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私が苦手だった英語のリスニングを克服した話 4つの克服方法

前回の記事では、私が英語のリスニングを克服する前、英会話においてどの様な苦労をしたかをお伝えしました。

この記事では、私が苦手な英語のリスニングを克服した4つの方法を紹介します。


1. 正しい発音やイントネーションを学ぶ

私が英語のリスニングが苦手だった理由の一つは、実際の発音やイントネーションと自分の認識が違っていた為です。日本語でも、個人や出身地によって発音やイントネーションが異なる事がありますが、自分の認識と違う言葉は理解が難しくなります。

中学高校時代の私は、英語の音をカタカナに置き換えていました。しかし、英語にはカタカナに置き換えられない音も存在します。私は大学時代に母音、子音、リンキングなどの発音の基礎とイントネーションを学びました。

また学ぶだけではなく、自分自身の英語の改善もしました。よく言われる事ですが、自分の英語と同じような英語は、簡単に理解する事が出来るようになりました


2. 認識のずれを無くす

正しい発音やイントネーションを学んだ事でリスニング力は向上しました。しかし、それでも実際の英語と自分の認識のずれは、すぐには無くなりませんでした。知る=出来るではありませんでした。

そこで私は自分のリスニング力の見える化をしました。つまり、聞き取りが出来るものと出来ないものを把握しました。私がその為に行ったのは、ディクテーションです。英語の音声を流して自分の聞き取れた英語を文字に起こし、聞き取れなければわかるまで何度も繰り返し聞きました。

その時に気が付いた事が2つあります。1つは、一度ではなかなか聞き取れない音がある。もう1つは、何度聞いても聞き取れない音があるです。そして、それらを改善する事で徐々に認識のずれを無くしていきました。

以前の私は、英語のリスニングにおいて何がわからないかすらわからず、漠然と苦手な状態でした。しかし、ディクテーションを通して、自分のリスニング力をきちんと把握出来るようになりました


3. 語彙力を高める

至極当たり前の話ですが、どんなに正確に発音やイントネーションと把握出来ても、知らない言葉は理解出来ません。単語を一つだけ知らないのであれば意味の推測も可能ですが、いくつも知らない単語がある場合は難しいでしょう。

以前の私は自分のリスニング力の低さによく落ち込んでいました。しかし、実際の英語を後々確認してみると、そもそも知らない単語だったという事がよくありました。私はリスニングに苦手意識を持つあまり、理解出来ない事はリスニング力のせいだと決めつけてしまっていました

私は語彙力でリスニング力を補填出来ると思っています。知らない単語は意味を推測をしますが、その為には他の部分をきちんと理解出来る程のリスニング力が必要です。対して、話されている単語を全て知っていれば、少しぐらい聞き取れない音があっても理解する事が可能です。

私は語彙力を高めた事で苦手なリスニングを補填出来る様になりました。


4. 経験を積み重ねる

ある時、私は女性の友人と食事をしていました。そして、その友人が食べ物を口にした瞬間、笑顔で口を閉じたまま「んんんー」と言いました。それは明らかに「おいしー」を意味していました。その時私は何も思いませんでしたが、後にこれがリスニング力向上のヒントだと気が付きました。

友人は「おいしー」という言葉を何一つ正しく発音していないのにも関わらず、私は瞬時に「んんんー」を「おいしー」だと理解しました。言うまでもなく、私が友人の意図を理解出来た理由は、食べ物を食べた瞬間に笑顔になり、「んんんー」が「おいしー」と似ていたからです。

この様に、人は相手の言葉を理解する時、それまでの経験を踏まえて判断します。考えてみると、日本語では正しく発音されていなくても、問題無く理解出来る事は多々あります。しかし、英語においてその様な場面はあまりありません。それは、日本語の様に状況から推測するのに十分な経験が無い為だと思います。

日本語でも初めての言葉を聞き取るのは難しい

日本語でも初めて聞く人や場所の名前などは、一度で正確に聞き取れずに聞き返す事が普通です。しかし、二回目以降にその言葉を聞く時は、圧倒的に聞き返す確率が低くなります。これは「んんんー」と同じ様に、聞こえてきた言葉と知っている言葉を結びつけられる為です。

英語のリスニングに苦手意識を持っていた私は、必要以上に音の聞き取りを意識していました。しかし、本当に自分に必要だったのは、沢山の英語の使用経験でした。


苦手なリスニングを克服した後

以上の4つの方法で、私は苦手だった英語のリスニングを克服してきました。これらの中でたった一つでも何か皆さんのヒントになれば幸いです。次の記事では、苦手なリスニングを克服した後、私にどの様な変化が起こったのかをお伝えします。よろしければ、ご一読下さい。

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