ファスティングで心も体もスッキリ~コーチングの視点から感じるデトックス~
ちょっと時間が経ってしまいましたが、10月の初旬に夫と一緒にファスティングをしました。
ファスティングは数年前から興味はあって、いつかやってみたいと思っていたのですが、妊活・産後授乳中はできないので、落ち着いてから・・・と思っていました。
そんな中、第二子出産後卒乳して数か月経ったタイミングで、昔からの知人でファスティングマイスターの資格を取った方が10月に次のプログラムをやる!とFacebookで告知していたので、是非!とご依頼した次第でした。
ただのファスティングの体験記だけでも興味・関心のある方には多少お役に立てるかもしれませんが、せっかくなので、コーチング・ポジティブ心理学の観点から感じたことも含めて、ファスティングについて感じたことを書いてみようと思います。
ファスティングとは
ファスティングは直訳すると「断食」ですが、1日のうち1~2食抜く簡単なものから、数日間固形物を食べないやり方まで様々なものがあります。
近年では健康促進、ダイエット、エイジングケア、美容などの目的で行われるファスティングにも注目が集まってきており、最近特にコロナ禍・在宅勤務の影響もあってか周囲でも始めている人が増えてきているように感じます。
ただ単に体重を減らすダイエットということだけでなく、消化器官を休めて体を整えるとか、流行りの“腸活”的な効果もありますし、体の中に溜まった不要な毒素を排出するデトックス効果も期待できると言われています。
個人的にはマイスターの方から「腸の大型連休」とか、「産まれてから今までずっと使い続けていた換気扇(=腸)を大掃除するようなもの」という比喩でご説明頂いて、なるほどなー、と腹落ちした次第です。
今回のファスティングプログラム
◆プログラム内容
今回私達夫婦が参加したファスティングは、丸5日間が断食(酵素ドリンクのみ飲んで、固形物は食べない)で、前後の準備期間と回復期を合わせて12日間のプログラムでした。
ファスティングの中には、水しか飲まない完全断食もあるようですが、私達がやったものは「ミネラルファスティング」というもので、酵素ドリンクやサプリメントなどで最低限必要なカロリーや栄養素は採ることで、筋肉が落ちたり空腹を感じることなく安全にできる、というものでした。
やる前は正直「固形物を食べないのに空腹感じないなんて嘘でしょー。」と半信半疑でしたが、実際にやってみると、酵素ドリンクのおかげでほとんど空腹を感じることはなく、苦しい思いをすることなくやり遂げることができました。
◆頼もしいファスティングマイスターの存在
上記「ファスティングとは」に記載した通り、ファスティングには単に体重を減らすだけではなく色んな効果を期待できますが、ファスティングマイスターにきちんとついてもらって、酵素やサプリも含めた食事の計画をきちんと立ててもらうと、筋肉を減らすことなく上手に脂肪を燃やしてデトックスするサポートをしてもらえます。
私達は古くから勉強会友達だった臼井規恵さんについて頂いたのですが、今体の中で起こっていること、こういうホルモンが出ているので今脂肪が燃えやすいですよ、とか、普段と違うこういう体の反応が出ますが心配ないですよ、とか丁寧に教えてくださるので、安心できてモチベーションにも繋がりました。
※規恵さんのブログはこちら
https://ameblo.jp/kiefasting/
準備期間や回復期の食事についても、ガイドラインに書いてあることだけでなく、調味料やおかずの選び方など疑問に思うことがあって質問するとすぐに答えて頂きましたし、ファスティング期間のみでなく今後中長期的に参考になるような情報を沢山もらえました。
◆成果
気になる成果ですが、私は10日間で-2.5kgのダイエットに成功し、5年前の長男出産前後の体重に戻りました!(夫は-4kg!)2週間経った今もリバウンドはしていないのですし、食事や運動への意識が高まっているので、とても健やかに毎日を過ごせている感覚があります。
コーチング・ポジティブ心理学の観点から
冒頭に書いた、“コーチング・ポジティブ心理学の観点から”ファスティング体験を考察してみて思うことを書き出してみます。
◆自分の体と心に自覚的になる(=右脳が呼び覚まされる)
ファスティング期間中は、消化にかかるエネルギーが使われないので、集中力が高まるとも言われています。
また、先ほど書いた通りファスティングマイスターから、今体の中で起こっている変化をご説明頂いたりする中で、「今腸がキレイになっているところかな・・・」とか「今脂肪が燃えているかも・・・」なんて考えたりするので、すごく自分の体に意識が向いて変化に自覚的になります。
以前「PQ(ポジティブ・インテリジェンス):体を筋トレで鍛えるように、脳も筋トレするメンタルフィットネスをしたら、実際に幸福度が上がった話」でも書いたのですが、現代人は普段はどうしても左脳でものごとを考えがちになりますが、体の感覚に目を向けたり自分の心の動きに自覚的になると、右脳の神経回路が強まって、ポジティブな心の働きが活性化する→結果としてパフォーマンスの高まりに繋がることが期待できます。
ファスティングをすることで、ダイエットやデトックスだけでなくパフォーマンスを高めるという副次的な(でもとっても重要な)効果もあるのではないかと思いました。
◆心理的な傾向がファスティングの効果にも影響を与える
マイスターの方が言っていて一つ興味深かったのが、例えば大好きな甘いものを食べる時に、「これ食べたら太るだろうなー、、、」と思いながら食べちゃダメ!ということ。「太るだろうなー、、、」と考えると脳がそのイメージをしてしまうので、実際に体もその方向に近づいていってしまう、ということです。
コーチングやポジティブ心理学のベースもそうで、先ずは「なりたい自分」「こうありたい自分」をしっかりとイメージしてその解像度を上げていくことで、実際にその方向に近づいていくことができる、という考え方があります。(逆に、なりたくない自分、向き合うのが難しい感情や思いなんかは一旦敢えて引き出してイメージングしてから、それをぶち破って変化するイメージを作ったりすることもあります。)
そういう意味で、ファスティングは単純に体の変化・腸の活性化というだけじゃなくて、マインド面も鍛えられる効果があるんじゃないかなー、と思いました。
◆なりたい自分に主体的に近づいていくプロセスがフルフィルメント
上述の「心理的な傾向」というところにも繋がりますが、ファスティングは、「食べない」という行為ではあるけれど、実は消極的じゃなくて、すごく主体的、積極的な行為だな、と感じました。
自ら「食べない」ということを選択し、なりたい自分を描き、体の中で起きているポジティブな変化に思いを馳せ、イメージングし、実際にその通りに近づいていく・・・
コーチングでは、自身のLife Purposeを明確にして、それに沿って生きていて充実感・イキイキ感を感じている状態を「フルフィルメント」なんて呼んだりしていますが、ファスティングのプロセスは正に「フルフィルメント」な状態なんじゃないかなー、なんて感じました。
そんなこんなで、ファスティングが終わった今も、食事の選び方(和食・魚中心)、運動、睡眠など変化している自分はなんだかフルフィルメントだと感じています。
そんな中でたまにお酒やら甘いものやら食べるといつになく美味しく感じたりしますしね♪
継続は力なり、でちゃんと続けていきたいと思います!
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