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子育てをしていると苦しい気持ちが湧いてきます。どうしたらいいですか?

わたしは子育て相談を受けている時
人間の喜怒哀楽の感情について話をすることがよくあった。

子育てをしていても、しなくても人生がしんどいときはあるが
わたしはこの話を知ったときに自分に湧いてくる感情を許すことができた。
なので、感情で苦しんでいるお母さんたちにこの話をしていた。

ひとになぜ喜怒哀楽という感情があるのかという話を。

言葉にしてしまえば簡単なことなのだが

喜びを体験しなければ、哀しみを知ることができない。
怒りを知らなければ、楽しみを知ることができない。

これ、みんな知っているひとも多いと思うが、悩みの渦中にいるとこの話を思い出すことができない。悩みってそういうもの。
または、そんなことを考えないで生きてきたひともいる。
わたしが話をさせてもらったお母さんたちはみんなびっくりして聞き入ってくれていたので、初めての視点方ばかりだったと思う。

しあわせも同じで
しあわせではないと思っていることがあるからこそ、しあわせを感じることができる。ここでいうしあわせは、人の不幸を知って優越感に浸るとは違うもの。

喜怒哀楽もしあわせも全部同じ。
これはコインの裏と表とも表現されることもある。

必ず、表には裏があるもの。
表裏一体なんだ。

我が子につらい体験をさせたくないとか、我が子に嫌な思いをさせたくないと願うのは当たり前の親心。
だから保育園や学校でお友達に嫌なことをされたと知って、子どもを守りたくて、どうしたらいいか悩むお母さんも多い。
かつてのわたしもそうだった。

でも、子どもだって同じこと。
悔しい気持ちは次に生かせることがある。
自分が嫌だなと思ったことがあるからこそ、人には優しくできる力が育つ。

人間やってて
感情ってめんどくさいなって思うけど、標準装備で感情が設置されているのだから仕方がない。でも、うれしい気持ちはたくさん感じたいものだよね。

ネガティブな感情はみんな嫌うけど、それもあなたの一部だよ。
だから嫌わなくてもいい。

じゃあ、嫌いな感情を好きになればいいの?っていうのも
ちょっと違う。

ネガティブな感情はイメージの中で抱きしめてあげる。
あなたはこれが嫌いなんだねって
これが嫌だったんだね
苦しかったね
いままで放っておいてごめんねって
ギューッと。
きらい、きらい、きらいって感情をギューッと抱きしめる。
それはまるで幼子の自分を抱きしめるかのように。

すると不思議と浄化される瞬間がやってくる。

これが感情を感じ切るということ。

感情は感じ切ると終わる。

重たい感情は何度もやってくることがある。
そんなときも感情を抱きしめてあげてみて。

それはあなたの一部だから。

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