ヴィクトリアM(G1) [重賞最終見解]
2024年05月12日(日)
東京11R ヴィクトリアM
過去3年のヴィクトリアMは、近2走以内に1800m以上の重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬が全勝。
4人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も、上記のローテーションを満たす馬。
また、父か母父がディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬は、近3年で全勝。複勝圏内に好走した9頭中8頭も当該血統馬。
2021年は、ディープインパクト産駒が複勝圏内を独占する結果に。
近年に関しては、臨戦過程的にも、血統的にも、いわゆる中距離指向の体力が問われる傾向が垣間見えるレース。
ドゥアイズは、前走の阪神牝馬S(阪神芝1600m・G2)が、上がり順位3番手の末脚で5着。
血統構成は、ルーラーシップ(キングカメハメハ系)×ディープインパクト。
父ルーラーシップは、キングカメハメハ系の中でもスタミナ指向の強いことでも知られる種牡馬。
2021年のヴィクトリアMで、単勝176.9倍14人気ながらもあわやの4着に好走したディアンドルも、ルーラーシップの産駒。
3歳時には、今回と同舞台となるクイーンC(東京芝1600m・G3)で、クビ差2着の実績。
近年の当レースは、純粋に舞台実績馬も強く、直近3年は東京芝1600mの重賞レース勝ち馬が全勝というデータも。
また、5着に敗れた前走の阪神牝馬S(G2)は、マイル重賞としては短距離寄りのスピードが問われやすいレース。
真逆の才能と言っても差し支えはない、体力の絶対値が問われるマイル戦であれば、前走からの更なる上積みにも期待できるキャラクター。
ナミュールは、前走ドバイターフ(首・芝1800m・G1)2着からの距離短縮ローテで、中長距離指向のスタミナに優れたハービンジャー産駒。
東京芝1600m重賞の勝ち馬であることも強調材料。
2019年の勝ち馬で、2020年も3着に好走したノームコアも、ハービンジャー産駒で、東京芝1600m重賞の勝利実績馬。
7着に敗れた昨年のヴィクトリアMは、直線の勝負どころで不利を被った参考外レース。
充実期を迎えた今現在の状態であれば、まともに走れば昨年からの大幅な上昇にも期待できる1頭。
マスクトディーヴァは、前走の阪神牝馬Sが、上がり順位3番手の末脚で1着。
前述したドゥアイズと同じ、ルーラーシップ×ディープインパクトの血統構成馬。
先週7勝をマークしたモレイラ騎手の連続騎乗も心強く、定石通りに勝ち負けを期待。
推奨馬
ドゥアイズ
ナミュール
マスクトディーヴァ
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