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中国生活で感じたこと#11(何が売れた?メガネ?)

私の住む中国・上海では、都市封鎖、移動制限、外出規制を超え、だいぶ落ち着いてきました。マンションやオフィスビル、スーパーに入る際に検温と健康アプリの提示を求められたり、居住者以外の敷地内立入が禁止されていたり、職場でも検温しなくてはならなかったり、さまざまな制約はありますが、日常生活が戻ってきつつあります。マスコミ報道を見るかぎり、最近は、中国に帰国した留学生に一定数の感染事例が確認される程度です(中国人留学生は全世界に100万人!!いると言われています)。

そんななか、外出制限期間中に売れたもの、流通量が増えたものが纏められた資料、ニュースを見る機会も増えてきました。日本を先行するものも多いと思います。実際にどんなものが売れたのか、マスク、消毒用アルコールを除いて、整理してみます。

1. ノートPC

在宅勤務者が増えたことでノートPC需要が高まったものです。社員に配布、貸与すべく大量のPCを購入したという話も聞きます。また、自宅PCを業務で活用するにあたり、ハイスペックなものへの買い替える需要もあったとのことです。仕事に関わらず、在宅時間が長くなるほど、ネット環境はより日々の生活のクオリティに影響するようになりますよね。

2. 電気ヒーター

中国の場合、冬にあたったことが大きいと思います。これは良くわかります。エアコンだと、どうしても上の方の空気ばかり暖まってボーっとしやすいですし、足元は冷えるんですよね。私はブランケットを掛けていましたが、ヒーターがあれば便利だったかも知れません。

3. 電動自転車

電車、タクシーに乗る人が減り、長期的には自動車が売れるのでは?と思っていましたが、もっと身近なものを見落としていました。ちょっと都心を離れると、原チャリをたくさん見ますので、おそらく都心部で需要が伸びたのではないかと思います。もともとシェアバイクがありますが、タイヤも小さいですし長時間のライドには向いていません。日本でも震災があると自転車が売れますよね。
電動自転車がこれを機にブレイクしたら、日本メーカーにも恩恵があるかもしれません。

4. 学習ソフト、参考書(紙)

オンライン授業は一気に普及しました。一方、オンライン授業と紙のテキストの相性の良さも明らかになったようです。タブレット、PCが一台しかない場合、タブレット上で授業を受けながら、タブレット上のテキストに書き込めないですしね。

5. 家庭用プリンター、紙

自宅の仕事環境を整えたいというニーズにより、家庭用プリンターおよび紙の需要が伸びたようです。私自身、プリントアウトしたもの書類のほうが集中して読めますし、外国語の契約文書等は、プリントアウトしていないと読むのがシンドイです。悩んだ挙句、結局買いませんでしたが…

6. 空気清浄機

ほとんど効果がないと言われていますが、それでもよく売れたそうです。気持ちはよくわかります。私も常にフル稼働させていました。ちなみに上海では、工場、工事が止まったこと、交通量の低下によるものだと思いますが、明らかに空気がきれいになっていました笑。

7. 室内運動機器

前から何回か書いていますが、運動不足を感じて、自宅用に運動機器を買った人も多いようです。ただ、ルームランナーを買った人の話を聞いてると、家庭用のものは最高時速が6キロ、早くても8キロ位のものが多く、元々運動していた人からすると物足りなさもあるようです。購入を検討されている方はご注意くださいね笑
私も40キロまで調整可能なダンベルを2つとインクラインベンチを購入しました。これと鉄棒だけで、かなりバリエーションに富んだトレーニングができますね。

8. 調理道具、弁当箱

自炊する人が増えたようです。私の職場でも弁当を持ってくるスタッフが半数以上です。休業中のビル内の食堂や、出前業者も多いからです。電気調理鍋などは昨年の2倍以上にも売上が伸びたとか。
私も在宅勤務中、低温調理器を多用していました。日本では元々流行りつつありましたが、今回の騒ぎを機にブレイクするかも知れませんね。筋トレYouTuber、マッスルグリルが推しているBONIQとかも一気に伸びるかも?(ただ、個人的に日本の低温調理器はすこし高いと感じてしまいます。私は中国製の8,000円位のものを使っていますが、特に問題は感じません。)

9. ソファ、ビジネスチェア

在宅時間が長くなれば、自宅で快適に過ごすための家具は売れますよね。私の自宅には仕事机がないため、ダイニングテーブル、ダイニングチェアを使っていましたが、ビジネスチェアの方腰を含め、身体は楽です。私は、ダイニングチェアに座っているのが辛くなると、キッチンの天板にアイロン台を置き、その上にパソコンを置いて作業をしていました。流行りのスタンディングスタイルです。(私が気になるのが若い一人暮らしの人です。そもそも机、椅子がない家、置くスペースがない家も多くないですか?めちゃくちゃつらいと思います。。。)

10. 3Dプリンター

上海の企業が3D プリンターを使って製造した隔離施設(エアコン、シャワー、トイレ付)を湖北省に寄付したというニュースもありました。また、日本でも広島大学等が中心になってプロジェクトを進めているようですが、3Dプリンターで簡易な人工呼吸器を作ることもできるようです。製図さえ作ることができれば、何でも作れそうですね。

番外編:ブルーライトカットレンズ、紅茶、コーヒー

私が当初からゴリ押ししているように、ブルーライトカットレンズ、あるいはパソコン、スマホに貼る、ブルーライトをカットするフィルムなども絶対に伸びているはずですが、いまだに売上が伸びているというニュースを見ません…笑。私自身、在宅勤務中、目が疲れて仕方なかったですし、ブルーライトカットレンズを掛けている日の方が、目が楽だったのですが…。
他には、私の場合、コーヒー、紅茶の消費量が増えました。これまでカフェで消費されていた分が、自宅内の消費に移っただけだと思いますが、気分転換のために飲みたくなるのですよね。少し贅沢な気分にもなりますし!ティーバッグブランドの決算には注目しています。

任天堂SWITCHなんかも絶好調のようですね。中国から入ってこないため、日本ではなかなか手に入らないとか。私のところにも、中国で購入して送ってほしいという話がありました笑。

こうやって並べてみると、「それはそうだよね」というものも多いですよね。今後、どのように戻っていくのか、そして戻らないのか、注意深く見ていきたいと思います。

ではでは。

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