訴えました。

また、ムニューシン財務長官は、経済が「堅調な小売売上高、住宅着工、中古住宅販売、製造業の伸び、企業活動の拡大に支えられ、第三四半期は、驚異的な成長が見込まれる」としなからも、「的を絞った」追加の財政支援が必要になると強調しました。「米政権は超党派同意による財政支援第4弾の準備がある」と強調しました。

財政出動早期に可能か❓❕

議会のスケジュールを考えいますと、？？ではあります。

９月中に２０２１年度会計（２０２０年１０月～２０２１年９月）を通過させる必要があるのです。予算が成立しなければ、再び政府機関の一部閉鎖に追い込まれます。当面の議会の優先事項は、来年度予算となります。１０月は、大統領選・連邦議会を控え休会します。そのため、早期の財政出動は厳しいと思われます。

また、パウエル氏は２３日に新型コロナに関する下院特別小委員会で、２４日に上院銀行委員会で証言を行います。ムニューシン氏も２４日、上院銀行委員会で証言します。

シカゴ連銀インフレ２％達しなくても利上げ

シカゴ連銀エバンス総裁は、公的通貨金融機関フォーラム（ＯＭＦＩＦ）の会議に出席し、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が導入した新たなフレームワークついて、インフレ目標の平均２％になり始める前に利上げを開始することはあり得ると語りました。財政政策による追加景気支援については「少なくとも5000億ドル程度の支援を想定して見通しを立てている」と発言しています。

ロムニー氏　ギンズバーグ後任を大統領選前に選出と発言

ロムニー米上院議員（共和党）は、ギンズバーグ最高判事後任承認採決を行うことに支持を表明しました。これにより、上院では、11月３日の大統領選前、もしくはその直後にもトランプ大統領が選んだ判事候補の承認採決を迅速に進める可能性が高くなりました。

大統領選にどのように影響してくるのか、楽しみです。

中古住宅販売件数は、６００万件❕

全米リアルター協会（ＮＡＲ）の８月の米中古住宅販売戸数（季節調整済み）が年率換算で前月比２．４％増の６００万件でした。

２００６年１２月以来、約１４年ぶりの高水準に達しました。

市場予想と一致しました。

住宅市場は、経済全体を上回るスピードで堅調に伸びています。

ただ住宅価格が、過去最高値水準にあるため、初めての住宅購入者にとって障壁になる可能性があるとして警戒を高めています。

米国ラルフローレン１５％の人員削減❕

米高級アパレルメーカーのラルフローレンが、約１５％の人員削減に踏み切ることが明らかになりました。同メーカーは、2017年度にも、ファストファッションの台頭により大型のリストラをしたばかりです。

株価は、５．４４％の上昇です。

日経平均株価は？

日経平均先物の値は、大証比　▲335円　22,885円

本日の日経平均は、下落で始まる可能性が高いです。

昨日のダウは、ＦＲＢ議長発言などを受け上昇しましたが、ヨーローッパ市場では、再び感染者など増えロックダウンする国が相次いで下落しています。

また一昨日米国で報道されました、国際調査報道ジャーナリスト連合（ICIJ）による米国政府の内部文書には、ゆうちょをはじめ、マネーロンダリング（資金洗浄）に関与していた可能性を指摘した内容がありました。

金融は、売られるでしょう。また、まだ、経済回復には時間がかかるとの見方が強く、景気敏感株など中心に売られる傾向でしょう。ハイテク株は持ち直す可能性が高いです。
予想レンジ　22,800円ー23,200円

今日も涼しいですね。良い一日になりますように❕