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エッセイ

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#calling

calling

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個展最終日の終了時刻、17時ちょうどにバイト先のスタッフからLINEが連投された。
トラブルがあったのだとすぐに解る。現実への引き戻され方が半端ではない。
明日からバイトに行ってトラブルを解消しなくてはいけない。
残念だとか台無しだとかは思わなかった。そのスタッフは私がこんなことをしていると知らない。帰ってこいということだ。
見ていたかのようなタイミングに笑ってしまった。

もうずっと昔のことのよ

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最後の金曜日

最後の金曜日

個展までいよいよ1週間を切りました。

このnoteは、個展へのプロモーションとして開始しました。
実際に作品を見てみたいと思うきっかけになってくれれば、作品を好きでいて下さる方が、より好きを深めてくれたら。
私が語りかける言葉があなたのどこかに少しでも引っかかり、そしてその引っかかりを残したまま会場に来て下されば、会場の空気と作品たちがその引っかかりを全て回収する。絶対に後悔させない。そういう心

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迷走と功績

迷走と功績

私がしているバイトは接客業で、お客様に一週間後の日付を伝えることが多々ある。
今日は、「一週間後の3月19日で…え?」と思わず言葉が詰まった。

一週間後、3月19日。
ここ最近、FANTANIMA関連に時間を使っていたのであまりよくわかっていなかった。もうすぐ個展が始まるじゃないか。大変だ。
次から次へとやることが出てくる。搬入前日は歯医者とバイトだ、ちゃんと逆算しないと間に合わない。

大変だ

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スタンド・バイ・ミー

スタンド・バイ・ミー

今日はnoteを始めて6ヶ月記念日だそうだ。
週1回だが欠かさないということは短い期間でもそれなりに大変だった。
どういった内容がよく読まれるのか、どういったタイトルや写真だと読んでみたくなるのか。
色々やって分析してみよう、などと思っていたが、分析のためのデータを集められるほど読まれているという実感もなく、そもそもその分析によって得た情報から書く内容を決定するのかと問われたらしないなと思い、途中

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切実さに触れたとき人の心は動く

切実さに触れたとき人の心は動く

例えば3年前の貴婦人ドレスの撮影を、スタイル抜群で美しい彫刻のような造形のモデルさんに頼んでいたらきっと私の真意は伝わらなかった。

その歌は、たとえヘタクソでもあなたが歌うから響くのであって、レディーガガの圧倒的な歌声ではきっと伝わりきらない。
しかしレディーガガの素晴らしさは世界トップレベルに違いなくて、だから、良い悪いや、上手い下手で何かをジャッジする話ではない。

ヘタクソな歌でも、自分だ

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