オリジナリティを詰める箱を作っている
ひとりブックカフェです。
ブックカフェじゃない古民家の室内をブックカフェ風にして悦に浸る、という活動をしているものです。
ハード面(テーブル、椅子、本棚など)はほとんど終わったので、最近はソフト面(装飾、置く本など)のことをよく考えています。
どんな絵を飾ろうか、どんなオブジェを置こうか、と考える流れで、オリジナル商品をずらっと並べたら最高じゃないか?と思って、とりあえずノートを作ってみました。
いいですね。とりあえず一冊完成です。
僕はアホみたいに不器用なので、この一冊を作るのにも大変な時間を要したのですが、何とかできました。粗はすごいあります。
今後表紙など変えて量産していく腹積もりです。そして商品みたいに並べて、ブックカフェ感をもっと高めていこうと考えています。
また、ちょっと以下の画像を見て欲しいのですが
これはひとりブックカフェ内にある小冊子で、内容は歌舞伎や能について、簡単に英語で説明しているものです。
サイズはA5サイズ程度で、ページも薄く、小柄で可愛い。
古い紙の質感は演出ではなくてほんとうにただ古いだけなのですが、この小汚さ(言い方)もとても良いですよね。
こういうサイズ感の小説作品をたくさん作って並べたら良い感じに見栄えするんじゃないかなーって思うのです。
ノートと、小説。
僕は架空のブックカフェ店長でありますが、小説を書く一面も持っているので、短編小説がいくつかあります。これはなんかぽこぽこ生まれます。
これを印刷、「ひとりブックカフェ」にマッチしそうだなーと思う表紙を付けて、二編くらいずつ読める小冊子(同人誌というのか?)を作って並べる。
五十冊くらい作ったらけっこう壮観ではないでしょうか。どんな風に飾るかはまだ考えていませんが、絵葉書みたいなノリで飾られる小さい小説。一冊につき二作として、五十冊なので100作程度の短編を書けば良い。
実に良いアイディアです。普通の小説、文庫本、単行本、そしてオリジナルの手作り感のある短編小説。いつかコレクターに高値で取引されたいものです。
コツコツと始めようと思います。
オリジナルノート、オリジナル小説、いずれにせよ、表紙作りが最も腕が鳴る部分だと思います。
腕が鳴る、というか別に腕に覚えはないのですが、ひとりブックカフェが持つ、古民家ならではの独特な古臭さ、ちょっとした不気味さ、懐かしさ、が籠った表紙デザインのことを考えるのは楽しいものです。
絵心はありませんし美術の知識もありませんが、好きな写真をいくつか持っていて、photoshopを使えば編集してコラージュして、シェイプを取り込んでデザインして、と色々できることはあります。
これを作ったときのように、投写して絵や文字を描くということもできます。この絵や文字の原稿もphotoshopを使いました。
昔の雑誌やパンフがたくさんあるので、文字を拝借したりもできます。昔の文字や広告のデザインってかわいいですよね。無骨と繊細の奇跡的な融合って感じがします。
僕は、絵を描くのは好きな子だったけれど、下手くそで、理想がなかなか紙の上に落とし込めず、早々絵を描くことへの関心が薄くなり、という、多分絵があまり得意でない多くの人が歩んだ道を歩んだ人間の一人です。
文章は比較的思った通りの効果を表すことができたからこそ、大人になって、ときには仕事にしたりする機会にも恵まれました。
文章を書くという、苦手意識を持たずに済んでいるところと、好きだけど苦手意識のある部分が、最近仲良く手を結びそうな感覚があって嬉しいです。
今は、理想をあるていど、イメージを表現する方法がある。表現するだけじゃなくて、それを飾ったりする場所(ひとりブックカフェ)をなんだか思いつきで作って、作品それそのものじゃなくて、ブックカフェの一部、景色、内容、コンテンツ、として飾って見せることができる。
そのことが本当にうれしいし、楽しい。なんか、頭の中の文芸的な雰囲気のものを全て置いておく場所を作っているような感じなのです。
オリジナリティを詰める箱を僕は作っている。
それは視覚的で、かつ経験的な箱です。
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