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漫然とか不安とか図太さとか

きちんとやった。
その時に何度も確認した。
なのに、そこから離れるときちんとできているか不安になる。

自分はそういうことが多い。多いどころか毎日のようにある。
日常生活のレベルから仕事まで、尽きることが無い。

今日は仕事で入力した文章がそうだった。
少し手直しをして、再度確認する。もう一度手直しをして、また確認する。まぁこれでいいかなという程度になって、改めて確認する。そこでひと段落ついたはずだった。

仕事が終わって、オフィスを出て、少し歩いて、不安がぶり返す。
「あれ・・・・・・本当に大丈夫?表に出てるものだから、万一ミスってたら正直シャレにならん・・・・・・。」
一度オフィスに戻ろうかとまで考える。ただもうそこは割り切って、自分を信じることにした。
「何度も確認した。大丈夫、何かあっても致命的なミスにはならない。」
自分に言い聞かせて、そのまま帰る。こんなことばっかりだ。

仕事だけじゃなく、家にいる時もそう。
外に出る時は、持ち物を何度も確認。忘れて出たって大して支障が出るわけじゃないのに、2~3回は見直す。
テレビは消しているか、水道は出しっぱなしになってないか。コンロの火は消しているか、エアコンは切ったか、冷蔵庫は閉めたか。冗談じゃなく数回指差し確認する。
家に自分1人で、外出すると無人になるという時はさらに回数が増える。何ならコンロの火なんか使っていないのに、それでも消えているか指差し確認する。

大学時代からの友人は、大学在学中、家の鍵をほぼ閉めていなかった。
まぁお世辞にも都会とは言えない場所だし、大学の近くに住んでいたから、周りは学生ばかりだし。そんなに金品をいっぱい持っているわけでもなかったし。
とは言え、別にオートロックのエントランスがあるわけでもなく、そのままドアを開ければ室内に入れる環境で鍵を開けっ放し。自分からすればまぁまぁありえない。

大学のそばの家だったこともあって、家主がいれば勝手に入るし、家主がいなければメールで伝えて入る。ありえないとは思いながら存分にお世話にはなっていたのだが、やっぱり自分が家主の立場だと(別に治安が悪くなくても)ゾッとする。

その家主と足して2で割るくらいの、ある種大らかに構える気持ちは欲しい。最低限は注意しつつ、過剰に気にしない。これでもかと確認することで自分が安心するならいいけれど、どこまでいっても多分完全に安心することはなさそうだ。

漫然とやってしまうことほど、不安が生じやすい。常に張り詰めた気持ちでやるのは疲れるけど、自分が不安に感じそうなことほど、当たり前だけどきちんと意識してやろう。

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