1章出生後①「期待外れの女子」

静岡の増田家の次女として、
11月5日の夜中、この世に
生を受けた。

父母、祖父母、曾祖母と
姉と妹の8人大家族の我が家。

昔の考え方が古く残る家で、
「長男の家には跡取り息子を‼」と言う
両親の望みとは正反対に、

生まれた私は「また女の子！」。
きっと父母は私の誕生に、
嬉しさ半分、ガックリと
2人目、また女子の誕生で
落胆しただろう。

「ごめんね、女の子で…。」
それでも私は元気に
五体満足でこの世に
ありがたい命を、
父と母から授かった。

(父の両親の）祖父祖母と、
(祖父の母である)曾祖母と
一緒に暮らし、
私はすくすく育った。

一緒に良く遊んでくれる、
2人のおばあちゃん、
面白いおじいちゃんが、
とても大好きだった。

オカッパ頭

母が3姉妹のヘアカットをし、
おかっぱ頭のパッツン前髪、
自分好みでない
イケてないヘアスタイルの3姉妹。

いつもダサい髪型にする母に
不平不満があっても
我慢して言えないでいたのを
今でも覚えている。

幼少期にスカートを履くのは
股がスースーするのが
好きじゃなかった私。

姉と妹がタッグを組んで
2:1の喧嘩になっても負けたくない、
「泣いたら負け‼」と悔しくても
出来るだけ泣かない私が形成された。

水泳やバスケットボールを
小学生でやり始めて、
カラダを動かすのが大好きで
友達と良く”ゴム飛び”したのが
イイ思い出だなぁ。

ゴム飛び

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