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世界を旅するキッチン:アルゼンチン料理

今日は母の日、花業界は年に一度の掻き入れどきですね。さて今週の世界を旅するキッチンでは、久しぶりに南米に渡ってアルゼンチン料理に挑戦してみました🇦🇷。

アルゼンチンといえば、メッシにマラドーナのサッカー王国、タンゴなどの音楽、そして大草原パンパで育った牛肉のイメージでしょうか。日本から最も遠い国の一つで、縁が少ないかもしれません。個人的には「母をたずねて三千里」のマルコの世界を思い浮かべます。

スペイン領時代が長く、でも地理的にブラジルのようにプランテーションが発達しなかったため、奴隷として渡ったアフリカ系黒人が少なく、白人とインディアンとの混血メスティーソが大半だそう。確かにアルゼンチンのサッカー選手も白人系ですね。

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アルゼンチン料理といえば牛肉。世界最大級の牛肉生産・消費国で、一人あたり消費量は日本人の8.5倍だそうですが、草原地帯パンパに暮らすガウチョ(カウボーイ)の豪快な焼肉料理のアサードが代表的。
欧州から連れてきた家畜の牛がパンパで野生化して大量繁殖して一大産業になったそう。最近のSDGs・代替肉の時代に果たしてどんな気持ちでしょうかね。

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またイタリア移民が多く、パスタやニョッキ、カツレツなどイタリア料理がポピュラーだそうで、ご存知チリと並ぶ南米のワイン大国でもありますね。
今回は、母の日ランチということでアサード(牛肉のBBQ)をメインに、エンパナーダ(挽肉の南米餃子/ミートパイ)、マタンブレ(詰め物入り牛肉巻き)、サルサ・クリオージャとニョッキを作ってみました。本当に牛肉尽くし笑。アルゼンチンの肉料理には、チミチュリソース(酢と塩・ハーブにスパイスを使った酸味のあるソース)が欠かせないそうで作ってみましたが、酸味と塩味が肉の旨みを引き立てて絶品!

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アルゼンチンは未訪なのですが、死ぬまでに行ってみたい場所が南緯40度以南のパタゴニアにある世界自然遺産、ロス・グラシアレス国立公園と(チリ側に面した)トレス・デル・パイネ国立公園。
ご覧の美しい湖とパイネ・グランデ山脈の荒々しい風景、そして南米地図に拡がる広大なペリト・モレノ氷河は、成長と崩壊を繰り返し、地球温暖化でも大きさをほぼ変えていない「生きた氷河」だそうで、この地球の奇跡を感じる場所にいつか訪れてみたい。

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