マガジンのカバー画像

名画座のある暮らし

28
映画は好きだけど「映画好き」と言えるほどでも、ましてや「映画通」でもない書籍ライターが、とあるきっかけで名画座通いをはじめ継続。シロート目線での素朴な発見や感動を綴る。
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

「したたかさ」「しなやかさ」は自衛本能

「したたかさ」「しなやかさ」は自衛本能

2022.07.14㈭曇りときどき雨 @ギンレイホール
掲載は観賞順。

エルプラネタ母娘ともに才能あふれる度 ★★★★★

「全編モノクロ……、ああ、そうえいば、そうだったね」
と忘れるくらい色彩が鮮やかに、、、いや色彩を忘れて思い出される。
何かが麻痺させられたってこと?
作品内の母娘の生きざまに痺れたせいかしら。

娘役の彼女アマリア・ウルマンは、新進気鋭のアーティストだそう。
これが映画デ

もっとみる
笑って観るか、怒って(悲しんで)観るか

笑って観るか、怒って(悲しんで)観るか

2022.07.07
@ギンレイホール(東京飯田橋)

スイングステート 選挙の裏側を楽しむ度 ★★★★★

最後のどんでん返しがあって、楽しめます!

ダークウォーターズ人の作る「闇」と、屈しない「光」を感じる度 ★★★★★

予告編を観て、正直、「またやるせない現実をみるのね、、、」とちょっと気が重かったのですが、そんなやるせなさにひるまない「光」の存在に勇気と希望をもらいました。
観てよかっ

もっとみる
だれにとっての「夢」なのか

だれにとっての「夢」なのか

2022/06/17㈮ 晴れ@ギンレイホール

ドリームプラン父のコーチング力に目をみはる度 ★★★★★

テニス界のレジェンド、ビーナス&セレナ・ウィリアムズ姉妹のデビューまでの道のりも伝説そのもの。
そして、その父リチャード(と母)が自ら娘たちに施すコーチングぶりもまたレジェンドだったのね!と知った作品。

アメリカでテニスプレイヤーだから、てっきりハイクラスな家庭出身で、初めからプロのコーチ

もっとみる
「スッキリ」とばかりは、いかないのがリアルよね。

「スッキリ」とばかりは、いかないのがリアルよね。

2022.6.7㈫ 曇りのち雨
@ギンレイホール

RIDERS OF JUSTICE「デンマーク映画、スゲーな」度 ★★★★★

ギンレイホール・セレクト映画で、銀幕でお会いするのは2度目の「北欧の至宝」マッツ・ミケルセン主演。

前回はこちら。

言われなかったら、「誰?」とわからなかったよ。役柄とか風貌が違い過ぎて。役者さんってすごい。

リベンジもののアクション映画の態ですが、スッキリ落ち

もっとみる