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僕の知らない景色に僕が溶け込む それだけで / ARASHI EXHIBITION "JOURNEY" 嵐を旅する展覧会 宮城会場

大事に書いていたら随分経ってしまいました。

当選通知を目にした瞬間、最後のご褒美だと確信した。このタイミングでここに「戻ってきて居る」奇跡に感謝する。

2003年の1月に彼らと出逢ってから、一度も現場に行けなかった。そのことが負い目として深く残っているし、これからもその事実に傷つき続ける。それでも実体を一度も感じられなかった空想上の存在の様な"アイドル"は、私にとっての永遠。

そんな彼らの20年記念展覧会に訪れる権利を、生まれ育った地に再び住んでいるタイミングで得ることができた。これを運命と呼ぶのは大袈裟だけど、愛おしく慕ってきたご褒美くらいには思わせて欲しい。


※ネタバレしますのでご注意を





何よりお手紙に泣かされてしまった

一つ目は岡本健一先輩からの、二つ目は24時間テレビで読まれた相葉雅紀からメンバーへの手紙。人から人へと認められた言葉が何より胸を打つ。会場の要所要所で散りばめられた歌詞すらも手紙の様に思えて、改めて大切に読んだ。

粋な仕掛けの数々

360°楽しめる映像。ガラス面の下からも覗き込めるよう高い位置に置かれた衣装。ジャニショの様に並べられた写真。箱根旅行の土産の皿。新聞広告に使われた、実写化作品の原作者が描いた嵐。展示と映像のバランス感が決して飽きさせることなく魅せたのは、ただの展覧会ではなく、まさに彼らの歴史を辿る"JOURNEY"だった。

メンバーそれぞれの部屋が素敵だった

個性溢れる構成に唸らされた。大野智の生命力溢れる筆づかいで描かれた絵が素晴らしかった。櫻井翔の自宅リビングを再現した壁面に飾られた賞状、トロフィー、スノードーム等に興奮した。相葉雅紀の台本や直筆手紙、写真など初出しアイテムに感動した。二宮和也の日本アカデミー賞トロフィーへ触れさせてくれる粋にやられた。松本潤のライブに懸ける熱い想いを今一度受け取った。

物販会場も素晴らしかった

まさかの会場から遠く離れた場所にあり笑ってしまったのだけど、グッズだけでなくフォトスポットが2か所にジオラマを撮れる所まで。一人で行ってもスタッフさんが写真を撮ってくれるので大丈夫だった。

最初に見せられるのはARの会場限定特別映像。iPadをかざし1分間、飛び出す嵐を堪能できる。会場別に撮られたメッセージに心を震わせる。

さらにグッズの並べ方が素晴らしかった。展覧会入場時に配られたリストではディズニーコラボやアーティストコラボなどテーマ別に分けられていたが、会場では「トートバッグ」「Tシャツ」「缶バッジ」というようなカテゴリ別に並べられていたのだ。これは戦略的にとても巧い。。

あとフチコの並べ方ずるかった〜〜バスの上に5人座ってたら可愛すぎて揃えたくなるよね、、、巧い、、、

櫻井翔の部屋で海外旅行の度に集めたスノードームを見せられたら、グッズだって買わない訳にはいかなかった。

あと何より、天下のディズニーに対する二次創作イラストを公式グッズとして売れる嵐、凄すぎるなと…ミッキーの様子が大変なことになってるのに…感嘆と脱帽で思わず購入。

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生の言葉で

場内最後にある直筆メッセージ、櫻井翔の言葉にぐっときた。日本語のみならず英語でも美しい言葉を紡ぐ彼のことが好きだと改めて思う。

"We've traveled together all this way."

一緒に旅してきたんだと言ってくれる、その愛情に最後まで報いたいと思わされた。

『風見鶏』の歌詞を懐かしく思い返す。

"僕の知らない景色に僕が溶け込む それだけで"
(風見鶏 - 嵐)


一度でも訪れることを許された幸せに感謝しながら、巡回の成功と無事を心から祈っている。

彼らへの18年分の愛と感謝については、また次回。




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