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アトムの子(及びライバル)。

昔々(旧)虫プロというアニメ制作会社があってだな…

改めて説明いたしますと、手塚治虫先生が設立し最初の「鉄腕アトム」を制作したスタジオが”虫プロダクション”でした。 先行する東映動画(現・東映アニメーション)とは対照的に、当時不可能と言われたTV アニメ製作のため思い切った手間・コストのカットとそれに伴う独自の表現方法を発展させ、人材面でも経歴学歴にこだわらない起用で多くの個性派クリエーターを輩出しました。
現代にも問題がつながる過剰コストカットのせいもあり、1973年に1度倒産します。 再建後の(新)虫プロは手塚先生との関わりは薄れていますが、学童平和教育向けの作品などを多く手掛けました。
また、京都アニメーションは(旧)虫プロ出身の八田陽子社長の設立による会社で、2019年の放火事件の際、それ以前にいわゆる自衛隊勧誘動画の制作を断っていたという噂がまことしやかに囁かれました。 (絶対反戦主義たる)手塚先生の志の入った会社であれば、ありうる話かもしれません。

そうした”アトムの子”といえるクリエイターの方々、そのアニメにまつわる方、更には東映動画系列のライバルたるお方について、私のつかまえたこぼれ話を綴らせていただきます。

中村和子氏

NHK朝ドラ「なつぞら」にこの方をモデルにしたキャラがおり、放映終了後にひっそりとその訃報が伝えられました。

詳しくは知らないのですが、「リボンの騎士」手塚先生の少女漫画を意識したソフトな目線のサファイアに対し、目元キリリなサファイアを描かれていたと思います。

1980年のアニメ映画「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」は、作画監督を置かず個々のアニメーターがキャラ別に原画を担当するという、どちらかといえば特殊な製作体制がとられていました。 実はこれ、最大の押しヒロインたるオルガ(人間ではなく機械、手塚先生ご執心の変形までしちゃうけど、アニメではよくあることなので無問題)を中村和子氏に描いていただくことが一番のキモだったのでは… とも思えます。

(もう一人の女性キャラ・レナも中村氏が描いておりますが、公式資料には残っていませんが当時の雑誌記事によると、設定デザインについてなんと、元手塚プロアシスタントで「コブラ」の作者・寺沢武一先生もラフを描いていたという… 😲。 主人公ゴドーの衣装デザインなどは確かにかなりそれっぽいので、レナがヘソ出しギリギリなのもあるいはそのせいかと⬅話が逸れてるし何を言ってるんだ自分。 )

出﨑統氏

こちらも既に鬼籍の方ですが、独自の作風で多くの作品を生んだカリスマ演出家でした。
虫プロ時代の代表作は少年劇画の代表格で手塚先生にとってもむしろライバル視の対象であったろう「あしたのジョー」、没後に出版された伝記本などを読んでも、実際東芝(一時期務めていた)の偉ぶった社員にケンカを吹っ掛けるほどの武闘派だったそうで(ひええ😱)…、およそ手塚作品の作風とは遠いところにいらっしゃいました。 ただし上から目線の権力的存在に対する反骨精神は、手塚先生と共通するものがあります。

旧虫プロを離脱後この方は手塚作品には踏み入れづらいところがあったのかどうか、手塚先生没後に、アニメとしての遺作「旧約聖書物語」を受け継ぐ形で製作され、そして代表作「ブラック・ジャック」の初アニメ化に至ります。

「ブラック・ジャック」はOVA12本(もっとも11・12話は出﨑監督は既に闘病生活に入っており、ほぼ企画段階のみの関わりのようです)・劇場用1本。 OVAは1本50分という、出﨑監督が山のように手掛けてこられたTV作品(東京ムービー作品「ジョー2」「ベルばら」などに見られる”さきまくら”は別名義で、TVなのに半分あるいはそれ以上の割合をこなされていたようで… すごいハイペースですね)あるいは劇場用作品とは異なる尺で、わずか20ページでシンプルながら濃いストーリーを叩き出していた原作との兼ね合いという面でも、プロット的にはやや難しいところがあったかもしれません。

手塚作品の遺伝子が色濃く表れているのはむしろ劇場版で、悪のヒロインジョー・キャロルは原作『U-18は知っていた』のワットマン博士がモチーフと思われますが、理想主義者ではあっても悪女とまでは言えないワットマン博士に対し、ジョー・キャロルはワットマン博士の更に元キャラたる岩根山ルリ子(「バンパイヤ」)を彷彿とさせる”悪の華” っぷりを発揮します。 (絵的に言えば三日月形に切れ上がった眉毛は、まさに手塚悪女の特徴です。 )
更にジョー・キャロルの養父ブレーン社長は、「メトロポリス」に原型を持つレッド公、野望のためにかりそめの子を生み出すという役どころはまさにそのものです(ジョー・キャロルの出生の秘密”体外受精”のシーンは「火の鳥」っぽい)。

今更ですがTVアニメ版の方も、もしも出﨑監督が手掛けられていたら… ❗
独特過ぎる作風ゆえの軋轢はあったでしょうが、少なくとも現実に造られたTVアニメ版のように、監督と称する人物のみのメリット(多分当人はそれを当然の権利とみなしているかと)が第一、それ以外〔原作読者/TVアニメ版の出来がもっと良ければ獲得できたかもしれない新規ファン(私の身内に中学校教員がおり、 学校行事用にこのTVアニメ版のDVDとかも用意したら… これが不人気だったんですってよ😩)/純粋にアニメ表現への愛ゆえに仕事をしているクリエイター〕誰も得しない構造にはならなかったでしょう。
このTVアニメ版と同時期に出﨑監督が手掛けられた「雪の女王」を見る限り、氏の力量をもってすればプラットフォームに合わせたややマイルドな造りにすることも十分可能だったろうし… あーモッタイナイ😔。

りん たろう氏

虫プロ時代の名義は本名の林重行氏、こちらは出﨑氏とは異なり多くの手塚作品、そして虫プロ倒産後「鉄腕アトム」の東映動画リメイク企画「ジェッターマルス」を手掛けておられます。

その後代表作の1本とされる、松本零士先生原作「銀河鉄道999」を製作されますが、この起用には先に作られた同じ松本先生原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」の評価がありましたが… この作品の主人公、出﨑監督の項でも触れた手塚先生の同時期のヒット作にして代表作「ブラック・ジャック」と… 誰がどう見ても思い切りカブってるぅぅぅ~❗
アニメ化では「ハーロック」の方が「ブラック・ジャック」に先駆けていて海外知名度も高く、出﨑監督版「ブラック・ジャック」の海外セールスサイトなどでは「医学界のハーロック」とかキッパリ紹介されてます(とほほ💦)。
更にこのTVアニメ版「ハーロック」、低年齢層向けに幼い少女キャラ”まゆ”が追加(厳密にはアニメ完全オリジナルではない)されているのですが、その絵柄が、かつてのアクティブオタク雑誌・ファンロードの人気コ-ナー風に言えば”見せましょう・松本零士先生っぽいピノコ(ブラック・ジャックの養女的存在の幼い少女)”の体を示していて…。 これは果たして手塚先生への申し訳なのかどうか❗❓

こうした一連の動きに手塚先生が激おこ🤬だったせいかそうではないのか、同時期少年誌で連載された「ドン・ドラキュラ」には”安直なバトルものコンテンツ”及び”それにノセられるお子ちゃま層”をdisったエピソードがあり、「ハーロック」も「ヤマト」(こちらは虫プロ商事出身にして手塚先生のジャーマネでもあった西崎義展氏プロデュース、詳細後述。 )等と並べてハッキリ実名出されちゃってました(同じ秋田書店なのにいいんだろうか)。
ちなみにここに並べられていた他のアニメ作品は、「ガンダム」「ザンボット」(冨野由悠季監督・詳細は後述します)、「未来少年コナン」(宮崎駿監督・こちらも後述)、タツノコプロ作品「ガッチャマン」「ゼンダマン」、他「キャプテンフューチャー」、「ルパン三世」でした。

この「ドン・ドラキュラ」ものちにアニメ化されますが、最短4話で打ち切られるという謎伝説を残してしまいました。
(ヒロイン・チョコラ役の島津冴子さんが当時のラジオ番組で、言うに言えない「大人の事情」に涙してたとか)。
理由は広告代理店の倒産となっていますが、真相は業界全体にケンカ売りかねない先のエピソードが、誰か偉いさんの逆鱗に触れたとかじゃないだろうな…

りん氏の方は手塚作品出入り禁止というわけではなく、手塚先生の生前に「火の鳥鳳凰編」、没後に追悼企画的な「ぼくは孫悟空」、更に「アトム」の原型ともされる「メトロポリス」を手掛けておられます。

松本零士先生

正式な師弟関係はないものの、”心の師”としているといっていいでしょう。 (スポット的にお手伝いしたことはあったみたい。 )

先の丸かぶり”ハーロック”のキャラについて松本先生本人は「自己の最も古くからのキャラクター」と紹介しておられます。
それは間違いないのですが、眼光鋭く左頬に傷、黒マントの黒装束というよく知られたビジュアルに固まったのが「ダイバー0ゼロ」という、かなり手塚作品オマージュ=ぶっちゃけ「アトム」な作品なんだなあ…(1975年作品=「ブラック・ジャック」より後)

この作品中のハーロックは初めノースウェスト・スミス(アメリカの幻想スぺオペ、ハヤカワ版の挿絵を松本先生が描いている)とほぼ同じ、白っぽい宇宙服に顔を横切る傷痕ーというビジュアルでした。
それが次の回では黒マント黒装束(これ自体はより初期の作品「大海賊ハーロック」に原型が見られます)、そのとたんに傷痕は右頬に移動… あれれ⁉「先生ヤバいっす~似すぎちゃってますよ~❗」という周囲の声があったのかどうか… ❓さらに次の回ではまた真ん中に動いちゃってるんですけどね。

ハーロックのパートナー的な異星人女性・ミーメもこの作品から登場していますが、特徴的な喋り方で恋愛関係とは違うパートナーとしての存在が演出されているあたり、ピノコと共通するかもしれません。 (ちなみにミーメが機械の体をもらうと、前述の手塚ファミリー寺沢武一先生「コブラ」のアーマロイド・レディ―彼女も恋愛対象でないパートナーでした―になります。 )

この一連のキャラかぶりにつき、小松左京氏は逆にハーロック➡ブラック・ジャック説を提示しておられたような… (「宇宙海賊キャプテンハーロック」文庫版の後書きか何かだったかな? )さて真相やいかに。

作品のオリジナリティに関してこの松本先生、二度訴訟があっていずれも敗けちゃってるんですね…
◎VS槇原敬之氏〈「約束の場所」の歌詞が「銀河鉄道999」のキーフレーズ
のパクリを疑われた〉
何分言葉の類似となると、さすがに曖昧過ぎて根拠が乏しかったようで…
ただし結果は、力関係における芸能業界の優位性をタテに槇原氏側が逆ギ
レしたと取れなくもない。

◎VS西崎義展氏〈「宇宙戦艦ヤマト」原作権〉
これにつきましては旧「ヤマト」のキャラクターの絵・ネーミング・性格
付けなどは紛れもなく松本先生のものですが、あくまでも設定デザインと
いうことで。
… まあ、松本先生が訴訟に踏み切ったのは、西崎氏の言動がどんどん
gdgdになっていったせいでもあるのですが(詳細は後述)。

もう一つ、前述したりん たろう氏との間でもいささかの確執がささやかれております。
「宇宙海賊キャプテンハーロック」製作中の雑誌記事で、りん氏は松本先生の漫画のプロットの弱さにつき苦言を呈しておられました。 確かに「ハーロック」は元々アニメ企画の漫画版を先行させたものであり、アニメ用の設定を小出しにして構成されているようなところがありました。 (まあそれでなくても、ストーリー構成力について大師匠たる手塚先生と比較されたりしたら、まず勝目はありませんがな😔。 )

りん氏も松本先生の四畳半シリーズについては評価しております。 その通り、特に「男おいどん」は少年マガジンというメジャーなプラットフォームへの意識もあってか、ストーリーも一話毎練られており、広く共感を呼べる出来でした。

​対してSF作品メディアミックスでブレイクしてからの作品は概して密度が薄く、「宇宙戦艦ヤマト」漫画版はかなりダイジェスト化されている上2作目は途中で終わってます。 「男おいどん」と同じ少年マガジン上での連載「クイーンエメラルダス」ですら、回を追うごとに大ゴマが目立ち、大学サークルの同人誌で「クイーンテヌキデス」なるパロディ漫画すら描かれて揶揄されておりました。
〈余談ながら今やスマホ読みが主流の時代で大ゴマは当たり前、私の創作漫画などもいつ「ゴチャついてんだYoー🤬❗」と添削されるか恐々としております。インスタなんか1P1コマでインジャネ❓説すらありますが、それでは100頁かけても1話終わらないような…。まあ大ゴマは良くてもメリハリは必要不可欠ですが。〉

のちに「ハーロック」の続編もしくはパラレルなアニメ作品「endress odessey」が製作された際、敵兵器の画面効果が六芒星のように見える旨で、松本先生が激おこ😡してリテイクに至った事件があり、「松本先生積年のウラミハラサデか❗❓」とも囁かれましたが…これは単にりん氏の不注意を松本先生が正したと見るべきでしょう。六芒星≒ダビデの星はユダヤ人にとっての聖紋ですので…。但しユダヤ教の専売特許というわけでなく、三角形のいわゆるピラミッドパワーの2D重ねという意味合いで、魔法陣などにも多用されています。けれど慎重を期すということで、「ダイの大冒険」「遊戯王」などの漫画・アニメ作品ではやはり絵柄が差替えられています。

西崎義展氏

「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサーとして有名な人ですが、前述の如く元をただせば虫プロ商事所属にして手塚先生の敏腕ジャーマネ…だったはずが、虫プロの経営悪化の際どさくさに紛れて、手塚先生原作「青いトリトン(虫プロ商事でパイロットフィルムまで作られていた)」のアニメ企画を持ち逃げし、「海のトリトン」を製作した…と、手塚先生及び手塚プロ側からはみなされていたようです。

その後「ヤマト」をヒットさせるのですが、先述した「火の鳥2772」と同年に公開された劇場版第3作「ヤマトよ永遠に」では、サーシャ&サーダーと云う女性キャラ2名に限って、「2772」と同じく1人のアニメーターが受け持つという“キャラクター制”がとられておりました。しかも担当したのは。「2772」で主人公ゴドー&その兄にして宿敵(こう書くとなんかラオウみたい)ロックという重要どころを受け持った高橋信也氏です。「ヤマト」の前作でヒロイン森雪を色っぽく描いたが故の西崎氏のご指名という話ですが、まさか手塚先生への何らかのイヤガラセだったんじゃなかろうな…。
このキャラクター制、絵の統一感がなくなる危険があるようで、「2772」と異なりこちらの「ヤマト」では他のキャラ全般は通常の作監制をとっていたせいもあり、女性キャラ2名の絵柄が明らかに浮いていました。サーシャは森雪によく似ているという設定で、アナライザーが「雪サンダ、雪サンガイル」と騒ぎますが、実際の絵は…にっ似てない、「北斗の拳」のユリアとマミヤ(後期)ほど似てないィィィ〜❗

「ヤマト」の一旦の完結と共に西崎氏も凋落をたどり、持ち会社ウエスト・ケープ・コーポレーションの倒産に始まり、シャブ&ヘロイン&ガンジャのフルコース、愛船のヤマトさながらのフル武装…と、前述の松本先生を呆れさせる奇行の連続でした。(個人的にはフル武装でフライデーされた際の、“赤坂のデスラー”と呼ばれブイ×2いわせてた全盛期の一見ダンディーの面影もない、貧しい毛根にポカーン😲でした。)

https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E8%A5%BF%E5%B4%8E%E7%BE%A9%E5%B1%95_%E4%B8%8D%E7%A5%A5%E4%BA%8B

晩年は体も不自由で、にもかかわらず愛船YAMATO(さすがにフル武装ではなかったかと)に乗り込んでマリンスポーツ中に亡くなりました(⬅いくら何でも不自然だったため、いろいろと憶測が飛び交いましたね~コレ…)
リアル戦艦大和の乗組員と同じく“水づくかばね”になってしまわれたわけですが…大和を野心と金銭の種にしてきたがため、最期は何かの因果律が働いたかもしれません…。歳取るまで待ってていただけたんだから、全然優しいもんだと思いますが。

富野由悠季氏

言わずと知れた「ガンダム」の人です。旧虫プロでは“新田修介”名義で「鉄腕アトム」の演出を手掛けました。退社後「海のトリトン」では敢えて手塚原作に準拠せず少年のシビアな戦いを描き、いわゆるアニオタのハシリのような層から熱い支持を得ますが…

企画自体が前述のように西崎氏持ち逃げと目されており、おまけに「原作ツマンネ😑」と言い切っちゃったも同然だった上、最終回大改変ということで、本気で出入り禁止くらっちゃったとか…

https://magmix.jp/post/113862

そのせいか、富野氏作品は前述の「ドン・ドラキュラ」では「ガンダム(機動戦士ガンダムのいわゆるファースト)」「ザンボット(無敵超人ザンボット3)」が槍玉に挙げられています。 両作品とも「トリトン」同様少年のシビアな戦いを描きむしろ”手塚遺伝子”を保っているようにも見える作品傾向で、「ドン・ドラキュラ」のエピソードテーマで手塚先生が批判しようとした”強く戦う俺様カコイーー❗”的なコンテンツからは随分ズレています。
特に「ザンボット」は「ドン・ドラキュラ」執筆当時のリアルタイムでもなく、メガヒットというよりやはりアニオタカリスマ支持ですし…。 ”俺様カコイーー❗”ならむしろ「ザンボット」より1年新しい「無敵鋼人ダイターン3」の方が相応しいかもしれません。 (もっともこちらもラストにどんでん返しがあるようですが。 )

同時代には他のサンライズロボット作品として「闘将ダイモス」「未来ロボダルタニアス」とかもあるのに、わざわざ上記2作品を挙げたのはやっぱり…
手塚先生にとって、自らの「アトム」からの学びをもって出来てきた富野氏作品(殊にロボット物ジャンル)が、他所で支持を得ていることは、更に面白く思えなかったかも…。

(仮に富野氏と西崎氏の両名をdisりたかったなら、もういっそ「トリトン」を挙げちゃえばよかったんじゃ… てさすがにムリか。 )

宮崎駿氏

東映動画出身にして妥協しないアニメの品質保持に腐心してきたこの方と、手塚先生との確執は、既に山ほど語られてきたところであります。

前述のとおり「ドン・ドラキュラ」におけるdis作品には、氏の初監督作品「未来少年コナン」が挙げられちゃってるぅ… ❗
(「ルパン三世」も宮崎氏が手掛けておりますが、「ドン・ドラキュラ」発表時、TV第1シリーズからは年数が経っており、「カリ城」は公開前なので割愛)

同時に挙げられているスぺオペやロボット物・アクション物は、メカあるいは対人的なバトルや破壊が見せ場になっていると見られても仕方ないところがありますが、「コナン」はそういう戦いを強引に仕掛けてくる大人に対し、子供が生き延びるためほぼモリ一本で抗うのがキモであって… 一緒に並べるのは絶対違うでしょ❗❗❗❗
先に挙げた富野氏の「ガンダム」「ザンボット」以上に、”強い俺様カコイーー❗”からはズレちゃってます…。

この件が単に当時のヒット作をとりあえず並べた結果なのか、手塚先生と宮崎氏との確執に基づくものなのか、あるいはこの一件が更に宮崎氏の怒りを買ったのか… 今となっては全くの謎です。








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