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通算登壇日数2,000日を達成して

 先週に行かせてもらった出張での研修を無事に終えて、プロ講師になってからの通算登壇日数が2,000日となりました。
 2002年からの歩みですから、20年での実績となります。

 私は、独立開業してしばらくは、資格学校の講師や人事系のコンサルタントをしておりました。そこでも有料でしゃべる仕事はしておりましたが、この2,000日にはその数字は入れてはおりません。
 純粋に、企業研修を担うプロ研修講師としての登壇日数のみの記録です。な~んて、他人様にはどうでもよい御託を並べておりますが、ご笑覧ください。本人のこだわりです(^^;

  独立自営と言えば、聞こえはいいが、要はただの一匹狼。自分を鼓舞するのは自分と、がんばって続けていくためにと、ここまで、勝手にプロ野球選手に例えてがんばって来ました。「2,000本安打で名球会入り」のノリです。

 コロナ禍で、2020年は大きく減速。減速どころか、研修講師としての引退を一時は覚悟した程です。オンライン研修への対応も必死でした。ZoomやWebexと友達になれなかったら、私はとうに終わっていたことでしょう。人間、追い込まれれば、なんとか踏ん張るものだと実感しました(苦笑)。
 そして、2021年になって、コロナの影響はありながらも徐々に復活。そして、2022年となり、なんとかかんとか実績を積み上げさせていただき、今日に至りました。

 「あぁ、ここまで来れたんだなぁ」と、自分にじわじわと実感が湧いてきたのは、出張から帰った翌日からでした。
 コロナ禍だけでなく、リーマン・ショックのあともきつかったし、体調の管理もたいへんでした。肩こり、足腰の痛みは日常の事、頭痛を抱えながらの登壇もありましたし、目がかすむこともありました。発熱した翌日はふらふらしながら、電車に乗っていたっけ。夜、調子が悪く、祈るように床に就いたことも数知れず。いろんなことがありました。いちばん、苦しかったのは、突如、声が出なくなったこと。しわ枯れ声で、下手な田中角栄元首相のモノマネみたいな講義になってしまったことも3回ありました。あの時は、本当につらかったなぁ。聞きづらい思いをさせて、受講者の方にも申し訳なかったです。ポツポツといろんな思い出が蘇ります。

 2001年に独立開業して以来、「慢心は死を招く!」とばかりに、油断しないように常に自分を戒めて来ました。自分にOKをなかなか出せない生き方をいつの間にかしていたのが、今回は珍しく、自分を誉めてやりたい心境となりました。それと、同時に、これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちが沸々と湧いて来ました。
 プロ講師なんて、舞台がなかったら、ただのうるさい人でしかありませんものね(苦笑)

 「あなた様(君たち)がいて、僕がいる!」チャーリー浜さんの名言のもじりが感謝の気持ちと共に自然に脳裏に浮かびます。

 野球例え話の延長で恐縮ですが、、、王貞治さんといえば、通算本塁打数868本があまりにも有名ですが、王さんご自身は自身の誇れる記録として、これよりも2831試合という出場数を挙げているそうです。「それだけチームに必要とされたあかし」だからだそうです。
 この話、私もなんか分かるような気がします。何が自分で嬉しかったかというと、「それだけお役に立てた(2,000日も)」ということだったような気がするのです。
 必要とされ、それに応える・・・日々調子を整え、具合の悪いところをどうにか取り繕い、苦しみに耐えて出続ける~
 こういうことやれるって、たいしたものです。しかも2,000日も!と、思うようにします(笑)

 ありがたいことに、まだまだ、「来てください!」とお呼びいただいているお話をもらっています。
 もちろん、講師カドワキ、お役に立つべく馳せ参じます!

 あらたなスタートを切った気分の2022師走のはじまりでした。
 さぁ、まだまだやりまっせ~

 あらためまして、皆さま、よろしくお願い申し上げます。

 *写真は先月、静岡に出張した際の会心のショットです。

自分が培って来たものを勇気を出して発信していこうと思っています。お読みいただいた方々の今後に少しでもお役に立てば嬉しく思います。よろしければサポートをお願い致します。続けていくための糧にさせていただきます。