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新人看護師が4月にやるべきことはこれ。(目次で興味あるものだけ読んでください)

国家試験合格おめでとうございます

あと数日で4月となり、ついに2年〜5年かけて勉強し続けて獲得した看護師としてデビューするんですね!
今の気持ちはドキドキ、ワクワク、不安などなど、いろんな感情が渦巻いている感じでしょうか?

この1ヶ月はきっと開放感と合否発表の緊張が入り混じりながら過ごされていたのだと思います。そんなあなた方へ少しでも役立つ情報をお伝えすべくこのnoteを書きます。目次から興味のある項目だけ見てもいいと思います。

簡単な自己紹介

初めまして。看護師歴そこそこの「ふろね」と申します。
小さい病院から大学病院まで勤務経験があり、老人ホームや訪問看護などでも年単位のバイトをしていたりとという感じです。
特にこれといった理由はないのですが、何となくこれまでの学びなどをどこかに書き記しておこうかなと思いnoteを始めてみました。

時期的に考えてまずは新人看護師向けにしたという我ながらの安直さ。

まず生活リズムを作る

兎にも角にも仕事をしながら生活するということに慣れることが大切です。言ってみれば大変だった実習がこれから永遠と続くんですよね。(ただ家でやる記録がない分楽ですよ!…多分)

起床→仕事→就寝 のサイクルにあたまと心をチューニングするわけです。

なぜなら看護師の仕事って基本的にマルチタスクなので、覚えることと判断することが多くて心身ともに結構疲れるんですよ。なのでできるだけ同じ時間に起きて、同じ時間に寝るようにすることで少しずつあたまと心を慣らしていくと。
もちろん同期や友人と遊ぶことも大切です!そんな日も夜はしっかり寝る時間を確保するようにしましょう。

「健康第一で生活リズムを作ること!」
きっとこれはどの職場でも必ず言われることだと思います。(そのくせ宿題があったりするんですよねぇ…)

2・3年目の先輩から色々話を聞く

職場でムダなストレスをできるだけ減らすことは長い看護師生活を送っていく上で重要なことです。所属した職場独自の仕事のコツや勉強の仕方、ちょっと注意が必要な先輩リストと攻略法などなど、少なくともその職場で一年以上働いてきた猛者ですからきっとためになるアドバイスがもらえるはずです。この後の項目でも聞いたほうがいいところは書いておきますね。とにかく人間関係、だいじ。

ちなみに退職理由のうち人間関係は12.8%だそうです。意外と少ない…?
引用サイト:厚生労働省 看護職員就業状況等実態調査結果

報連相はしつこく

中堅以降の看護師は報連相を好みます。というかあなたの行動やその意図を全て把握していないと不安になる生き物です。先輩によっては報連相をしすぎて怒られることもあるかもしれません。でも報連相が不足しているともっと怒られます。
どうせ怒られるのでそれなら報連相して怒られたほうがマシというものです。あなたは悪くないんです。むしろ先輩のキャパの問題…

報連相のコツはつかみにある

報連相は必ず結論から話すといいです。結論を最後にすると聞いてる側はいつまでこの話が続くのか、結局何が言いたいのかがすごく気になっちゃうんです。ほらベッドサイドにも早く行きたいし基本せっかちなんですよ。なのでまずは結論を伝えてそこから本題に入るようにしましょう。
(このnoteも目次がほぼ結論になっていると思いませんか?)
参考サイト:WORKPORT 報連相は完結に!結論から話せるようになるためのコツ

ちなみに患者さんに関することはSBAR(エスバー)ってやつを使うといいですね。
S:状況(結論)→B:背景→A:アセスメント→R:提案
しかし新人でいきなりアセスメントと提案って結構ハードル高いですよね。
急変した時はS+R(状況+提案)でもいいと言われています。
「⚪︎⚪︎さんが呼吸停止したため用手換気しています。(S:状況)急いできてください(R:提案)」

参考サイトのリンクを貼っておきますのでSBARに興味のある方は読んでみてください。入職したらどこの職場でも最初に習うことかもしれません。
参考サイト:看護Roo! 「何のためにその報告をしているのか?」を考える 新人ナースのホウレンソウ

仕事中はとにかくメモをとる

こんなタイトルにしておいてなんですがこれは正直賛否両論です。メモを取る習慣がない人には難しいでしょうし、メモをとっていいのかもわからない状況もありえるでしょう。
少なくとも学生ではないため基本的にメモはとって問題ないです。不安なら一言先輩に聞いておくといいでしょう。これは報連相の相談ですね。

メモを取る習慣がなくて取らなくても説明を覚えておく自信がある場合は取らなくていいと思います。ただしそれをよく思わない先輩もいるため、パフォーマンスとしてとっておく、というのはその後の人間関係をスムーズにするためのコツとしてお伝えしておきます。悲しいけど先輩も人間なので感情的な部分って結構あるんですよ。
そういう人はあらかじめ2・3年目の先輩に聞いておくといいかもしれませんね。メモを取らなくても怒られない職場か。

休日に勉強はすべきか?

ここは本当に部署によって分かれます。師長の方針などに強く影響されるのですが、クリティカルケア系の部署はそこそこの確率でレポートを課される可能性があるでしょう。
問題なのはいつそれをやるのか?ということです。

もしもレポート等の宿題が課された場合は、まず2・3年目の先輩にどのようにやっていたかを聞いてみましょう。それに合わせていけばまず間違い無いです。

宿題がない場合は、もし生活に余裕があるようなら日々のメモをまとめる作業をするといいでしょう。わからないことを調べるだけでも十分実践的な学習方法になります。

そんな余裕がなければ生活リズムを作ることとストレス発散することが最優先です!ちなみに余裕がないためそういう時間を取れていないことを報告しておくことも一つの手かもしれません。

レポートのまとめかた

最後に疾患別や治療別にレポートをまとめる課題が出された場合のコツを少しだけ書きます。
結果から書くと100点の内容をつくる必要はありません。(しっかりやりたい方は生活に支障のない程度にぜひやったほうがいいです)

どういうことかというと、基本的にはレポートで「まとめること」と「実践で使える知識にすること」は違います。まとめたからと言って理解しているわけではないですからね。内容はわからないけど本に書いてあるからひとまず書いた、ということはよくあるんじゃないでしょうか(体験談)。結局実践しながらレポートの内容を補足したり内容を繋げていくことが一番効率的だし効果も高いんです。これはいわゆる経験学習というもので、最後に参考サイトを載せておきます。

ただしこれをやるためには書き足すための土台が必要です。病気が見える程度でいいので、ベースとなるものを用意しておきましょう。(ここは完全に個人の感想です)

疾患ごとに解剖生理→病態→治療→看護 ぐらいは書いておくといいですね。特に解剖生理はしっかり書いておく(貼り付けておく)ことが重要です。働いていくと実感すると思いますが、とにかくまずは解剖生理なんですよね。なんで学生の時に教えてくれなかったんだろうってぐらい。
後からメモを追加できるようにそれぞれスペースを確保しておきましょう。

レポートは先輩と完成させる

ということで簡単にでもまとめたレポートを職場に持ち込んで、毎日先輩のアドバイスを受けながら書き足していく習慣をつけていきましょう。

もちろんレポート持ち出すのがダメという先輩もいるかもしれません。そういうこともあらかじめ聞いておくといいですね。報連相、報連相。

参考サイト:教えてカメさん 【経験学習ってなんだ?】看護師必見「コルブやギブスなど複数の理論を基に解説するよ」(ちょっと内容が難しいのでまとめに飛ぶようにしてます)

最後に

長くなりましたが4月は生活サイクルを確立して、先輩にいろいろ聞きながら上手く乗り切っていきましょう!
きっと楽しい看護師人生になりますよ。
そしてこのnoteが微力ながらも誰かの人生の力になれていると幸いです。

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#SBAR #コルブの経験学習サイクル #メモ #レポート


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