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行ってみた。全国3番目都市の旅 1 【大分編】 中津

<Wi-Fi環境推奨> この記事は旅行記のため写真が多めです

 どうも、城戸圭一郎です。

 都道府県で最も人口の多い都市って、パッと思い付きますよね。2番目に大きい都市の名も意外と出てくるものです。つまり上位2つは名前が出てくるんですよ。例えば群馬県だったら前橋市と高崎市、福岡県だったら福岡市と北九州市。でも3番目の街って思いつかなくないですか?

 ということで、全国の都道府県の3番目に人口の多い街を調べて、訪れてみることにしました。

 一県目は、個人的に大好きな大分県。

 大分県の最大の都市は、大分市です。人口475,614人。
 2番目の都市は温泉好きにはたまらない別府市。人口は115,321人。

 そして3番目は、中津市。人口82,863人。

 ということで中津市に行ってきました。


全国3番目都市の旅 1 【大分編】

1日目

 中津へ

 早朝に博多駅を出発し、西小倉へ。在来線を乗り継いで向かいます。


 西小倉着。福岡に住んで8年目ですが、なんと初めて北九州の土を踏みました。ホームだけですけど。

 いよいよ中津へ向かいます。ボックスシートになると急に旅情が出ますね。缶コーヒーを窓枠に置きつつ飲むの好きなんですよ。

 正午近くに到着。中津駅のホームで出迎えてくれたのが日本一長い鱧の椅子。カッコ書きで読み方を教えてくれる親切さ。鱧の顔ってこんな感じなのか。

 駅舎は立派なたたずまい。大分北部の中核都市としての存在感。

 視線を左に向けるとこの景色。南国感を出そうとしていまいち出しきれてない感じが愛らしい。空模様が良くないのは、私の日頃のおこないが悪いせいです。

 福沢諭吉を輩出した土地とのことで、大きな銅像が立っていました。これはお札とご一緒ショット。ご利益で枚数が二倍になったりしないでしょうか。

 こちらのコンディションをやたらと確認してくる商店街。昼時なのに開いてる店が少ないような。

 鱧が名産ということなので、鱧ランチが食べられる店に行ってみましょう。到着する直前に大型バスが横付けされ、喪服姿の老若男女がぞろぞろと入店していきました。その閉じた扉には「満員御礼」の文字。これはつまり法事による貸切ってやつですね。

 店先にあるミゼットが可愛かったので癒されました。そう、鱧を食べにきたのではなく、このミゼットが見たくて来たのです。ええ、そうですとも。

 気を取り直して二軒目を尋ねます。予約以外入店できませんの看板。無情。

 三軒目。本日貸切の札。
 これに加えて四軒目が臨時休業だったときには写真撮るのも忘れました。日頃の行いにもほどがある。

 ついにありついた鱧! 割烹丸清さんの鱧天丼。めちゃくちゃ美味い。やや歯応えのある衣の先にほろりと柔らかい白身。小骨は身と一緒にとろけてしまい、まったく邪魔をしない。ご飯ともビールとも合うのでどっちを口にするか迷ってしまうくらい。幸せな悩み。大葉のザクッとした揚がり方も最高。

 コミュニティボード。大分を守るのです。

 描かれている人たちのファッションから80年代を感じます。

 商店街に現れた不思議なロータリー。荷下ろし用でしょうか。

 ちょっと一休さん。何故そんなところで脱糞を!? え? あ、そうか。

 斬新なうえに、よく見たら字足らず。いかようにでもできる部分なのに。

 夕食をもとめて街を彷徨います。ネオン管が放つ圧倒的な存在感のみつこ。暗がりにジョン・ウィックが転がってそう。

 商店街にある「地魚屋台ぜんちゃん」にお世話になります。ビールがこんな感じでかわいい。

 タコ刺しとポテサラ。どちらも最高に酒にあう。ポテサラはあれですね。コロッケの中身くらい芋感が強くて満足度が高い。

 これが名物中津からあげですよ。外はざっくり、中はジューシー。かじると衣に閉じ込められていた肉汁が舌に流れ込んでくる。これはめちゃくちゃ美味くて確かに名物。来てよかった。二個注文したのに一個づつ順番に揚げてくれたのは気遣いなのだろうか。

 だし巻き卵。明太入り。ずっしりという表現がふさわしい。こういうの好き。もちろん激うま。

 うかつに頼んだ黒霧島のお湯割がまさかのジョッキ。そんなことあります?

 店を出ると長渕剛がストリートライブをやってました。淋々と泣きながら。

 そんな感じで1日目は終了。明日の自分に全てを丸投げしてビジネスホテルに飛び込みます。

2日目

 今日は街歩きをしたいのでテクテクライフを起動します。中津は歴史ある街だけあって、区画がこまかい。これはポイントが稼げそう。100%になるとエリアが黄色に塗られるので、どこまで黄色くできるかが鍵です。

 ツツジが満開。キュートすぎる道端の植え込み。

 良い散歩道。歴史地区。夜に雨が降りたあとの湿度の高い道。ガラじゃないですけどコールドプレイを聴きながら歩いてみたりします。

 赤壁。レッドクリフ。確かに壁が赤い、こりゃ赤い。でも耳にはYellowが流れてきてるので色認識がバグる。

 猫が多い街です。カメラを向けたら近づいて来てくれました。お尻をすっと摺り寄せて去っていく、クール猫。

 福沢諭吉が暮らした家。中津に来たらここは外せない空気。

 胸像。ご利益がありそう。貯金を十倍にしてください。

 居宅は博物館化しているのかと思ったら、活用されてるんですね。お琴の発表会かなにかの準備をしているところでした。奥の部屋に見える人影は蝋人形です。

 劉慈欣の「円」で、全ての漢字を使って漢詩を自動生成したら人類史上最高の詩がそこに含まれているはずだよね?っていう話があったのですが、すでに福澤が同じことを新聞記事に書いていたのですね。福沢諭吉という人が一番偉い。貯金を百倍にしてください。

 可愛いお宅がありましたので一枚。仮暮らしをしがちな小さい生物がいてもおかしくない。

 中津城へやってきました。

 中津大神宮にお参りします。右側にある日露記念の砲弾が気になります。かの有名な旅順攻囲戦で、二○三高地から回収した二十八センチ砲のものだそうですよ。頭上を機関車が走ると形容されるほどの飛翔音だったでそうな。出典は司馬遼太郎。

 中津城本丸。右が天守閣。形が清々しいまでに整っている。

 入ると迎えてくれるのが奥平家の甲冑。まじまじと見るのは初めてです。兜のほかにも意外と自己主張できる部分はあるのですね。

 最上階へ向かいます。各階、いまは展示室ですが当時はどういう間取りだったのでしょうね。階段部分で結構なスペースを取るので、それ以外の面積の活用が気になるところ。

 北側の守りを担う、中津川の流れ。ぐるりと囲む堀にも水を供給しているのでしょう。それにしても見晴らしが良い。

 城内にある城井神社。軍師官兵衛で「こうして今年の桜が見られるのも、黒田のおかげかもしれませんな」「ああ……そうだな」という盛大なフラグを立てた宇都宮鎮房が祀られていますよ。その夜に宴席でばっさりと。

 何の変哲もない駐車場に咲いていたツツジ。こちらも綺麗に満開。良い色合い。

 ということで帰路に着きます。中津市の最大の観光名所、耶馬渓に行っていないじゃないかというご指摘はもっともですが、天候が良いときの再訪のためにとっておくということで。

 ということで、テクテクライフの地図はこれだけ塗れましたよ。強行軍にしては大健闘じゃないでしょうか。

まとめ

 中津はとにかく食べ物が美味しかった! 鱧と唐揚げ。名物はどちらも最高だったのですが、それ以外のものも全部当たりだったので、とても良い旅になりました! 行ってよかった!


以前にもこんな旅をしました!

有志でパルプマガジンを発行しています!


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