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筋肉本位制


皆さんは昔の”金本位制”という制度をご存知だろうか。簡単に説明するならば、貨幣と金を同じ価値にすることである。貨幣は言えばただの紙切れで、その価値があるのかどうかがあやふやであるが、その貨幣の価値を決める基準として金を担保にすることでその紙幣に価値が生まれる。このような感じだ。

今はこの金本位制は廃止されているが、昔はそのようにして紙幣の価値が決められていた。


金本位制度を採用していた時期は、金の保有量が多い国ほど経済を大きく発展させることができた。逆に金が少ない国では経済規模を拡大することが困難であった。

私は経済学部の学生なのでこのような経済史をもちろん勉強済みなのだが、改めてこの金本位制、この金という資源は筋肉と共通してないか?とふと感じたので私の造語”筋肉本位制”について説明していこうと思う。


筋肉という担保


筋肉がたくさんある。これはつまり肉体の肥大状態を意味し、筋肉が多ければ多いほどその肉体も比例して大きくなっていく。だがここだけが金本位制と共通している部分だという訳ではない。

筋肉があると自信が生まれる。この自信は筋肉が多ければ多いほど大きくなる。 

それは筋肉という男性としての強さを象徴する物質が自身の体に多くついている状態が、他のオスよりも生物として優っているぞというような屈強な自信を自然と生み、その自信が自己実現への助けとなる。つまり金が貨幣の担保出会ったように、筋肉は自信の担保であり、その筋肉という担保が多ければ多いほど、自身の価値も同様に向上する。これが私の考える筋肉本位制の意味するところである。


金本位制度は遠い昔に廃止されてしまった制度であるが、それは金が有限かつ貴重な物質で、その性質から経済規模を拡大することが難しい制度となっていたからである。しかし筋肉は金とは違い、自分で鍛えれば鍛えるほど増加させることができる。筋肉は有限ではなく無限に増加させていくことができるものなのだ。つまり筋肉が無限に増えてづづければ、自身も無限に増え続けることができる。筋肉本位制はどの時代どの地域でも永遠に存在し続ける不滅の制度である。


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