Kei Moriyama

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最近の記事

在職中の給与交渉が無意味な理由

久しぶりのノートです。今日は掲題について書きたいと思います。 職務経験や勤務年数に対応して、より良い給与報酬を実現していくのは会社員の悲願です。醍醐味と言っても良いでしょう。自身の成長が確かな数字となって返ってくるのは、自己肯定感をもたらしてくれて、気分が良いですよね。 しかし現実は、そう都合よく行かないものです。 経験を積んで会社により大きな貢献ができるようになれば給料が上がっていくと期待していたのに、働けど働けど給与は据え置きで、ちょっとどうなってんの?と上司や社長

    • こういう役には多分順番がある

      相変わらず米系IT企業ではレイオフの嵐が吹き荒れています。 プロフェッショナル御用達のSNSであるリンクトインを見ていると、「この度レイオフの対象となり解雇されました、オープントゥワーク(求職中)です」みたいな投稿が毎日のように流れてきます。投稿者は大体、名だたる企業の元従業員です。 リンクトインでは例えば筆者が誰かの投稿にいいねを押すと、その投稿が筆者の友達のフィードにも表示される仕様になっていて、結果、凄い数の人にメッセージが届いて潜在的な雇用主に出会いやすくなるよう

      • 日本は終わってる論者はなぜ日本を出て行かないのか?

        先日ネットサーフィンを楽しんでいたらこんな記事を見かけました。 私個人としては会話に命令形が使われた時点で閉口してしまうのですが、出演者の方はこの「出て行け!」にひるまずに切り替えされたようで、凄いなぁと思った次第です。 しかし伝え方はさておき、この主張自体は妥当なものに思えます。 実際、「日本が嫌なら海外に行けば良いのでは?」という台詞は、海外で職を得て生活を確立した人たちからしばしば放たれています。なおこの種の人たちは知性がありますから、主張が命令形ではなく疑問形で

        • [英語多読] Inspired: How to Create Tech Products Customers Love

          ここ数ヶ月の英語多読は、相変わらず児童書を中心に読んでいます。前回の Hello, Universe 以降、以下の本を読みました。多分全部ニューベリー賞のリストから見つけたものです。 The Girl Who Drank the Moon (Winner of the 2017 Newbery Medal) The Crossover (The Crossover Series) Flora & Ulysses: The Illuminated Adventures

        在職中の給与交渉が無意味な理由

          [英語多読] Hello, Universe

          久しぶりに洋書多読の近況を。前回の記録から7ヶ月ぶりですね。 上記の記事で触れた児童書たちは読み終えたので、最近はニューベリー賞の受賞作品 (Winner) を新しい方から順番に読んでいます。 2022年の "The Last Cuentista" から始めて、"When You Trap a Tiger" (2021), "Merci Suárez Changes Gears" (2019) と読んできて、難しい本が続くな、と感じていたのですが、この 2018 年の "

          [英語多読] Hello, Universe

          エンジニアは土日も勉強するべき?

          面白い記事を見かけたので思った事を書いてみる。 エンジニア一般の話は知らないが、自分が元記事の未経験エンジニアの立場だったらどう動くか思索してみた所、結論としては「土日も必死に勉強する」行動を取ると思われた。詳細は以下である。 なぜ勉強するのか理由は2つある。 第一には恩返しである。自分を未経験と知りながら雇ってくれた会社・採用担当者への限りなく大きな恩。これはもう、会社にとって有用な人材となり利益をもたらす事で報いるしかないだろう。そのために1−2年位は土日も必死こい

          エンジニアは土日も勉強するべき?

          [英語多読] Lizzie Zipmouth & Dustbin Baby

          本のチョイス 最近は NYT のベストセラーから読む本を選んでいたのだけど、下記の記事で紹介されている児童書たちが面白そうだったので、最初のアイテムから読み始めた。既読は Wonder と So B. It だけなのでしばらく楽しめそう。 一冊目: Lizzie Zipmouth 気難しい step-祖母と仲良くなるほのぼのとした話。Kindle の推定(統計?)によると典型的な読了時間は1時間以下。筆者は2時間くらいで読み終えた。 ところで日本の児童書だと義理の父と

          [英語多読] Lizzie Zipmouth & Dustbin Baby

          [英語多読] The One and Only Ivan

          初投稿 1年ほど前から行っている洋書多読の記録をつけてみようと思いノートを書いてみる。誰かの学習の参考になれば素晴らしいと思うが、ならなくても自分の回顧として役立てば良い。 本の選択 筆者は米系企業で働いており、仕事は100%英語でこなしている。メールや社内文書、上司との1-on-1や会議など各分野でそれぞれ課題はあるものの、何年も首にならずに生存できている事を鑑みると、英語での意思疎通にさほど問題はないように思われる。 しかし専門とかけ離れた日常的な英語となると、例

          [英語多読] The One and Only Ivan