けーすけ

北海道出身。作家/Kindle出版プロデューサー。自然のなかで何もせずにボーっと過ごす…

けーすけ

北海道出身。作家/Kindle出版プロデューサー。自然のなかで何もせずにボーっと過ごすことが大好き。最高の贅沢は、好きな本や映画、音楽をたしなみながらハンモックで昼寝をすること。noteではエッセイや短編小説を中心に投稿。

マガジン

  • note大学共同運営マガジン

    • 48,913本

    note大学共同運営マガジンです。 ※メンバーと共有していますので画像は消さないでください

  • 【エッセイ】けーすけの独り言

    大人になっても「妄想」と「いたずら」がやめられない『けーすけ』が、日常をゆるく綴るエッセイ。不定期で更新中。

  • Life Redesign セッション

    自分の本質を思い出し、それを最大限に活かしてのびのびと生きるためのサポートプログラム「Life Redesign セッション」。このマガジンでは「Life Redesign セッション」に関連する情報を掲載していきます。

  • けーすけの短編小説

    けーすけの短編小説を集めたマガジンです。不定期で配信しています。

  • 【短編小説 第三部】ずっと、いっしょ。

    五歳の亮子が、十三歳になるまでの成長過程を描いた家族小説。突然、現れた親父ギャグ好きな「ゾウさん(ハイアーセルフ)」とともに、自身の性的違和感(LGBTQ)、家族崩壊、自殺未遂、両親の離婚と向き合い、力強く乗り越えていく。(三部構成)

最近の記事

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けーすけの自己紹介

北海道出身。2016年3月にWebライターとして独立し、のちに電子書籍のブックライター、編集に従事。 構成協力で携わった「仕事も人生も全てが思い通りになるタイムマネジメントノート: たった15分 A4用紙一枚に書き込むだけ!!」平土井 俊 著 / DNAパブリッシングは、35,000ダウンロードを突破。 「使われていない97%の脳を自由自在に操るビジネス催眠力」山田 梨歌 著 / DNAパブリッシングにおいては、Amazon kindle ストア8部門24週ベストセラー1

    • 文豪の湯と、帰路の指揮者

       芥川龍之介をはじめ、多くの文豪が愛した湯河原。  その文学の香り漂う温泉地へ、僕は創作の糸口を求めて旅立った。そう、まるで小説の書き出しのような文章で始まったこの旅。    だが現実は、甘くはなかった。  駅のホームで湯河原行きの電車を待つ。グリーン車という小さな贅沢に、背筋がピンと伸びる。 「よし、これで文豪気分だ」と意気込んだのも束の間、その乗り方がわからず慌てふためく。 「芥川先生、助けてください」と心の中で叫びながら、必死でスマホを操作。乗車マニュアルを検

      • Life Redesign 体験セッションのご案内

        ~自分の本質を思い出し、安心してのびのびと生きる~ 私の半生は、さまざまな困難や挑戦を乗り越えながら、自分自身を思い出していく旅のようなものでした。この経験を活かし、新しいサービス「Life Redesign セッション」を開始します。 まずは私の半生がどのようなものだったか、お話しさせてください。 私のストーリー 幼少期から感じていた違和感。それは、女性として生まれたことにありました。5歳の頃、生まれ持った体の性と自認している性が違うと感じ始めたのです。 しかし、

        • 迷子の図鑑と大きな問い

          子どものころ、父はよく僕を図書館に連れて行った。 いや、正確には「連れて行かれた」と言うべきかもしれない。父はお金のかかる行楽地よりも、無料で楽しめるところを選ぶタイプだったのだ。 図書館はまさにその典型で、僕にとっては無料の遊び場であり、同時に座って静かにするという苦行の場でもあった。 活発な子どもだった僕にとって、じっとしていることはまるで刑罰のようだった。もし許されるなら、本棚のあいだを走り回り、迷路のような館内で鬼ごっこをしたり、本棚に登って遊んだりしたかった。

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          4本
        • 【短編小説 第三部】ずっと、いっしょ。
          9本
          ¥500
        • 【短編小説 第一部】ずっと、いっしょ。
          8本
          ¥400

        記事

          つながるための贈り物

          飛行機型の凧が、ぐわんと空に舞った。 予測不能な凧の動きに翻弄されながら、僕は父の顔を見る。少し離れた場所にいた父は、黙って僕らを見ていた。 父が突然買ってきた飛行機型の凧。 その凧で一緒に遊ぶと言った父は、結局、傍で見ているだけだった。足の裏からぶっとい根が生えたように、ただそこに立っている。 ―― 一緒に遊ぶんじゃなかったのかよ。 僕の隣で妹と弟が「早く貸して!」と騒いだ。 父、妹、弟。 忙しく視線を動かしているうちに、凧は、すとん、と地面に落ちた。 しば

          つながるための贈り物

          言葉の向こう側

          ―― 帰省するときは早めに連絡するよ。 そう言った僕に、母は「待っているからね」と返してきた。 たったそれだけの会話。どこにでもありそうな、親子の会話。 なのに、大人げなく僕は泣いた。帰る場所があることや、待っている家族がいることが、嬉しくて泣いた。 二十年以上前。 僕は、こんなふうに自分が泣く日が来るなんて、信じていなかった。 複雑な家庭環境と、寂しさゆえに難解になっていた自分の性格に翻弄されて、居場所を失くしていたからだ。 そして、頼みの綱だった父方の祖母か

          言葉の向こう側

          【書評というより感想】『発信する勇気』を読んで

          僕が著者の末吉さんと出会ったのは、2017年のこと。(以降、『すえ吉さん』と呼ばせていただきます) 当時、僕はWebライターとして活動していた。 その活動のなかで、価値として長く残り続ける原稿に携わっていきたいという思いが芽生え、電子書籍のゴーストライターとして活動することを決めたタイミングで、すえ吉さんと出会った。 その後、お仕事をご一緒させていただく機会を何度もいただき、現在に至る。 思い返すと、僕の人生の節目、あるいは人生の転機にあたる時期に、すえ吉さんと過ごし

          【書評というより感想】『発信する勇気』を読んで

          なぜ僕はトークライブをやることにしたのか?

          10月29日(日)の14時からトークライブをやります。 ​ たくさんの方々にご協力いただき、告知をしている最中です。 ​ ​ そんななか、とても大切なことが抜けていると気づきました。 ​ ​ それは、僕の「想い」を伝えることです。 ​ ​ どんな想いで、このトークライブを開催するのか。まだまだ、発信しきれていないと感じています。 ​ ​ なので、今日からトークライブ開催日の29日まで、毎日発信することにしました。 ​ ​ 初日の今日は、「なぜ僕はトークライブをやることにした

          なぜ僕はトークライブをやることにしたのか?

          トークライブをやります

          今日は、トークライブのお知らせです。 ​ ​ 10月29日(日)14時より、 作家、コンサルタントの 末吉 宏臣さんとオンラインで トークライブをやります。 ​ ​ 内容は、 ​ 『理想のお客さんが どんどん集まる電子書籍を 3万7,000人に届けた秘密』 ​ です。 ​ ​ 末吉さんと出会ったのは、 僕がまだブックライター駆け出しの頃です。 ​ ライターとしての僕のことを とても理解してくださっており、 恩人でもあります。 ​ そんな末吉さんと、 当日はこんな話を

          トークライブをやります

          三日坊主常習犯の僕とゾウさん

          「三日坊主」は、僕にとって「ダメ人間」と同義だ。  だから、人から「三日坊主だよね」と言われるたびに嫌な気分になったし、自分をすごく責めた。  ―― 続かない僕はダメな人間なんだ。  何度そう思ったことか……。  そんな三日坊主常習犯の僕に、最近、奇跡が起きたのでご報告したい。  三十日以上も続いていることがある。  インスタとブログ、X(Twitter)の投稿だ。  なぜ、続いているのだろうか? と、自分のことながら考えてみた。  根気強くなったのだろうか。

          三日坊主常習犯の僕とゾウさん

          人生のダイソン状態

          今まで、次から次へと やらなければならないことをつくり、 忙しく過ごすことを「良し」と してきたように思う。 充実。 そう言えば聞こえはいいものの、 果たして本当の意味で 充実していたのかは疑わしい。 なぜなら、 「自分には何かが足りない」という 不足感を感じないようにするため、 わざと忙しく過ごしてきたような ところがあるからだ。 やることがない。 それは突然、僕に訪れた。 厳密にいうと、 やることをやりきったから やることがなくなっただけだ。 「次は何をやれ

          人生のダイソン状態

          大嫌いだと言われても表現するのをやめない

           やったことのないことをやるとき、たいてい僕は生まれたての小鹿のようにブルブルと震える。  小心者というわけではないし、か弱くもない。  それなのに震えてしまうのは、失敗を極端に恐れてのことだ。  そんな震えてばかりの僕だけれど、今日あることをきっかけに変化したことに気づいた。  変化したといっても、小鹿は小鹿だ。  そこは変わらない。  でも、少し凛々しい小鹿になった気がする。  ふざけてないで、話を先に進めたい。  たまたま、こんな記事を読んだ。  収入をできるだけ

          大嫌いだと言われても表現するのをやめない

          最良と布の服

          僕にはやめたいことがたくさんある。 なぜ、やめるのか?  「最良」の未来に手を伸ばしたいからだ。 ところが「最良」の未来に手を伸ばすとき、僕の足をぐぐいと引っ張るものがある。 「良」だ。 悪くはない、でもすごくいいわけでもない。 つまり、「ほどほど」。 僕は、ほどほどの人生を生きるつもりはない。 お腹いっぱいになるまで自分を生き切って、「ああ、面白かった!」と言いながら死んでいきたいと考えている。 そのためにも、僕にとって最良とは何かを突き詰め、それを生きてい

          最良と布の服

          悲しい性とコイン

          作家の悲しい性だと感じていることがある。 どんな出来事もネタになるということだ。 つらいことや悲しいこと。 嬉しいことや楽しいこと。 そのすべてが作品のネタになる。 心に余裕があるときや整っているとき、特定の出来事がすでに過去になっているときは、まだいい。 じゃあ、これをネタにして一作品書くか? みたいな気持ちになれるからだ。 いっぽう、心がすり減っていたり、立ち直れる気がしないときは、ネタになんかするものかと思う。 まあ、そうはいっても、結局はそれをネタとし

          悲しい性とコイン

          【無料相談】たまには仕事の話を

          タイトルにもあるとおり、たまには僕の仕事の話を。 告知になってしまうのだけれど、その前に僕はどんな仕事をしているのか、カンタンにお話しします。 基本的にはライター兼、電子書籍出版プロデュース。 この2つがメインです。 電子書籍に関しては、ゴーストライターとして2017年から活動していました。 そこから編集のスキルと実績も積んで、2022年プロデュースにチャレンジ。 現在にいたります。 僕が本をつくるときに大切にしているのは、著者と読者が信頼関係をつくるきっかけに

          【無料相談】たまには仕事の話を

          より丁寧に、より繊細に

          作家として世に出て活躍していきたい。 何年か前から、そう思うようになった。 そのとき、僕が身につけようと決めたのは、技術やスキルだった。 だからこれまで、文章が上達することだけを突き詰めてきた。 その努力が無駄になることはないと思う。 でも昨日、ひとつわかったことがあった。 そのさきに僕が求めているものは、何もないということだ。 そんなふうに考えるようになったのは、尊敬しているある方からのアドバイスがきっかけだった。 残念ながら、その内容をここに書くわけにはい

          より丁寧に、より繊細に