見出し画像

レイダリオの世界秩序の変化に対処するための原則の考察する。世界的に影響力のある人物。

こんにちはKeiです。

 今回は、レイダリオの世界秩序の変化に対処するための原則の感想を書きたいと思います。個人的には、ウォーレンバフェットが有名ですが、世界最大のヘッジファウンド(ブリッジウォーター)の創設者なので、すごく勉強になった一冊ででした。レイダリオの簡単な説明としては、みんなの良く知る、マクドナルドのチキンマックナゲットを導入する時に彼のアドバイスから養鶏業者とマクドナルドは契約に至り、1983年にチキンマックナゲットが世に出たことを考えると、実はレイダイオ氏はマックナゲットの生みの親とも言える存在だったのです。

 中央銀行の外貨準備資産比率は2021年には、ドルは51%、ユーロ20%、金12%、日本円6%、ポンド5%、人民元2%である。2021年では、ドルが世界の基軸通貨となっていて現在でもその勢力は衰えていない。日本円は日本人以外によって国際的に広く使われている不換貸幣ではない。そしてドルと同じ問題を抱えている。巨額の債務が急増しつつありマネタイズされているため、金利の魅力もない、また、世界経済のおける日本の力は中程度で、軍事力が弱い。

 「水晶玉の言う通りに生きる人は、粉々に砕けたガラスを食べる運命にある」という格言がある。将来と過去をどう見るかに大きな影響を与えた。過去をみて、1つ起こりそうなことを予測し、2つ私が間違ったり、何か重要なことを見落したりする可能性から、自分や自分が責任を負う人たちを守ることを学ぶ。この二つのことをしっかりとやる必要がある。将来へのアプローチとしては、1つ予測できないとしても、現在起きていることを認識し、適応すること、2つ起こりそうなことの確率を考えること、3つ受け入れがたいことから自分を守るために、完全にはできないとしても、起こりそうなことを十分に知っておくこと。それがすべてだ。

 過去には様々なものが発明されてきた。電話(1876年)、電球(1879年)、内熱機関自動車(1855年)、ラジオ(1895年)、映画(1895年)、飛行機(1903年)、テレビ(1926年)、抗生物質(1928年)、コンピューター(1939年)、核兵器(1945年)、原子力発電所(1951年)、GPS(1973年)、デジタルカメラ(1975年)、オンラインショッピング(1979年)、インターネット(1983年)、オンライン検索(1990年)、オンラインバンキング(1995年)、ソーシャルメディア(1997年)、WI-FI(1998年)、IPHONE(2007年)クリスパー(ゲノム編集技術2012年)などがある。想像もつかないブレークスルーによって、進歩は大きく安定的に将来を作り出すように発展してきてる。発明による人間の進化は加速しており、ほとんどの人がそれによって恩恵をうけるだろう。コンピューターと人間の能力はますます早いペースで改善するだろう。そしてとても需要なことは、AIと量子コンピューターの広範な利用とその進歩、想像を絶する速度で学習と改善を進め、グローバルな富と権力の変化をもたらす。度合はさまざまでも今後5年から20年の間に生じるだろう。(この本の発売は2023年)

 日本は並みの国力を持っている(今日の主要国の中で五番目)。緩やかな衰退のある。主な強みは、内部秩序にある。弱みは、経済と金融と天然資源の相対的欠如にある。日本は世界ランクで5位に位置している。軍事力は世界ランクで6番目となっている。日本のトップ1%が所得の12%を保有し、トップ10%が43%の所得を保有している。日本は総合的にはいくぶん強いようだ。

 世界情勢的に懸念されていることがある。それはアメリカと中国の対立である。特に台湾有事の際にアメリカは助けるかどうするかによって、中国との関係が悪くなる可能性がある。直近のもっとも懸念する台湾有事が、いつおこるかは予想できないが、将来のどこかのタイミングで起こる可能性は高い。その際に日本はどのような立ち位置をとるのかが重要になってくる。最初は経済や貿易の戦いから始まり、最悪な状況は武力戦争である。そうならないことを願うが、台湾をめぐって戦争が起こらない可能性は0%ではないことは確かである。

 レイダリオは世界1位のヘッジファウンドの創設者なので、将来の予想や過去の分析など多岐にわたることが書かれていました。個人的に重要だと思ったことを書きました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?