血統マニアの独り言

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血統マニアの独り言

競馬歴20年以上、競馬ライター歴10年以上の経験を活かした執筆を行います。主に血統にフォーカスした競馬記事がメインとなりますが、競馬初心者の方でも分かりやすい内容にも尽力します。

最近の記事

皐月賞(G1) [重賞最終見解]

2024年04月14日(日) 中山11R 皐月賞重馬場開催の昨年を除く直近4年の皐月賞は、オープンクラスの芝1800m以下の距離で勝利実績を持っていた馬が全勝。 また、父か母父がキングマンボ系orディープインパクト系orハーツクライ系に該当する主流血統馬も、重馬場開催の昨年を除く直近4年で全勝。 上記期間で、当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した5頭も全馬が上記の血統条件を満たす馬。 いわゆる短距離指向のスピードを兼ね備えた日本の王道血統馬が、最も走りやすい傾向も

    • アンタレスS(G3) [重賞最終見解]

      2024年04月14日(日) 阪神11R アンタレスS過去5年のアンタレスSで複勝圏内に好走した15頭は全馬が、前走3着以内の好調馬。 中でも、前走ダ1900m以上出走の短縮ローテ馬、もしくは前走の上がり順位が3番手以内馬は、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当する特注系。 勢いのある馬の中でも、いわゆるスタミナ指向の強いタイプが恵まれやすいレース質。 ダノンマデイラは、ダート戦へ路線を変更後は5戦4勝。近2走は連勝中と勢いのあるローテーション。 ダート

      • アーリントンC(G3) [重賞最終見解]

        2024年04月13日(土) 阪神11R アーリントンC過去5年のアーリントンCで、4人気以下から複勝圏内に好走した11頭は全馬が、距離延長馬or近2走以内に3コーナー5番手以内の先行経験馬。 また、近年の当レースは、父キングカメハメハ系orノーザンダンサー系の血統馬が7連勝中。 スピード指向に優れた非サンデー血統馬が最も走りやすいレース。 ワールズエンドは、近年の当レースで相性抜群のキングカメハメハ系ロードカナロア産駒。 一昨年の当レースは、父キングカメハメハ系が

        • 桜花賞(G1) [重賞最終見解]

          2024年04月07日(日) 阪神11R 桜花賞直近3年の桜花賞は、複勝圏内に好走した9頭全馬が、前走芝1600m重賞で3着以内or上がり順位3番手以内馬、もしくは前走フィリーズレビューで3着以内or上がり順位3番手以内の実績馬。 また、近3年で複勝圏内に好走した9頭中8頭は、父キングカメハメハ系orウインドインハーヘア系(ブラックタイド&ディープインパクト兄弟の系統)というデータも。 主要距離の芝1600mで施行されるクラシックレースだけに、臨戦過程も血統的にも王道で

        皐月賞(G1) [重賞最終見解]

          阪神牝馬S(G2) [重賞最終見解]

          2024年04月06日(土) 阪神11R 阪神牝馬S近年の阪神牝馬Sは、短距離指向のスピードが問われやすくなった傾向も。 過去3年の当レースで、8人気以下から複勝圏内に好走した4頭中3頭は、1400m以下の距離で勝利実績を持っていた馬。 父キングカメハメハ系、フジキセキ系、父か母父ダンチヒ系、フレンチデピュティ系など、いわゆる芝1200mG1実績血統馬も、過去3年で6人気以下から複勝圏内に好走した5頭全馬が該当する特注血統。 ウンブライルは、自身の勝ち鞍2勝が何れも芝

          阪神牝馬S(G2) [重賞最終見解]

          ニュージーランドT(G2) [重賞最終見解]

          2024年04月06日(土) 中山11R ニュージーランドT近5年のニュージーランドTは、距離延長馬or前走3角5番手以内の先行経験馬が全勝。4人気以下から複勝圏内に好走した7頭中6頭も当該ローテ馬。 また、近5年の当レースは、前走芝1600m以下の距離で1着馬が全勝。 好調馬の中でも短距離指向の強いタイプが特に走りやすい傾向も。 キャプテンシーは、今回と同舞台となる前走のジュニアC(中山芝1600m)が、ハナを主張する積極策から後続を2馬身以上突き放す完勝劇を披露。

          ニュージーランドT(G2) [重賞最終見解]

          大阪杯(G1) [重賞最終見解]

          2024年03月31日(日) 阪神11R 大阪杯重馬場開催の2021年を除く、直近4年の大阪杯で単勝4人気以下から複勝圏内に好走した6頭中5頭は、距離延長馬or前走3角5番手以内の先行経験馬。 また、父か母父に米国種牡馬を持つ馬は過去5年で全勝。4人気以下から複勝圏内に好走した8頭中7頭も当該血統馬。 2000m戦ながらも、いわゆるスピード指向の強い傾向が垣間見えるG1競走。 ジオグリフは、前走中山記念(中山芝1800m・G2)3着からの距離延長ローテ。 父ドレフォ

          大阪杯(G1) [重賞最終見解]

          ダービー卿CT(G3) [重賞最終見解]

          2024年03月30日(土) 中山11R ダービー卿CT近年のダービー卿CTは、舞台実績と主流血統がポイントに。 過去5年の当レースで、4人気以下から複勝圏内に好走した9頭中8頭は、上級条件の中山芝1600mで勝利実績or中山芝重賞で3着内実績があった馬。 また、父か母父がキングマンボ系、ディープインパクト系、ハーツクライ系の何れかに該当する血統馬は、過去5年で4勝、昨年も該当馬が複勝圏内を独占。 ディオは、例年期待値の高い上級条件の中山芝1600mの勝利実績馬。

          ダービー卿CT(G3) [重賞最終見解]

          高松宮記念(G1) [重賞最終見解]

          2024年03月24日(日) 中京11R 高松宮記念近年の高松宮記念は、馬場を問わず、近2走以内に1400m以上の距離出走馬or上がり順位3番手以内馬、もしくは前走海外G1で連対馬等々、いわゆる体力の裏付けがある馬が有利。 上記の条件を満たす馬は、過去5年で4勝、当日単勝12番人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も該当。 また血統的には、日本の主流ではないタイプに注目。 中でも、父か母父ミスプロ系、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ロベルト系の何れかの条件を満たす

          高松宮記念(G1) [重賞最終見解]

          マーチS(G3) [重賞最終見解]

          2024年03月24日(日) 中山11R マーチS過去5年のマーチSは、父か母父米国型の血統馬が全勝。5人気以下から複勝圏内に好走した8頭も全馬が当該血統馬。 2021、2022年は、2年連続で父米国型血統馬が1着2着。 いわゆる米国指向の馬力、パワーの要素が高い次元で問われやすいレース。 ゴールドハイアーは、米国型ストームバード系ヘニーヒューズの産駒。 オープンクラスの中山ダ1800m戦に勝利実績を持つヘニーヒューズ産駒という意味では、2021年6人気1着レピアー

          マーチS(G3) [重賞最終見解]

          日経賞(G2) [重賞最終見解]

          2024年03月23日(土) 中山11R 日経賞過去5年の日経賞は、前走G2以上のグレード&2200m以上の長距離に出走していた馬が全勝。4人気以下から複勝圏内に好走した6頭も全馬が該当。 また、父か母父がキングマンボ系、ロベルト系、グレイソヴリン系の何れかに該当する血統馬は、過去5年で全勝。4人気以下から複勝圏内に好走した6頭中5頭も該当。 前走でレベルの高い長距離戦に出走していた馬の中でも、いわゆる欧州指向の強いタイプが特に走りやすいレース。 クロミナンスは、前走

          日経賞(G2) [重賞最終見解]

          毎日杯(G3) [重賞最終見解]

          2024年03月23日(土) 阪神11R 毎日杯近年の毎日杯は、東京コースや阪神外回りコースなど、直線の長いコースで実績を持つ馬が圧倒的に有利。 過去3年の当レースで複勝圏内に好走した9頭中7頭は、東京芝or阪神芝外回りコースの芝1600m以上で勝利実績を持っていた馬。 また昨年は、父か母父キングカメハメハ系の血統馬が5着以内を独占。 一昨年は、父ロベルト系の血統馬によるワンツー決着。 2021年は、ディープインパクト産駒が複勝圏内を独占。4着ルペルカーリアは父ロベ

          毎日杯(G3) [重賞最終見解]

          スプリングS(G2) [重賞最終見解]

          2024年03月17日(日) 中山11R スプリングS重馬場開催の2021年を除く直近4年のスプリングSで、複勝圏内に好走した12頭は全馬が、近2走以内に1600m以下出走馬or3コーナー5番手以内の先行経験馬。 1600m以下で勝利実績を持っていた馬も、過去5年で5人気以下から複勝圏内に好走した7頭中4頭が該当。 同じ時期、同じ3歳重賞、同じ中山芝1800mで行われるフラワーCとは相反する形で、いわゆるマイル指向のスピードがポイントになるレース。 シックスペンスは、

          スプリングS(G2) [重賞最終見解]

          阪神大賞典(G2) [重賞最終見解]

          2024年03月17日(日) 阪神11R 阪神大賞典過去5年の阪神大賞典は、4人気以下から複勝圏内に好走した7頭中6頭が、近2走以内に2400m以上の距離で3着以内or上がり順位3番手以内の実績があった馬。 近走好調馬の中でも長距離実績馬、あるいは長距離戦で末脚の裏付けを示している馬が、順当に走りやすいレース。 メイショウブレゲは、前走の万葉S(京都芝3000m)が、上がり最速の末脚で1着。 前述の通り、近走長距離で好走実績、末脚実績馬は有利のレース。 父ゴールドシ

          阪神大賞典(G2) [重賞最終見解]

          フラワーC(G3) [重賞最終見解]

          2024年03月16日(土) 中山11R フラワーC過去5年のフラワーCは、複勝圏内に好走した15頭全馬が、前走2000m以上出走の距離短縮馬or近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬という共通項。 芝1800m以上の距離に勝利実績を持っていた馬も過去5年で4勝。4人気以下から複勝圏内に好走した6頭中3頭も当該実績馬。 いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるレース。 また、この傾向に伴い、血統的にもスタミナ指向の強いタイプは有利。 過去5年で4人気以下から

          フラワーC(G3) [重賞最終見解]

          ファルコンS(G3) [重賞最終見解]

          2024年03月16日(土) 中京11R ファルコンS重馬場以上に悪化した2020、2023年を除く、直近3年のファルコンSは、複勝圏内に好走した9頭中7頭は、前走芝1600m以上に出走していた距離短縮ローテ馬。 また、上記期間の勝ち馬3頭は、全馬が芝1600m以上の距離で勝利実績or重賞で3着以内実績馬という共通項も。 いわゆる芝1400m重賞ながらも、1600m以上の距離もこなせる体力の絶対値がポイントになるレース。 また、血統的にもスタミナ指向の強いタイプは有利

          ファルコンS(G3) [重賞最終見解]