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緊急事態宣言後と福岡(14日目・5/27)

3日ぶりに外出した。
外出と言っても家の周りを散歩したくらいだが、
ここ数日雨が降ったこともあり、外出する気が起きなかった。

仕事を終えて、外に出る。
夕方になっても日が沈みきらず、
空全体が若干赤みを帯びるようになった。

何だか家にこもりっきりのうちに、
春すらすっかり終えて、もう夏の始まりを予感させる。

だんだんと空が赤よりも青みを増して、
あたりがやっと夜になりだして、
外灯とともに飲食店の看板や赤提灯にも
灯りがともりだした。
居酒屋や飲食店も、営業を再開しだしたようだ。

灯りがついていないところもあって、
再開の状況に関してはまだまだまばらなよう。
密閉空間にならないよう入り口を開け放しにしている所が多く、
今後はしばらくこれがスタンダードになるのかと思う。
一方で、これから来る梅雨の時期を開け放しで過ごせるのか、
その先に待つ夏を、開け放しで乗り切れるのか、
余計な心配も感じた。

久しぶりの外食なのか、常連さんが戻ってきたのか、
お客さんはぽつぽつと入っているお店はあった。
ただ、お客さんがおらず、目の前の通りにすら
人がほとんど歩いていないようなところもあった。

時折吹く涼しい風に当たりながら、
お店には風が吹くのかすら分からない状態が続くのかと思うと、
「コロナ後」と言える時期はいつ来るのか、検討がつかない。

そんな中、各世帯に向けては
特別定額給付金の郵送申請書類の発送が既に始まっているようだ。
福岡市だと、15日から順次発送開始となっている。

オンライン申請はさらに早く申請開始となっているようだが、
書類を使用しての申請が圧倒的に多いのは目に見えている。

書類を記載して返信して、問題がなければ数週間後に振り込み。
申請期間は決まっていて、終了後は受け付けられない。
書類不備等があればやり取りが必要で、きちんと振り込まれるよう
訂正しなければならない。
そもそも書類に給付金を「希望する」「希望しない」の欄があり、
給付金を希望しない選択をすることすら可能。

給付自体が閣議決定されてから、何日経っただろうか。
今やっと施策が日の目を見るときが来た。
「新しい生活様式」を提唱されてから給付される10万円は、
緊急事態宣言下にあった時と使い道が違う人もいるだろう。

生活費に充てる人、
学費に充てる人、
自粛期間で必要と感じたものの購入に充てる人、
何かの支援に充てる人、
この先の蓄えにする人。
もっと異なる使い道があるかもしれない。

この給付が来ないうちから考えたくないところだが、
この先第2波・第3波が来る状況になったら、
同じような給付は得られるのだろうか。

個人の生活はきっと流れに合わせて変えられる。
今回の行動が経験となり、基本的にはそれに習えば、
多くの人が安全に過ごせるはずだ。

ただ、そこにすぐ金銭などの支援が寄り添えるか分からない。
経済面だけじゃない。
学校は?仕事は?スポーツは?エンタメは?
まだまだこれから解決の道を探るもの、
今後の動向を必死に考えないといけないものが、
本当に多いのだと思う。

お店の灯りを見て少しだけホッとしたような気持ちと、
今後の道のりの長さに少々鬱々としながら、
久しぶりの散歩を終えた。

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