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少子化対策②(保育士不足解消について)

少子化対策について考える。第2回目は保育士不足解消について考察していきたいと思います。

保育士不足の主な原因は、仕事内容が大変で待遇が悪い。また、保育士不足が進み更に労働環境が悪化。その結果、保育士の離職が多く発生して、保育士になりたいと思う人の減少による負のスパイラルが発生していると感じます。

この状況を改善するための具体的な案を個人ですが考えたことを以下に記載いたします。


① 保育士の仕事内容を改善し負担を減らす

知り合いの保育士さんからの声で、何が大変かを訊いた時に、保護者の対応と事務の負担などの声を聴くことができました。

保育士の仕事は、保育士の国家資格を持っていなくてもできる業務と、保育士の資格がないとできない業務があります。

保育士の資格が無くてもできる業務は保育士補助などが行っていると伺っています。

保育士補助を行いながら保育士の国家資格を取得した人もいます。

まず、ITのプロジェクトマネジメントの原則の一つである、業務を細分化してWBSを作成する。

細分化した業務の内容から、保育士しかできない業務と、保育士以外でもできる業務に分類する。

制度や法律や倫理の問題もあるので、できるかどうかはわからないですが、事務業務を事務が得意とする人や集団に振り分ける。
(アウトソースやリモートなど)働きたくても時間的都合などで働けない人たちの労働力を利用する。

保護者の要望や意見を、ITのシステムなどで集約して保育士が確認できるようにして、保護者対応の負担を軽減する。IT化ができないのなら、そういった人材を配置するなど。

保育士補助の仕事は、子育てを終えた母親など、実際にやりたいと思う人を喚起することができないでしょうか。

実際に保育士さんの声を聴くと、子育てを経験している保育士さんの説得力や安心感は違うという声を聴いています。

保育士の労働環境を改善することで、保育士の有資格者で保育士を離職した50%の人材を少しでも呼び戻すことができると推察します。

② 保育士の仕事へ付加価値をつけ待遇を改善する

また、保育士の待遇を上げるために、保育士の仕事に付加価値をつけることが必要になると思います。

付加価値は、お金を持っている人からは多くのお金を出してもらえるような仕組みを作ることはできないでしょうか。

保育のレベルに合わせてプラン化するなど。

仮説ですが、子育てに力を入れている人たちは、子供が小さい時から多くの教育をさせるなどしている人もいると思います。

語学や、習い事など様々あると思いますが、それと保育業務を混ぜることで、保育という仕事に付加価値をつけて望む人からお金を得る仕組みをつくれれば、少しは保育士の待遇改善につなげることができないでしょうか。

③ 保育業務に若い人を入れて将来子供が欲しくなる仕組みの構築

また、保育補助業務の時間やシフトに融通を効かせるようにできれば、そこに大学生や若い人で知識がある人を入れ込み、そういった若い人たちが子供に接するうちに、自分も子供が欲しくなるという体験も併せることができないかと想像しています。(塾講師のようなイメージになってしまいますが…)

④ 順番について

保育士の労働環境の改善→付加価値をつける→若い人を参加させる

順番を間違えると保育士の業務が更に大変になってしまうので、段階を追って少しでも改善できないかと考察しました。


保育園に大切な子供を預ける親の立場からすると、倫理的な問題もあり、難しい部分があると思いますが、何か知恵を出して少しでも改善できないかと思い、投稿させていただきました。

以上、本日は保育士不足解消について考察させていただきました。

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