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気ままに生きることにしたEriyの旅始まる ランチボックスの小さな奇跡

成田からハノイ行きのベトジェットエアに乗った。
この度の旅の心持ちが以前と違って
何だか気ままなことに、殊の他、密かに喜びを感じてしまって、家を出る直前まで、そのことについて
友人に手紙を書き綴っていたのが災ったのか、
空港の手荷物検査で2.8kg程度オーバーと言われてしまい、慌てて、むかつき、しかし、直ぐに、気分を取り直して、息子の居場所にこの2.8kg程度の荷物を送ろうと考えついた。最近、息子と小さな諍いを起こして、連絡を止めていたにも関わらず、こんな時には、息子に頼み事なんて、勝手気ままなのだが、それは、まさに自分で決めた在り方の第一歩になるような気がしたので、連絡してみた。
息子は、快く引き受けてくれた。
これで、旅の前に、自分独りよがりのわだかまりが解決したと思うと、神様の粋な計らいに感謝である。
大体、この旅は、突然に決まった。
行くはずもないのに、私の秘密の住処が私を呼んでくれたのだ。

考えてみると、何もかもが、流れるように進んでいるが、そんな時の当人は、この変化についていくのが精一杯で、何が何だかわからず、小さな奇跡や幸運を見逃しやすいように思う。
これからは、そんな小さな奇跡や幸運を見逃しはしないが、気ままに生きるということをしてみたい。
と、飛行機に乗った。

すると不思議な出会いがあった。
果汁グミ 温州みかんを
見知らぬ隣人から貰った。
多分そんなことは一生のうちにも
あるかないかの出来事であろう。
Eriyは、グミが好きだから、
それを有り難く受け取り喜んで食べた。
隣人の彼は、私が万年筆で、紙に書くのを観て
パワーを感じたと言ったのだった。
machin pen eriy とメモをしていた。
グミも嬉しかったけど
その言葉は、私にとってもとても嬉しかった。
最上級のお茶を頂いたときのように。。。
何故って
私は万年筆で書くのが大好きで
私の書くという行為を大事にしていたから。
そして、それは偶然なのだけれど、
彼の持っていたランチボックスが
彼が隣に座ったときから気になって
Eriyは目が離せなかった。
そのランチボックスから 
インスピレーションを得て、
イマジネーションが湧いてきて、
丁度、文章を書きたくなって書いていたら、
そのランチボックスから
温州みかんのグミが出てきて、
彼がプレゼントしてくれた。
小さな奇跡が起こったのだろう。
彼がくれたギフトは、私をとても幸せにして
Eriyも嬉しくなって、この旅が素敵なものになるような気持ちで満たされ、
神様に大切にしてきた書くという行為を
励まされたように感じたのだ。
これは、この旅の始まりとしては
完璧だった。


まさに一期一会の妙……
勝手気ままなことの先に起こる奇跡

彼とは空港で別れた。

私は一人
迎えのタクシーに乗りホテルエアポートへと
向かった。


サラマンドラ.プラとリエールは
どこかに鳴りを潜めている。

https://note.com/kebunbidadari/n/n0ec3ec513c81?sub_rt=share_b

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