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5月も減速見通し、今夜アメリカCPIの発表。今月の一番大切な指標をどう読むか。

こんにちはKeiです。

今夜はアメリカのCPIの発表です。時間は日本時間の21:30となっているので、アメリカ市場が動く前に発表されます。CPI発表後は株価が動くので注意が必要です。アメリカでは12日に発表される5月の消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除いたコア指数では、物価上昇の減速が見込まれているのが現状だ。このまま予想通りになればFRBが利下げに向かう見通しが強まる可能性がある。金利の先高観が弱まって、最高値更新が続いているS&P500種株価指数の上昇に弾みがつく可能性がある。イギリスのロイターがまとめた事前予想には、総合指数の伸び率は前年同月比3.4%で、4月から横ばいになる見通しです。一方、コア指数の伸び率は3.5%となり、4月(3.6%)から減速すると予想されています。物価上昇の落ち着きはFRBが政策金利を高く維持する必要性を薄れさせ、株価を押し上げる効果がある。

 その一方で、5月CPIで(12日の発表)物価上昇の根強さが感じられた場合にはS&P500の見通しが悪くなる可能性もありえる。FRBのパウエル氏は5月1日のFOMC後の記者会見では、物価上昇の根強さを警戒しつつも利上げの可能性は否定した。だが、22日に公表されたFOMCの議事要旨には、複数の参加者が事態の進展次第では「さらに金融を引き締める」ことも辞さないとの見解を示していたことが分かり、利上げの可能性が完全に消えているわけではないとの印象を強めたのだった。また、6月7日に発表された5月雇用統計は就業者数の前月比増加幅が予想を超え、労働市場の過熱感が強まった。

 CPIと合わせて米国の物価動向の重要な判断材料となる5月の卸売物価指数(PPI)の発表は翌13日である。12日の発表で、結果がどう動くかとパウエル氏の発言(日本時間13日)によって株価が上下すると予想される。株価が上がればそのまま保有すればよいし、もしも結果が悪くて株価が下がる場合は、買い増しをすることを検討するのも一つである。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさまの資産運用がうまくいくように願っております。


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