ポンコツ大学生が「仮説と検証」について考える~前編~
こんにちは!あいでんです。
本日は、「仮説と検証」について考えていきたいと思います。この仮説を立てて検証するということは約1年かけてプロジェクトでおこなってきました。そのプロジェクトの話も今後できればと思いますが、まずはこの仮説と検証についてお話していきます。
それでは、、、いってみよっ!
「仮説・検証」とは
仮説という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
まずは、その仮説について整理していきます。
仮説・・・真偽はともかくとして、何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題のこと。(Wikipediaより)
簡単に言うと、あるモノゴトに対して正しいかどうかはさておき、現在の考えや思惑などが”仮説”ということになるかと思います。
そして、その仮説が正しいかどうかの事実を確かめる行為が”検証”という行為です。
では、この仮説と検証のプロセスをなぜ行うのか。
それは、自分の考えや思惑が正しいのかどうかを明確にし、事実関係を整理しておくためです。また、何かを説明するときに説得力を上げるためであるともいえます。
例を挙げるならば、「あのお店は人気だ!」と説明するために、「オシャレなところが人気の要因ではないか」という仮説を立てます。
その仮説を検証することで、「店舗はオシャレである」というそもそもの事実関係の整理や「オシャレな店舗が好評」という検証結果によって、説得力を上げます。
このように何かを説明したいときに仮説を立て、検証することで事実を確かめます。その検証結果が仮説に沿うものであれば、仮説を説明するときの材料になるのです。
仮説のポイント
私がこれら一連のプロセスにおいて、陥ったミスをもとに気をつけるポイントを整理していきます。
まずは仮説から整理していきます。
私が陥ったミスは、「最初にたてる仮説にこだわりすぎた」ということです。
良い仮説は、たいてい良い検証結果を導き出すことができます。
逆に言えば、良い検証結果を導くためには良い仮説を立てることが重要であるということです。
しかし、良い仮説を最初から立てることにこだわると、たいてい上手くいきません。さらにコストやリソースといったことを大幅に無駄にしてしまうこともしばしばあります。
あまりトンチンカンな仮説を立てては意味がありませんが、仮説はとりあえず立てて”修正していくことがポイントである”といえるでしょう。
次に私が陥ったミスは「1つの浅い仮説で満足してしまう」ということです。
浅い仮説に対しては、浅い検証結果しか導くことができません。
1つの仮説だけでは説明するのに説得力が足りないこともしばしばです。
そのため、いろんな観点やより深みのある検証結果・事実が必要です。また、検証された仮説から”新しい仮説”が導かれることもあります。
つまり、検証された仮説では実証や説明が難しい場合には、”深掘りや違う観点から仮説を立てる”ことも重要になってきます。
例を挙げて整理していきます。
「”店舗がオシャレなところが要因ではない」ということが検証したことで分かれば、「”商品”がオシャレなところが要因かもしれない」という風に深掘りをしながら修正していくということです。
場合によっては、「オシャレなこと自体要因ではない」ということが分かり、「価格が低いことが要因かもしれない」という風に大幅な修正や違う観点の仮説が必要かもしれません。
「人気の理由は店舗がオシャレで、価格が低くて、他にも・・・なところかもしれない」というような良い仮説をいきなり立てることはなかなか難しいでしょう。
また、良い仮説を立てることにこだわりすぎると、「立地がいいし、よく聞くお店だし」というようなもっともらしいことに目がいきがちになり、本質的な部分に目がいかなくなります。
そうすれば、良い仮説を立てようとすると上手くいかずにコストやリソースを無駄にするということもお分かりいただけると思います。
このように良い仮説は初めから立てるものでなはく、修正を繰り返すことで生み出されるものなのです。
今回はこのあたりで終わろうと思います。
思ったよりも長くなりそうなので、検証については後編でお書きしたいと思います。
それでは、また次回!
(後半はコチラ:ポンコツ大学が「仮説と検証」についてかんがえる〜後編〜)
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