主体的に仕事をするためには
こんにちは。ITコンサルタントのKei(ケイ)です。
上司から指示された仕事をただこなしていても、指示待ち人間・主体性が無いと言われる。
でもどうしたらいいかわからない・・・・。
こんなことありませんか?
それは指示された仕事の「前提」と「目的」を明確にしていないからです。
この記事で自ら動くためのコツを身に着けてください!
本記事の目的とゴール
主体性の定義
そもそも「主体性」とは?
「主体性をもって仕事しろ!」と言われることがあるかもしれませんが、そもそも「主体性」とは何でしょうか?
辞書には
「自分の意志・判断で行動しようとする態度。「―のない人」「―をもって仕事に取り組む」」
と記載されています。
私は、仕事において主体性とは
と考えています。
仕事において、求められたハードルを自らで超えた時、「主体性」が認められるのではないでしょうか。
例えば、Aというアウトプット作成を指示されたとき、以下のようになります。
「Aを作成する」ことは当然として、さらにBというアウトプット(価値)を提供することで、「主体性」がビジネス上に顕在化するという考えです。
※ただし「Bを作成することに価値がある」事が前提です。
では、どのようにして価値を上乗せすればよいでしょうか。
価値を上乗せするためには?
価値を上乗せするためには、その仕事を「考える」必要があります。
その上で、「前提」と「目的」を深堀していない場合、指示待ち人間・主体性が無いと判断されてしまいます。
「考える」とは何か。「【社会人のための】困ったときの虎の巻」にも記載しましたが、再掲します。
「主体性」を出すために言われたこと以外に何も考えず、ただがむしゃらにやっても価値が出せるとは限りません。
どんな仕事にも必ず、「前提・目的」が存在し、「ゴール・手段」は「前提・目的」によって変化します。
従って、「前提・目的」を見据えずに、思いついたままに手を動かしても、そのアウトプットが付加価値を出すとは言えないのです。
じゃぁ具体的にどうしたらいいの?って話ですよね。
まずはダメな例から紹介します。
主体的な仕事のやり方
ダメな例
上図では、営業さんのテレアポを例にしてみました。
顧客リストを手に手あたり次第電話をかけまくり、数打ちゃ当たれ作戦で仕事をしています。
このような仕事のやり方をしてはいけないわけではありません。
ですが、「主体性」は認められないでしょう。
なぜならば、
「商品Aのテレアポをしろ」という上司の指示に対して
言われたまま「ただ電話をしている」からです。
この例では、「アポイントメントをとる」という「ゴール」は意識しているかもしれませんが、「前提・目的」を深堀しないまま仕事を進めてしまっています。
そのため、「手段」に付加価値が生まれていません。
「主体性」を出すためには、まず「前提」と「目的」を深堀しましょう。
前提の深堀
まずは、思いつく限りの前提を列挙し、その前提を深堀しましょう。そして「真の前提」を洗い出します。
深堀はWHY分析が使いやすいです。(なぜなぜ分析とかともいいますね。)
列挙した前提それぞれに対して、なぜそうするのか、なぜそうなるのかを熟考してください。
この作業はかなり疲れます。頭が痛くなります。しかし、このような作業が「主体性のある仕事」です。
始めのうちはなかなか深く掘れませんが、同僚や上司と相談しながら2年、3年、5年と続けていけばいつの間にか苦労せずに深堀出来るようになります。
がんばれ。
目的の深堀
次は目的の深堀です。目的も同様に深堀して、「真の目的」を洗い出しますが、ここが一番重要です。
「前提」がずれると「目的・ゴール」がずれるため、「前提」も重要ですが、往々にして「前提」はなんとなく頭の中にあり、大きく間違っているケースは(「目的」に比べたら)少ないのかなと思います。
が、「目的」が頭にない、意識していない、見据えていないまま仕事をするケースはとても多く、「頑張ってるのに主体性が出ない・成果が出ない」という方は、ここが原因の可能性が高いです。
深堀の方法は「前提」と同じくWHY分析ですが、とにかくここで頭を使ってください。仕事の8割のエネルギーをここに使うくらいの勢いでいいです。手段なんて些細な事、枝葉です。
なぜこの仕事(作業)をするのか、この仕事は誰にどんな価値を与えるのか、とにかくめいっぱい頭をフル回転させましょう。
ゴールの設定と手段の抽出
最後はゴール設定と手段の抽出です。真の前提・目的を洗い出すと、おのずと真のゴール・手段も導かれます。
ここで「主体性」を持った仕事とは何をすればよいのかが明確になります。
この一連の流れが「主体性を持った仕事」であり、最終的に「手段」として目に見える形で現れます。
「上司から指示された仕事をただこなしていても、指示待ち人間・主体性が無いと言われる。」事に悩まれている方は、「手段」だけに目を奪われていませんか?
「主体性を持った仕事」(というより、「仕事」そのもの)は、周りや自分の目に見えるのは「手段」ですが、そこに行きつくためには「前提」・「目的」・「ゴール」があり、そこが大事だ、ということが伝わると嬉しいです。
まとめ
主体性をもって仕事をするためには、以下の4つのステップを思い出してください。
がんばれ。
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