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あなたはあなたのままでいい

保育士なりたてのヒヨッコだった
ばかりの頃

東京からすごい先生が来るとのことで
自分の母親ぐらいの年齢の先輩保育士さん
に誘われて、保育の自主勉強会に参加を
していた。

そのすごい先生が教えてくれたことで
今でも印象に残っている言葉がある。

「親御さんは変えようとしないでください。
子どもが変われば、親は変わります」

そして、その先生は
子どもの意欲を育てなさい
と言っていた。そして、
保育園で精一杯の愛情を
その子に与えなさいと。

ヒヨッコだったわたしはこの言葉に
大変感銘を受け、保育士として
目の前の子どもたちの為に頑張ろうと
仕事に燃えていた。

この先生が教えてくれたことを
実践し、目の前の子どもを大切に
自分ができる精一杯の愛情と
意欲を育てることで子どもたちの様子が
変わり、実際親御さんの様子も変わった。

保育士の仕事って凄いなと思う。

わたしの場合、保育士に熱を入れ過ぎたことで
我が子を見ていない自分に気づいてしまい
自己不一致を起こしてしまった。
だから公務員保育士を退職したと
いうのもある。

それに気づいたのは長男が1歳の頃
だった。仕事が終わり、実家に
預けていた長男とお風呂に入っていた時に
保育園で担当していた物凄く
手がかかる子のことを無意識に考えていた。

はっとした。

わたし、我が子見ていない・・

それは本当は自分の子を見たい気持ちに
気づいた瞬間だった。

いつも書きたい話が脱線するのだが

今障がいのお子さんの通う施設の
保育士に戻って改めて
その言葉を噛みしめている。

そして、前職の子育て相談を
通してわかったことは
子どもも親も変えようとしなくて
もいいということ。

いちばん大切なのは
自分がどう見ているのか
自分の視点をどこに向けるのかが
大事だと思っている。

問題だと見ていれば問題のまま。
それを問題と捉えず
視点を変えてみること。

相手を変えるんじゃない。
どこに目を向けるかが大事なんだと。

問題と捉えてしまうのは
自分の中の物差しが反応している
だけのこと。

物差しは自分の中のジャッジともいう。
そこに感情がプラスされて
ひとを見てしまうことがある。

感情は味わい深いものなのだが
物事を複雑化させてしまうことがある。

感情も抜いて
物事をありのままに見ることができれば
すべてはシンプルでニュートラル
なんだと思う。

だから、あなたはあなたのままでいい。


現役保育士の他にこんなお仕事もしていますhttps://note.com/keikosunfamily/n/n90d42ff7f80c



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