少しの事にも先達はあらまほしきことなり
「スケジュール変更」とかけまして、
「数字に強い」と解きます。
その心は、
りすーけー
#リスケ #リスケジュール
#理数系
#無駄な伸ばし棒
長男はスケジュール変更が苦手です。
長男の通う施設(生活介護事業所)の冬休みは12月29日から1月4日までの1週間、1月5日から始まります。
年越しを妻の実家で過ごし、元日の夜に自宅へ戻りました。
一週間連続で休みになることは、緊急事態宣言中や家族が例の流行病に罹患したときなどの他今まで滅多にありませんでした。
学校時代は、夏休みなどの長期休暇に入ると、放課後等児童デイサービスを利用していたので、年末年始はちょっとだけ長い休みでしたけれども原則日曜と祝日だけが休みでした。
そのせいか、長男にとっては長い期間自宅で過ごすということがすごく不思議なことと思っているのかもしれません。
今の施設に通うようになってからは基本的に土日の2日間は自宅で過ごすというスケジュールになっています。
今回の年末年始の動きは、12月29日は連休の「初日」。
翌30日から1月1日までは妻の実家。
2日が連休の「最終日」と認識してしまったのかもしれません。
というのは1月3日の朝、早起きして、いつも施設に持って行くカバンを用意し始めたのです。
いくら休みだと言い聞かせても断固としてカバンを動かしてくれません。
施設に行く日と同じように朝食を食べません。
いつも自分たちが職場に持って行くコーヒーを作れ、とも要求してきます。
完全に施設に行くモードです。
こちらの朝の一連の動き(食器洗い、洗濯)が終わると、素早くコートを着て、カバンを持ち、外出を要求してきました。
仕方ありません。
施設まで一度連れて行き、何とか休みであることを認識させ、帰宅しました。
帰宅後は、いつもの施設から帰ってきたときと同じように食事をし、大体普段通りの時間に寝ました。
そして1月4日の今朝も早起きしてカバンを用意します。
やっぱりいくら休みだと言い聞かせても無理です。
しかも今日は父である自分は勤務なのです。
ますます施設に行く日だと勘違いしています。
どうやら長男は、長い休みが理解できずに混乱しているようです。
昔はその日のスケジュールを写真カードなどを使って示していました。
しかし、いつの間にかそれは長男自身が行きたいところを示すものになってしまい、最近では使っていません。
年齢が上がるにつれてこだわりが強くなっているような気がします。
仕方がないと諦めることも多いのですが、世界中でこういう子たちに悩まされている親がいることも確かです。
その兄弟もケアラーにならざるを得ません。
施設に入院させ、専門のスタッフさん達にお世話してもらうという選択肢もあります。
けれども毎日会えなくなる方がやっぱり辛いです。
そんな子でも、成人してもやっぱり可愛い子であることには違いありません。
とりあえず自分たちの身体が動く限りはずっと面倒を見ます。
もちろん自分たちだけで抱え込むわけではありません。
たくさんの先輩方の事例を勉強していきます。
#少しの事にも先達はあらまほしきことなり
#徒然草
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