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【アメリカ】小1の英語の学び方②

前回のつづきです。

【アメリカ】小1の英語の学び方②


短い本をたくさん読ませる

小さくてうすい本がたくさん学校から貸し出されます。

読んでは返し、読んでは返しを くり返します。

一冊の本に、同じ単語が何度も出てきます。

はじめて新しい単語に出会った時にわからなかったら、フォニックスで少しづつ分解して発音してみるように言います。

絵もヒントになります。

それでもわからなかったら、親が教えます。

その後、ページをめくっていくと、何度も同じ単語が出てきます。

ですから、二回目に出会った時は自分で読めます。

息子が貸し出された本は、

Heinemannの本

https://www.heinemann.com/shop/professional%20books

Rigby PM Collectionの本

https://stepstoliteracy.com/collections/rigby

などですが、これらは、先生専用のサイトから買うようです。

手軽で日本のアマゾンから買えるものを紹介します。

https://amzn.to/3rbqpvQ

このような感じの小さくて薄い本です。

短いので、苦痛なく、飽きることなく すぐ読み終わります。

それが子供の自信になって、もっと読みたいという気持ちにさせます。

単語を拍手しながら言う

単語がいくつのサウンドで作られているか、手をたたきながら発音します。

2-Phoneme Wordsだったら、その単語を発音しながら2回手を叩きます。

3-Phoneme Wordsだったら、その単語を発音しながら3回手を叩きます。

Phonemeというのは、音素(ある言語における音声上の最小の単位)です。

もしくは、Sound boxes を作って、そこにレゴブロックなどを置くのでも良いです。

Sound boxes の作り方は簡単です。

紙に下の図のような四角のボックスを書くだけです。

2-Phoneme Wordsだったら、四角を2つ書いたBoxに発音しながら2こブロックを置きます。

ブロックでなくても、ボタンでも、おはじきでも何でも良いです。

小さいお菓子をおいて、正解したら食べるというのも子供は喜びそうですね。

3-Phoneme Wordsだったら、四角を3つ書いたBoxに発音しながら3こブロックを置きます。

先生にワードボックスのシートをもらったので、両方やってみましたが、拍手する方が簡単です。

英語は、文字数ではなく、音の数で数えるということが学べるので、子供に英語を学ばせるには絶対必用です。

2-Phoneme Words

add,bay,day,each,key,odd,tea,am,bee,die,eat,lie,pay,tie,ash,buy,doe,hay,may,pea,two

at,bow,dew,he,oak,say,up,aim,boy,egg,hi,oat,see,zoo,ape,boo,Ed,jay,knee,so,ace,chew

fir,if,new,she,ate,off,go,in,out,shoe

など


3-Phoneme Words

and,bean,dad,face,ham,cat,loose,net,read,ant,big,date,fin,hit,cave,mad,night,rip

bad,bike,dig,fit,home,Kim,mat,nut,road,beg,boat,dog,fed,hot,kiss,moth,path,sail

bat,book,dime,foot,jack,cop,maid,peach,sun,bed,bug,elk,geese,job,cone,meet,peep,

sheep,bake,chick,fan,glue,jail,cup,pig,pot,teeth,beach,chin,feet,gum,cap,lake,pail,thin

など

四ページの作文をたくさん書かせる

アメリカでは、まだ単語のスペルを覚えていないうちから、どんどん文章を書かせます。

上半分が絵を書くスペース、下半分は字を書くスペースになっているコピー用紙をたくさんもらって、4ページで終える作文をたくさん書きます。

息子は、スペルを私に聞いてくるので、教えていましたが、先生から、親がスペルを教えないでと言われました。

自分で書かせるように言われます。

先生は、本人が書きたかったスペルが合っていなくても読めるし、正しいスペルで書くことが大切な時期ではないとのことです。

上の子達のように、学年が上がっていくと、毎日スペリングのテストをしますが、今の時期は間違ったスペルでも良いそうです。

書き方ですが、まず、字を書く前に、絵を書きます。

その後、その絵にラベリングします。線を引いて、それが何を表した絵なのか名前を書きます。

この人は誰か?この建物は何か?この車は誰のものか?など、自分が書いた絵にラベルをつけます。

そして、最後に文章を書いていきます。

書く内容は、All about 系と、How to系、と自分の体験したことなどです。

All about 系

All about ◯◯. など、たとえば、

All about winter. だったら、冬について知っていることをすべて書きます。

All about bascketball だったら、バスケットボールについて知っていることをすべて書きます。

先生が全員にコレについて書きなさいというのではなく、自分が書きたいテーマで書きます。

How to系

How to make〇〇.

How to play〇〇. などです。

たとえば、How to build a snowman. のタイトルで書こうと思ったら、どうやってスノーマンを作るかを書きます。

これも先生が、クラス全員にコレについて書きなさいと言うことはなく、自分の書きたいことを自分で選んで書きます。

自分の体験したこと

自分の体験したことだったら、課題は、冬休みにやったことだったり、食べたものだったり、遊んだことだったり、いろいろです。

自分の書いた作文を、先生や友達と読み合います。

そして質問や感想を言い合ったりします。

まとめ

2回に渡って、アメリカの小1の英語の学び方について、書きました。

アルファベットのライティング練習、フォニックスを学ぶ、Rhyming Words を学ぶ

Blends and Digraphs  を学ぶ、Snap word を覚える、短い本をたくさん読ませる

単語を拍手しながら言う、四ページの作文をたくさん書かせることで英語の良き書きができるようになっていきます。

子供に英語を学ばせたい人の参考になれば幸いです。



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