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Wonder Learningで行こう!元アップルジャパン社長前刀さんのお話を聞いて、改めて五感の大切さを思う

理事を務めるキャリア教育系NPO法人JSBNで、元アップルジャパン社長の前刀禎明(さきとうよしあき)さんをお招きしてセミナーを開催しました。

 ※前刀さんのプロフィールはこちら

さすが、「iPodの仕掛人」とも言われ、めざましテレビのレギュラーコメンテーターとしてもご活躍されていたこともあり、2時間の間ずっと刺激的でワクワクするステキなお話を聞かせて頂きました。
その中でも、日ごろ私が考えていることと通ずるなー、コーチングやポジティブ心理学とも繋がるなー、と感じたことをピックアップして備忘録としてメモしておきたいと思います。

 ※以下それぞれ、区切り線の上が前刀さんのお話、下が私の感想

好奇心の重要性

今も昔も変わらず求められる人材は、自律型で、自ら課題を見つけて動ける人。考えるのにずっと時間を費やして動けずに現状に甘んじるか、自分の可能性を信じて飛び込むか。
ディズニーも、「自分たちは好奇心旺盛だから常に新しいことをやり続けているだけだ!」と言っていた。
自分の心が喜ぶ生き方をしたら、色んなことに好奇心が向いて新しいことをやりたくなっていく。

発散思考が重要。専門領域ばかり深めるのではなくいろんなことに好奇心を膨らませる。それを時々ぐっとまとめる収束思考をする。Sense of Wonder : 自分で意識していないところでピッとくっつく時がある。
経営課題も視点を変えると別なものが見えてくる。


「好奇心」はコーチングでも最も重要な資質のうちの一つで、コーチの場合は全ての「人」に対して「どんな素晴らしい宝を持っているか、どんな願いがあるか、どんなおそれがあるか・・・」という好奇心を持つのですが、人生を彩り豊かに輝かせていくという意味では、人だけではなくモノ・コト・組織・学問・社会・科学・・・いろんなことに好奇心を持っていくことが重要だと改めて感じました。

五感で感じる

自分が体験し、自分が感じ、自分の言葉で表現することが重要。五感で感じたことを自発的に表現できるようになる。
喜びを感じ、人生を豊かに生きていく。素直な感性。
森に行って五感を使って感じるワークをやったりもしている。


コーチングでは、敢えて思考を止めて感じるために、体を使うワークなんかもやったりします。ポジティブ心理学でも、左脳優位の状態だと生存本能が強くなって視野が狭まりネガティブ思想になる傾向があるので、右脳を使って感覚・感情・直感を意識的に使うことを推奨していたりします。

最近では森のリトリートなど、都会から離れた自然の中で経営者達が内省を深め相互理解・相互信頼を深めるセッションなども増えて来ており、経営においても合理性だけではなく五感を使うことの重要性が益々高まってきています。

正しい答えを求めない!(無い!)

正解を求めない。答えは一つではない。
元々そうだが、複雑で変化の激しい今の時代、更に「正しい答え」は無くなっている。そう考えれば、正しい・間違っているは無いので、人前で話すことも怖くないはず。みんなが自分の考えを発信していこう!

ー大切なキーワードー
  「情報を探し過ぎない」
  「人の話を聴きすぎない

  「自分の考えに自身を持つ」


コーチングをしていてもキャリア教育でも、特に日本人は真面目だからか、「正しい答えを探そうとしてしまう」ことで自分を苦しめている人を沢山見ます。こんな風に書いている私自身も、色んな選択肢がある時に何が正解か、どうすれば正しいか、誰かに教えてもらいたくなることも沢山あります。
でも、論理的・合理的に導き出せる正解というのはどんどん少なくなってきていて、人の心や感情・感性が関わる問題であればなおさら、どうすれば正解というのは無いんですね。いかに自分が突き詰めて考えて感じて発信してフィードバックをもらって、選んだ答えを「正しくしていくか。」それが重要だということを改めて痛感しました。
最後の3つのキーワードは私が苦手とする部分です。どうしたら人を説得して動かせるか自分に自信が無くて、沢山の情報を検索したり本を読んだり、人に相談しすぎたり。
ある程度の情報収集や壁打ちは勿論大切だけれど、そこから先は自分の考えとpassionなんですね。

今の自分に満足しない

ディズニーランドはnever be completed。創造力がある限り変化し続ける。
人間も一緒。誰しも無限の可能性があって成長し続けることができる!!


私が好きな考え方の一つに、「ありのまま」「自然体」「背伸びしない」という感覚があります。
一方で、自然体でいることと、そこで留まってしまって変化・成長を止めてしまうこととはまた話が違うなー、と気付かされました。
コーチングでも重視しているのは「本質的な変化」であり、システムコーチング(組織・関係性のコーチング)でも目指しているのは「エッジを越える(≒変化していく)」こと。

Life Purposeというのも、何か到達点・ゴールがあるということではなく、常にどうありたいかという「Being」を表すもの。
そう考えると、ありのまま・自然体のBeingで自分らしく変化・成長し続けて可能性を広げていくことが一人ひとりのLife Purposeなのかなー、なんて思いました。

まとまりない備忘録的なメモですが、前刀さんのお話は本当に素敵で、これからもJSBNとして協業していけたらと思っていますので、これを読んでくださった方がご興味持ってくださったら、今後のイベントやワークショップなどにご参加頂ければ嬉しいです!




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