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SEE Learningを日々の教育実践に

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わたしが幸せであること、あなたが幸せであること、みんなが幸せであること。SEE Learningによって、こんな世界が立ち現れてくるという体験を、ことばにしていきます。
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セルフ・コンパッションの実践

セルフ・コンパッションの実践

学びの源泉2019年3月に、静岡大学名誉教授の藤井史朗先生と、とある機会にお話をしたことがある。その時に、藤井先生から言われた
「あなたはストレスの宝庫」という言葉の意味を、あらためて実感できる出来事があった。

わたしには、70代になっても教育現場と関わりのある父親がいる。
父親が活躍をしていた時代とは、もう20年も30年も時間が経っているのに

わたしには、とても無理なことが要求される。

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弱音が吐ける場づくり

弱音が吐ける場づくり

職場での気づき先日行われたミーティングでは、とても素敵なことが起きていた。

わたしの所属しているチームは、わたし以外みな大ベテランで50代の先生がほとんど。わたしはこれでも一番若いのだ。

これからのオンライン研修をどのようにしていくかを話し合っていたときに、ある先生は、

「オンラインの画面からだと、正直なんにも伝わってこないんだよね。リアルの対面だったら、伝わってくるんだけど、画面ではさっぱ

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本来の姿を、守ろうとする思い

本来の姿を、守ろうとする思い

SEE Learningを必要としている子どもたちとは

たとえば

今過ごしている小学校はとても穏やかで温かい雰囲気で
先生も周りの友達も、Aさんがありのままに発言することを個性だと認めている場合。

Aさんのように、感じたままに、思ったままに身体や心がうごいてことばが発せられることを、「心配」だと思うのは、
この先にこんなことが起きるのではないかと懸念している大人たちだろう。

わたしは教室の

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机上のスペース

机上のスペース

職場での気づき

机の上が片付いていて、スペースが空いている状態のとき、わたしは余裕を感じることができる。
反対に、机の上に書類がどさっと置かれていると、一瞬時が止まる。

わたしの職場では、事務用の机が他の先生と横並びになっているので、ときどき隣の先生の書類が私の机の上にのっていることがある。

昨日は、そういったことが2回ほど続いた。

言葉では、「いいです、いいです、使ってください。」という

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「溜息」の文脈を理解する

「溜息」の文脈を理解する

朝の目覚め~出勤

ここのところ、特に9月に入ってからは、仕事から帰って来た後でもエネルギーが途切れず、そこからさらに創作活動にはいることができている。
眠くなったら、ぬるめのお湯につかり、じぶんでボディワークをする。 
すると、次の日の朝にはだいたい5時代には目が覚める。

目が覚めたときには、うつぶせになって股関節をストレッチする。
こわばった身体にゆっくりと呼吸を送りこみ、起き上がる。

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はじめまして。

2022年秋。

わたしは今、これから歩んでいく教育実践の記録を残したいと思い、このnoteをはじめています。

わたしが今とても注目しているのが、SEE Learning。

日本語では、「社会的・情動的・倫理的知性の学び」と訳されています。

SEE Learningの特徴の一つとして、「自分の身体で感じて、振り返って、修得すること」があげられます。受け取る知識を自分で試し、感じ、振り返ること

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