血統マニアの独り言

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血統マニアの独り言

競馬歴20年以上、競馬ライター歴10年以上の経験を活かした執筆を行います。主に血統にフォーカスした競馬記事がメインとなりますが、競馬初心者の方でも分かりやすい内容にも尽力します。

最近の記事

ラジオNIKKEI賞(G3) [重賞最終見解]

2024年06月30日(日) 福島11R ラジオNIKKEI賞直近3年のラジオNIKKEI賞は、距離延長馬or近2走以内に3角5番手以内の先行経験馬が2勝。 この期間で単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も、上記ローテーションを満たす馬。 戦歴的には、いわゆるスピード指向の強いタイプが走りやすい傾向も。 アレグロブリランテは、前走の皐月賞(中山芝2000m)が3角4番手の先行経験。 血統構成は、ディープブリランテ×フレンチデピュティ。 昨年の勝ち馬エル

    • 北九州記念(G3) [重賞最終見解]

      2024年06月30日(日) 小倉11R 北九州記念直近3年の北九州記念は、距離短縮馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬の括りで、当日単勝9人気以下から複勝圏内に好走した2頭がともに該当。 昨年は当該ローテ馬が2着3着、一昨年も1着2着で1着馬は単勝16番人気の超大穴。 また、父か母父キングカメハメハ系orディープインパクト系血統馬も、直近3年連続で連対中。 昨年は2~5着馬が当該血統馬。 スプリント重賞ながらも、臨戦過程、血統構成ともに、いわゆる芝中距離指向の

      • 宝塚記念(G1) [重賞最終見解]

        2024年06月23日(日) 京都11R 宝塚記念阪神競馬場のリフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため、今年は京都競馬場で施行される宝塚記念。 京都芝2200mで施行されるG1レースという意味では、エリザベス女王杯と同舞台。 今年に関しては、このレースが一応の参考レースとなるでしょうか。 当舞台で施行された昨年のエリザベス女王杯は、前走G2以上の芝重賞で3着以内に走っていた馬が複勝圏内を独占。 1着ブレイディヴェーグは、欧州型キングカメハメハ系ロードカナロアの産駒

        • マーメイドS(G3) [重賞最終見解]

          2024年06月16日(日) 京都11R マーメイドS阪神競馬場の改修工事に伴い、今年は京都芝2000mで施行されるマーメイドS。 京都芝2000mで施行される牝馬限定の重賞競走という意味では、秋華賞(G1)と同条件。 今年に関しては、このレースが一応の参考レースとなるでしょうか。 京都芝2000mで行われた昨年の秋華賞は、上級条件の芝1800m以下の距離で勝利実績を持っていた馬が掲示板内を独占。 また、父か母父がキングカメハメハ系、ディープインパクト系、ハーツクラ

        ラジオNIKKEI賞(G3) [重賞最終見解]

          エプソムC(G3) [重賞最終見解]

          2024年06月09日(日) 東京11R エプソムC過去5年のエプソムCは、近2走以内に上がり順位3番手以内or距離短縮馬が全勝。 単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した10頭中7頭も、上記ローテを満たす馬。 また過去5年の勝ち馬は全馬が、父か母父がキングマンボ系、ロベルト系、サドラーズウェルズ系の何れかの血統馬。 臨戦過程、血統ともに、いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるレース。 マイネルケレリウスは、前走の府中市市制施行70周年記念(東京芝2000m)が、

          エプソムC(G3) [重賞最終見解]

          函館スプリントS(G3) [重賞最終見解]

          2024年06月09日(日) 函館11R 函館スプリントS札幌開催の21年を除く直近4年の函館スプリントSで、当日単勝5番人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭は、2勝クラス以上の洋芝1200mで勝利実績orOPクラスの洋芝1200mで連対実績があった馬。 また、上記期間で単勝5番人気以下から複勝圏内に好走した5頭は全馬が、父ミスプロ系orノーザンダンサー系の血統馬という共通項も。 日本の主要舞台とは異なる洋芝重賞レースだけに、舞台実績馬、あるいは父が非サンデー血統馬

          函館スプリントS(G3) [重賞最終見解]

          安田記念(G1) [重賞最終見解]

          2024年06月02日(日) 東京11R 安田記念過去5年の安田記念は、近2走以内に、上がり順位3番手以内or1800m以上の距離出走馬が全勝。 単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した6頭中5頭も上記の条件を満たす馬。 また、過去5年で4番人気以下から複勝圏内に好走した6頭中5頭は、父ディープインパクト系orハーツクライ系orステイゴールド系の血統馬。 臨戦過程、血統的にも中距離指向が強く、中でも主流のサンデー系血統馬が最も走りやすい傾向も。 ステラヴェローチェは、

          安田記念(G1) [重賞最終見解]

          鳴尾記念(G3) [重賞最終見解]

          2024年06月01日(土) 京都11R 鳴尾記念阪神競馬場の改修工事に伴い、今年は京都芝2000mで施行される鳴尾記念。 先週の京都競馬場は、芝2000m戦が2鞍施行。 複勝圏内に好走した6頭中5頭は、父か母父が欧州型種牡馬という共通項。 また、この条件に該当せず好走した土曜8R2着カンティプールは、ステイゴールド系オルフェーヴルの産駒。 オルフェーヴルは、現役時代にも欧州最高峰レースの凱旋門賞を2年連続で2着に好走したように、欧州血統馬が走る競馬に強い種牡馬。

          鳴尾記念(G3) [重賞最終見解]

          日本ダービー(G1) [重賞最終見解]

          2024年05月26日(日) 東京11R 日本ダービー過去5年の日本ダービーは、芝1800m以下の重賞レースで連対実績を持っていた馬が3勝。 2020、2021年は、上記の実績馬が複勝圏内を独占。 また、過去5年の日本ダービーで、単勝6人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭は、父か母父が米国型orナスルーラ系orダンチヒ系の血統馬。 戦歴、血統ともに、いわゆるスピード指向の強い傾向が垣間見えるG1競走。 シックスペンスは、前走スプリングS(中山芝1800m・G2)

          日本ダービー(G1) [重賞最終見解]

          目黒記念(G2) [重賞最終見解]

          2024年05月26日(日) 東京12R 目黒記念近年の目黒記念は、スピードを持続させる才能がポイントに。 過去5年で5人気以下から複勝圏内に好走した9頭中6頭は、スピード、持続力指向に優れた父か母父米国型血統馬。 また、父か母父がキングカメハメハ系、ディープインパクト系、ステイゴールド系、ハーツクライ系の何れかの血統馬は、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当。 日本の主流血統馬にプラスαで、米国指向の持続力を兼ね備えたタイプが走りやすい方向性。 ジュー

          目黒記念(G2) [重賞最終見解]

          葵S(G3) [重賞最終見解]

          2024年05月25日(土) 京都11R 葵S2020年以来の京都開催となった昨年の葵Sは、前走芝1400m以上の距離で3角5番手以内の先行経験馬が1着2着。 1着モズメイメイは、ディープインパクト系リアルインパクト産駒。 2着ルガルは、キングカメハメハ系ドゥラメンテ産駒。 同じく京都開催だった2020年は、ディープインパクト系キズナ産駒のワンツー決着。1着ビアンフェは、前走芝1400m重賞で3角5番手以内の先行経験馬。 2019年の勝ち馬ディアンドルは、キングカメ

          葵S(G3) [重賞最終見解]

          オークス(G1) [重賞最終見解]

          2024年05月19日(日) 東京11R オークス過去5年のオークスは、10番人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭が、前走OPクラス&1800m以上の距離で1着or1800m以上の芝重賞で3着以内実績があった馬。 また、過去5年で4番人気以下から複勝圏内に好走した7頭は全馬が、米国型種牡馬やキングヘイロー、クロフネ、ダイワメジャー、アドマイヤムーン等々、スピード指向の強い種牡馬を母の父に持っていた馬という共通項も。 戦歴的にはスタミナ指向、血統的にはスピード指向の速

          オークス(G1) [重賞最終見解]

          平安S(G3) [重賞最終見解]

          2024年05月18日(土) 京都11R 平安S京都開催の直近3年の平安Sは、連対馬6頭中5頭が前走2000m以上のダート長距離戦に出走していた距離短縮馬。 昨年の勝ち馬グロリアムンディ、2019年の勝ち馬チュウワウィザードは、何れも芝ダート双方のG1レース勝ち馬を輩出したキングカメハメハの産駒。 2020年の勝ち馬オメガパフュームも、芝ダート双方のG1レース勝ち馬を輩出したスウェプトオーヴァーボードの産駒。 臨戦過程的にはスタミナ指向が強く、血統的には芝指向のスピー

          平安S(G3) [重賞最終見解]

          ヴィクトリアM(G1) [重賞最終見解]

          2024年05月12日(日) 東京11R ヴィクトリアM過去3年のヴィクトリアMは、近2走以内に1800m以上の重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬が全勝。 4人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も、上記のローテーションを満たす馬。 また、父か母父がディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬は、近3年で全勝。複勝圏内に好走した9頭中8頭も当該血統馬。 2021年は、ディープインパクト産駒が複勝圏内を独占する結果に。 近年に関しては、臨戦過程的に

          ヴィクトリアM(G1) [重賞最終見解]

          京王杯スプリングC(G2) [重賞最終見解]

          2024年05月11日(土) 東京11R 京王杯スプリングC過去5年の京王杯スプリングCは、距離短縮馬or近2走以内に上がり順位3番手以内馬が3勝。 単勝4番人気以下から、複勝圏内に好走した7頭中4頭も当該実績馬。 また、父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬は4連勝中。 1400m重賞ながらも、いわゆる中距離指向の体力が問われやすいレース。 尚、キングカメハメハ系ロードカナロア産駒は、近4年連続で必ず1頭以上は複勝圏内に好走中。 2020年は

          京王杯スプリングC(G2) [重賞最終見解]

          NHKマイルC(G1) [重賞最終見解]

          2024年05月05日(日) 東京11R NHKマイルC過去5年のNHKマイルCは、前走芝重賞で5着以内が全勝。複勝圏内に好走した15頭中13頭も当該ローテ馬。 また、ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド、ダイワメジャー等々、主流の父サンデー系血統、あるいは父キングマンボ系は、過去5年で4勝。 4人気以下から複勝圏内に好走した9頭中8頭も、上記の血統条件を満たす馬。 近走好調馬の中でも、いわゆる中距離指向の体力に優れた日本の王道血統馬が走りやすいG1競走。

          NHKマイルC(G1) [重賞最終見解]