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国民一人一人が一人の歴史家になるには

人間が自分の置かれた社会的•歴史的な立場をこえて立ちあがる能力は、自分が置かれた立場にどれほど拘束されているかを認める感受性に左右されると思われます。

現在の自分を認めること、現在の自分の周りの環境を受け入れること、そこからしか国民一人一人が立ち上がる能力は育まれない。

例えば、本の著者のプロフィール欄からは、著者のついての様々な情報が読み取れるが、それはある意味では一面的で一側面でしかない。

その本の著者がいかほど苦労し努力してきたかは、また別のアプローチからその著者を研究するしかないのだ。

以上述べたことを、自分事として見た時、人間一人一人それぞれ歴史はあるかもしれないが、それがどれほど重いものなのか、あるいは軽いものなのかは、その人自身の努力苦労の結果なのだと思った。だから、私は改めて、自分の出来ることをやれる範囲でやれるだけやっていこうと思う。

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