マンボウやしろというラジオスター

「いや、ちょっと違うな・・・・・・」
考えながら丁寧に言葉を出そうとする瞬間が、あぁ、いいなと思う。

マンボウやしろさん。
元「カリカ」のボケで、ラジオパーソナリティで、脚本家。(脚本家としての名義は本名の「家城啓之」)
ラジオ好きの自分が、今大好きなパーソナリティを挙げてくれと言われたら、まず上位に出てくる方です。

よしもとブサイク芸人ランキングに載る頃から知っていて、『SMAP×SMAP』のコントに出ていたことも知っている。『SCHOOL OF LOCK!』の初代教頭だったことも、現在は脚本家としても活動されていることも知っている。

でもそのどれもに深く触れているわけではなくて、自分が一番よく知っているのは『Skyrocket Company』(スカロケ)のやしろさん。
本部長としてのやしろさんです。

そのやしろさんが、NHKの「SWITCHインタビュー 達人達」に出演されていました。語り合う相手はアンミカさん。

そこでやしろさんが話されている言葉は、「ラジオの」やしろさんらしいなと思うものばかりでした。

(色々なことを言うけれど)自分がそれ通りに生活していないと、毎晩ウソをつくことになる。多少のズルさすら10代の目は許さない。ピュアに慕ってくれるし、言葉を信じてくれる。
どこかを言えば、どこかが寂しい思いをする。聴いている人たちのパターンを把握して、違和感の無い言葉選びをするようにしている。

自分もそうだけど、やしろさんのこの部分に惹かれる人が多いのだと感じます。
淀みなく綺麗な言葉を言うわけではなく、全部良い方向・面白い方向に持っていくわけでもない。
言葉に詰まることもあるし、話題が着地しないこともあるように思う。
でもそれはやしろさん自身が、リスナーの声や悩みなどに真っ直ぐ向き合ってくれている姿で。アンミカさんも「包み込むような寄り添う言葉を選んでくれる」というのが、ラジオを通してすごく伝わってきます。

リスナーさんで僕が作られている。
世の中と聴いている人の間の拡声器のようなもの。「僕」は無い。

と、やしろさんは言われていましたが。そんなことはないと思っています。特にラジオのリスナーなんかは、「教頭」とか「本部長」とか呼んでくれる人たちが多くて。それって、やしろさんのラジオの姿が、リスナーの皆さんにしっかり残っているんだと思います。

ラジオパーソナリティの理想像がこの言葉であるなら、やしろさんには目指してほしいです。でも、リスナーの中には、声を通して伝わるやしろさんがきちんとその場に居るように思うなぁ。

ラジオ番組は終わりと言われるまで続けようと思う。

やしろさん自身がラジオを好きでいてくれる発言が、こちらも嬉しいです。
レギュラー番組に大遅刻をすることもあるし、とんでもないダメダメなエピソードも結構出てくる。
でもリスナーに向き合う姿は丁寧で、真っ直ぐ。言葉が上手く出ないときは正直に伝えてくれる。

場を盛り上げる面白さはもちろん、一生懸命なところ、正直な部分が誰より伝わってくる。
やしろさんはそんなパーソナリティだと思っています。

ずっとラジオの場に居続けてほしいし、これからも聴き続け、応援し続けていきます。







と言いつつ、今は「アフター6ジャンクション」と時間が丸カブりなんですよね。
17時台はリアルタイムで、18時以降はタイムフリーで追っかけで聴いている現状・・・・・・。お許し下さい(笑)


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