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[英語多読] The One and Only Ivan

初投稿

1年ほど前から行っている洋書多読の記録をつけてみようと思いノートを書いてみる。誰かの学習の参考になれば素晴らしいと思うが、ならなくても自分の回顧として役立てば良い。

本の選択

筆者は米系企業で働いており、仕事は100%英語でこなしている。メールや社内文書、上司との1-on-1や会議など各分野でそれぞれ課題はあるものの、何年も首にならずに生存できている事を鑑みると、英語での意思疎通にさほど問題はないように思われる。

しかし専門とかけ離れた日常的な英語となると、例えば読める洋書などは小学生向けの童話などが関の山である。多読を始めた頃は近所の図書館の子供コーナーからイラスト入りの本を借りてきたり(無料)、英語学習者のノート記事を頼りに Kindle 本を購入していた。直近では Ken Sugihara 氏の記事、特に下記のロードマップのお世話になった。

このリストに沿って「who was」シリーズ、「I survived」シリーズ、そして HolesWonder などの児童書を読んだが、どれも定評通りの名著だと思われた。個人的にはストライプパジャマの少年たちの話、特に探検好きの少年がパジャマを着るシーンが好きである。

しかしロードマップ後半に差し掛かる頃には本のチョイスに違和感を感じ始めたので、記事中の「楽しむのが一番」というアドバイスに従って独自の道を行くことにした。

ここまでの多読経験から New York Times のベストセラーには当たりが多い気がしたので、今は公式サイトの Middle Grade Paperback から本を選ぶようにしている。今回読んだ「The One and Only Ivan」は2021年12月現在、3位にランクしている。対象年齢はネイティブの8−12才と、レベル的にも丁度いい。


負荷

物語は、モールで暮らす主人公のシルバーバック Ivan と新入り象の Ruby が、モール内の狭いケージから広い動物園へと領域を展開する話である。Amazon レビューにあるような感動は感じられなかったが、ゴリラにして芸術家の Ivan が自身の作品で道を切り拓いていくシーンには大いに勇気づけられた。なお Ivan は実在するゴリラがモデルになっている。

文章のスタイルとしては Ivan 自身が話の語り手であり、詩的な感じでセクションが細かく区切られているため、一度に大量の英文を処理する体力がなくてもコツコツ読める構成になっている。

筆者の場合、小学生向けの300ページくらいの童話は(フルタイムで働きながら)2週間くらいかかるのだけど、今週はクリスマス休暇に有給を繋げた事もあってこの本は6日で読むことができた。実際に掛かった時間は測定してないが、読み始めの頃に Kindle が出した予測値は4時間半程度であった。典型的には2時間21分で読めるらしいので、読書スピードはネイティブの半分程度だろうと推察できる。自身が楽しむことが一番ではあるが、いつかネイティブレベルのスピードで読めるようになりたいな、とも思っている。

ボキャブラリ

おまけ的にボキャブラリを記録しておく。Kindle には辞書機能が搭載されており、分からない単語をその場で調べる事ができる。こうして調べた単語は記録が残り、本を読み終えると同時にボキャブラリー・リストが完成する。Kindle 本が紙の本より便利な所のひとつだ。この本でリストに加わったのは以下の単語たち。

  • indebted

  • ambles

  • heartfelt

  • beckon

  • relent

  • bonkers

  • stragglers

  • flimsy

  • loamy

  • inferior

  • wimpy

  • upstart

  • laze

  • spry

  • smidgen

  • strut

  • bicker

  • mutt

  • placid

  • puny

  • luscious

  • lumber (動詞の方)

  • lobelia

  • monstrosity

  • glob

  • dew

  • ashtray

  • deodorant

  • rump

  • blender

  • forage

  • lopsided

  • pooch

  • specimen

  • ebony

  • sawdust

  • manatee

  • scruffy

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