アンネの日記 - 感想・引用
今回の記事は、ユダヤ系ドイツ人の少女アンネがナチスからの迫害を避けるために滞在していたアムステルダムでの2年間に書いた日記を本にしたアンネの日記です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
感想
映画を思い出した、お父さんが娘を守るやつ。
最初は長くて嫌だと思ってたけど、続きが読みたくなる、引き込まれる面白さがある。アンネの文才がすごいなと思った。
当時のことを考えると、今のshelter in placeは全然問題ではないなと思ってしまう。
家族の中で悪く言われ、家族で孤立していたというのは辛さを共感した。アンネは褒められず、姉は褒められる。先に自分が悪いと決め付けられるというのはわかりみが深い。アンネがすごいのは、それを跳ね除けられていたところ。こういう仮定環境があったからこそ、(もちろん戦争という状況もあるが)、キティという仮想の、自分の心を打ち明けられる存在を作って、心の内を吐露したのだと思う。この日記がアンネの精神衛生に与えた影響は大きいと思う。
人間の描写のところは何というか、前に吾輩は猫であるを読んだ時を思い出した。
この時期ガンディーのハンガーストライキ。これが二次体戦と同じ時期に起こってたのか。
イタリアの降伏ってこんなに早かったのかと。そういえば、ドイツの一年前と記憶してたけど、流れが早いなと感じた。
ハンネリとは何か。
トローチはこの時代にあったんだ(ただの学び)
45%のあたりから、文末が変わっている(?)
46%のあたりの反省では、過去に書いた日記を振り返る部分が書かれている。自分のことを客観的に見ている側面があるし、成長した証なのかなと。これは日記の良い面だと思う。
75%のピーターとの関係が深まっていく辺りから、恋をする楽しい面が書かれているが、その中で空襲や泥棒など、厳しい部分との対照がすごいなと。
13歳から15歳までの間で精神的な深みがとても増している、最初は自分で書いているように無邪気な面が目立つが、後になってくるに連れて、客観的に自分を見つめているのと、反省し、相手のことを考えられるようになっている。
アンネは列車に乗せられ、収容所に向かう途中、何を思っていたのか。まだ生きる希望を失っていなかったのか。それでも、人間の本性は善だと信じていたのか。学びが深い本だった。
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