見出し画像

息子の体験授業参加で絶望的な気分になりました

自閉症の息子あきちゃんは4月から特別支援学級に入学予定で、本日はその体験授業に行ってきました。

結論から言うと、私はあきちゃんがこの学級でやっていけるイメージが全く持てず落胆しました。

一つ収穫があるとすれば体験授業中7割方は椅子に座っていられたことです。しかし、息子の一番のネックはコミュニケーションです。
以下で体験授業の流れとそれに対するあきちゃんの様子を記していきます。

0.教室に入り、席につく

先生に案内されて席につかせようとしますが…あきちゃんは教室内を見て回る方を優先し、席に座ろうとしません。
教室内には在校生が作った粘土細工が飾ってありましたがあきちゃんはそれを勝手に触ったりします。私が慌てて止めに入りますが、この時点でもうヤバイなと感じていました。

1.模擬朝の会

朝の会では日直が決まっていてショートスピーチをすることになっているとのことです。この時点で息子はアウトだと思いました。
あきちゃんにスピーチができるわけがありません!
そもそも朝の会が何であるか、日直が誰で何をする役割か、何をどう喋れば良いか全く彼は理解することができないでしょう。
私の不安はこの時点で既にマックスに達していました。

2.こくごの授業

筆箱を各自用意し、プリントが配られました。
プリントに印刷されている通りに線をなぞるだけです。この位のワークシートなら療育でも家でもやっているのですが…あきちゃんは鉛筆の芯を折ろうとしたり、指示を無視して乱雑にぐちゃぐちゃ書くだけです。
それでもあきちゃんにほぼつきっきりになって見てくれる先生がいました。
感謝しかありません。

3.さんすうの授業

赤と青の旗が配られ、先生が赤と青の大きなサイコロを振り、大きな数字の方の色の旗を上げる、というゲームのようなことをしました。
ここでもあきちゃんは先生の指示を無視して旗を外してしまったり、黒板の方へ行ってしまったりとマイペースを崩しません。


振り返り

他の子は先生と円滑にコミュニケーションが取れており、授業が成立していました。私はあきちゃんと他の子のあまりにも大きな違いを目の当たりにし、愕然とするのみでした。

こういう話をすると100%こう言われます。

他の子と比べたって仕方ありません。
あきちゃんの成長を見てあげてください、と。

あきちゃんはあきちゃんなりに少しずつは成長しているのは理解しています。
しかし、明らかにあきちゃんが授業に全くついていけないのを見て何も感じない親がいるでしょうか?

ちなみに体験授業が終わった後、先生に個別に話しかけに行く親がいましたが、私はその場を一刻も早く離れたくて、先生方にありがとうございました!と御礼だけ述べて退散しました。

やっぱり特別支援学校の方が良かったのかな…と不安を増大させる体験授業になってしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?