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子どもに多い事故と怪我

小さい子どもは常に危険と隣り合わせ。子育てはいつも、ハラハラドキドキの連続では?
では、どんな所に気をつければいいのでしょう?
子どもに多い、事故と怪我、その原因と予防法についてお伝えします


誤飲・窒息


子どもに多い事故で代表的なものといえば、誤飲です。
子どもは生後6ヶ月になると、なんでも口に入れるようになります。それは、成長する上で欠かせない発達です。しかし、食道はまだまだ細く、誤飲・窒息の可能性が高くなってしまいます。

誤飲の原因で特に多い原因をお伝えいたしましょう。
0歳児ではお菓子の包み紙や袋、1歳児ではタバコの誤飲が多くなっています。また、ビー玉、スーパーボールはもちろんですが、トマト・イチゴなどでもそのまま飲み込んでしまい窒息に至るケースがあります。


誤飲すると特に危険性の高いもの


ここで、誤飲すると危険性の高いものを紹介しましょう。
ボタン電池・電池

 

食道に止まってしまうと大変危険です。すぐに食道の粘膜がただれはじめ、大動脈まで穴が空いてしまうこともあります。

灯油


胃から逆流すると灯油の蒸気が気管に入りひどい肺炎になります。キャンドルオイルも同じ理由から肺炎になります。


誤飲してしまった時の対処法


誤飲してしまったものによれば、絶対に吐かせてはいけないもの、牛乳または、水を飲ませた方が良いもの。何かを飲ませることで、症状を悪化させる恐れがあるものがあります。確認しましょう。
<絶対に吐かせてはいけないもの>


・石油製品(灯油・マニキュア・除光液など・アロマキャンドルなど)気管に入ると肺炎を起こします。
・「酸性」または「アルカリ性」と書かれている製品(漂白剤・トイレ用洗浄剤など)食堂から胃にかけての損傷をよりひどくしてしまいます。
・防虫剤の樟脳、なめくじ駆除剤などけいれんを起こす可能性があります。

<牛乳または水を飲ませた方が良いもの>


・「酸性」または「アルカリ性」と書かれている製品(漂白剤・トイレ用洗剤など)
・界面活性剤を含んでいる製品(洗濯用洗剤・台所用洗剤・シャンプー・石鹸など)
・石灰乾燥剤・除湿剤など

<飲ませることで状況を悪化させる恐れがあるもの>


・石油製品(灯油・マニキュア・除光液など・アロマキャンドルなど)牛乳・水、両方とも不可です。水分を飲ませると吐きやすくなり、吐いたものが気管に入ると肺炎を起こします。また、牛乳の場合は、牛乳に含まれる脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなります。
・タバコ・タバコの吸殻 牛乳・水、両方とも不可です。タバコの葉からニコチンが水分に溶け出し、体内に吸収されやすくなります。
・防虫剤(ナフタリン・樟脳)牛乳は不可です。牛乳に含まれている脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなります。

誤飲を無くすために


お子様の誤飲に対する対策は、何よりも危険なものを身近に置かないこと。
そして、おもちゃは年齢に応じたものを利用し、食事は小さく切ってから与えましょう。

それでも、ご兄弟がいるご家庭では難しいのも事実。
少し目を離した間に、口に入れている!と言うことも少なくないはずです。

そういうご家庭はベビーサークルなどで「安全地帯」を作ることも一つの対策です。

ご家庭の状況はそれぞれですが、安全な子育ての参考になればと思います。
次回も、お子様に多い事故と原因についてお伝えいたしす。



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