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共同富裕と軍拡、民族で考える中国

習近平国家主席が提唱する目標の一つに共同富裕があります。

現在の中国は貧富の差が大きくなっているため、貧富の差を縮小して皆が豊かになる国をつくろうとのことです。


相続税と固定資産税

中国には相続税と固定資産税がないため、貧富の差を縮小することができない一つの要因になっています。

固定資産税と相続税は富める者から税を徴収することで、貧富の差の拡大の是正につながります。ですが、中国では富裕層からの反発が強く、二つの税の導入がなかなかできない状況があります。

また、社会保障や年金制度も弱く、少子高齢化が進む中で不安要素の一つになっています。

最近だと不動産にも影響が出始め、経済が厳しくなっています。

年収に対する不動産倍率は中国沿海部だと40倍以上に達しているところも多くみられます。

上記だけでも、不動産を持っているか、持っていないかで富めているか富めていないかがわかります。

親から不動産を相続できれば、税金もかからないので、親が富んでいれば子供も更に富むという状況が続くと考えられます。

中国が共同富裕をするためには、まずは税制改革や内政を整える必要があると考えます。

また、中国国内の若年層の失業率も20%を超えているため、国の経済を立て直すことが何よりも優先するべきことだと思います。

中国の軍拡

現状の中国が一番予算を使用しているのが海洋などの気象について。次は軍に予算を使用しています。

更に中国は最近食料も自給自足できるよう力を注ぎ始めています。

以前投稿した内容で、地政学観点から、現在海側から中国に物理的に攻める国はないと考えられます。

国防という視点から考えると、現状の戦力だけでも、十分中国国内は守る力はあると思います。

本来なら国の内政に予算を使う必要がありますが、軍拡を続ける中国は、やはり物理的に他国への侵略を考えていると捉えることができます。

習近平国家主席は、福建省で軍にかかわる仕事に携わっていたこともあり、軍歴は40年近くあると言われます。軍を熟知している人物だと思います。

中国人の民族性とウイグルやチベットへの弾圧

また、中国では漢民族が一番で他はその下という古くからの思想があります。ですから日本や朝鮮半島の国々も朝貢貿易をしてきた歴史があります。

ウイグルではウイグル族が強制収容所へ収容されたり、強制労働をさせられたり、女性の強制不妊手術などもされていると聞きます。

強制不妊手術が続けば時間軸で見た時に民族そのものが無くなってしまう可能性があると考えられます。また、チベットへの弾圧の強化もあります。

結論(現状の体制のまま中国が共同富裕するには…)

上記から連想すると、本来一番に解決すべき国内の内政に予算を使用しないで、軍拡に予算を使用し続けている。ということは、他国を支配してかつての植民地支配があったように、支配した国からの富みで、中国国内の漢民族を豊かにしないと、国内の共同富裕はできないのではないかと、考えることもできます。

中国が提唱する目標の一つに、中華民族が世界の民族のなかでそびえ立つ状態をつくりだす。人民解放軍を全面的に世界一流の軍隊とするというものがあります。

ここから、世界の覇権を握りたいということを考えていることが伝わります。

一国二制度は香港で出来ないことが示されてしまいました。上記からもし日本が中国に統一されるようなことがあったとしたら、日本人の民族そのものに大きな影響があると推察します。

以上、本日は共同富裕と軍拡と民族から中国を考察しました。


※過去に中国に関する投稿をしていますので、そちらも読んでいただけますと幸いです。


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