見出し画像

Olive少女と鬼ギャル。それは“モテ”からの解放

ガールズカルチャーが好きです。
その中でも特に好きな類の女の子を上げると
オリーブ少女とギャルなんですね。

特に意識はしていなかったのですが、
一見この真逆に存在する2グループになぜ魅力を感じていたかを
ハッと気づかされたのは、
この本の帯に書いてある一言でした。

モテの戦場からの解放

著者の酒井さんのインタビューで、
オリーブの基礎は「男性に媚びない思考と行動をすべし」だった、
と語られているんですよね。

赤文字系というか、JJとかCanCamが打ち出していた女性像って
「一流の男と付き合って⇒結婚して⇒素敵な専業ママになって」
のような、人生すごろく感が強かったと思うんですよ。

このすごろくの駒をうまく進めるためには
一流の男からの「モテ」が必要だったんですよね。

オリーブはそんなところから抜けて、
女の子を「モテ」の戦場から解放される場所を作ってくれた。

画像1


一方で鬼ギャルもモテから遠い

画像2

こちらも、モテから遠い存在のように感じる。
もちろんギャル男達と一緒に遊んだりと、
オリーブ少女よりは色恋沙汰っぽいものはありつつも、

あくまでルールは”うちら”な気がしている。

この写真は極端だけど、
自分たちで作り出した数多くのコードを見に纏うことで
”ギャル”は成立している。

そこには、男の子からどう思われるか、とかは一切関係ない。
というかそんなことを考えることが野暮すぎる。

だって”うちら”でいることがサイコーなんだから。

オリーブ少女も鬼ギャルも
モテを極端に拒否しているように感じる。

だから私は彼らを魅力に感じるんだろう。





この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?