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宇宙をきれいな「こだま」でいっぱいにしよう。~自死遺族になった日から10年経って起きた不思議な出会いの話~
私がお話聴きをしているオンラインコミュニケーションサービスLivelyTalk。
そのLivelyTalkが提供している今日から使える「聴く」マガジンLively Journalで記事を書きました。
私がお話聴き活動を始める原点となった10年前の出来事を振り返っています。
自死を扱った少し苦しい話ではありますが
同じ想いで苦しんでいるどこかの誰かに届く事を願っています。
一読いただけると嬉しいです。
今回は、記事中でも書いたように
私が「わからない事はわからないと理解する事」が
出来るようになってから起きた不思議な話を書きたいと思います。
-ある「本」との出会い-
母の死から10年が経とうとしていた頃
自分の気持ちにも自然と一区切りがつき、お話聴き活動を本格化させてから毎日のように様々な相談を聴いていた時の事。
ある相談者さんの話を聴き、話の流れから私の母の話をする事がありました。
普段から私自身の話は相談者さんにする事はなかったのですが(今もあまりないです)その時は何故か自然と母の話をしていたのです。
後日、その方が私のために、と一冊の本を紹介してくれました。
『命日占い』
そう書かれたタイトルの本は
「命日占い」は私たちが「幸せになるため」の占いであって
故人が遺してきた人々に対して伝えたい言葉を導き出すというものでした。
自身の誕生日と故人の誕生日、そして命日から
10個の故人との関係性に分類し
それぞれの関係性について説明をしていくものです。
占いの本なんていくらでもあるし
言い方悪いかもですが
この手の本には手を出したくないな、と
そう思っていた自分がいました。
でも、
この相談者さんには何故か母の事も話せたし
ちょっと見てみようかな、と興味本位で読み始めました。
この後、私はこの本で「母の言葉」を知ることになるのです。
-「こだま」のように-
私と母、それぞれの誕生日と母の命日から
導き出された関係性は「こだま」
そこにはこう書かれていたのです。
「このままの私で行こう」
そう言ってあなたが
透明な魂の音を聞かせてくれたなら、
私は「勇気」という名のこだまを
あなたに返そう。
あなたの声が大きいほど、
私の返す勇気も大きくなる。
そして、宇宙をきれいなこだまで
いっぱいにしよう。
自分が、自分らしく
前を向いて歩いて行けたなら
それを「勇気」に変えて母が返してくれる。
そう思えるだけで、勇気が湧いてきたのです。
また、ここで言う「声」は
私の「使命」を指し
ニュアンスとしては「このままの私で行くと決める」こと。
自分以外の誰かになろうとするのではなく
自分が自分でいられたなら、母は無理なく私に共鳴させることが出来、
それが二人の絆を強めていく。
-私が私でいることに気付いたから-
私は、私が経験した苦しみを
他の誰かが味わうことを一人でも減らせるように。
今苦しんでいる人たちの一助になるように。
あなたは決してひとりではないよ。
私はここにいるよって灯火を持って立ち続ける。
そんな自分自身でいたい。
そう思ってお話聴き活動を始めました。
きっとこの今の活動は
私が私でいる事、そのままの自分で行こう!
そう思えたからこそ「こだま」という母の後押しもあって
今に至っていると知ったのです。
そして最後に
まるで母が私に語りかけるような文章が綴られていました。
私の面影を探してくれているあなたを見ていると胸が苦しい。
でも、それは、この世で私があなたと生きた証なんだね。
ありがとう。あなたの痛みが一日も早く和らぎますように。
痛みではなく、愛しさであなたと繋がれますように。
あなたはなにをしなくても、
そのままで価値のある存在であることも忘れないでください。
「受け入れる」は理解しきれない事象に対してすること。理解できないと理解すること。人が亡くなっても、その人との関係はそこで終わらない。自分との対話を続けていれば、故人との関係も変化し続ける。-宇多田ヒカルツイートより引用-
わからない事はわからないと理解する事。
その想いに至るまで、様々な苦しみや後悔と向き合ってきました。
私の場合は10年かかりました。
時を同じくして、私が母を亡くした数か月後にお母さまを自死で亡くされた宇多田ヒカルさん。
彼女がツイートしたように、同じ思いに至るまで
同じ月日を過ごしていた。
このツイートは私にとっても大切な言葉として
今も胸の中にしまっています。
そして、わからない事はわからないと理解する事が出来た時
目の前に現れた不思議な体験。
そうやって故人との関係も変化していくのかもしれません。
今の私には
母が背中をぽんっと押してくれたような
そんな温かい感覚が、私の背中にはあるのです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
少しだけ、ご案内させていただきます。
自死遺族の方へのお話聴きによるケアや、
何気ない日常の「聴いて欲しい」を叶える
“お話ききますがかり”をしています。
私とお話したいと思っていただけたら嬉しいです。
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私がここにいます。
あなたは、決して一人じゃない。
ぜひあなたの声を聞かせてください。
いつかどこかでお会いできる日を
楽しみに待っていますね。
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