サピエンス全史

【書評】ホリエモン絶賛の「サピエンス全史」を解説します!

『サピエンス全史』

著者 ユヴァル・ノア・ハラリ

サピエンス全史を読了したので、概要解説とレビューします!この本はホリエモンも大絶賛してます。

まず、ホモ・サピエンスが繁栄したのは、3つの革命を起こしたからだと主張してます。
認知革命・農業革命・科学革命 です。

1.認知革命

実在しないもの(ウソ)を創作し信じる能力。
この能力により人類は、無数の赤の他人と協力し、他の動物に比べると圧倒的な変化スピードを獲得。

人間は無意識に虚構を信じる唯一の生物!と説きます。認知革命によって人間は、遺伝子の理(ことわり)を超えた進化を獲得したのです。

2.農業革命

農業で飢えがなくなったというのが通説ですが、『そんなのウソ』と一蹴(笑)
作者は逆に『小麦などの食物が繁栄のために人間を利用した』と仮説を展開。

農業により動物の家畜化が始まり、
農業は将来への不安や心配の概念を作った 、そうです。

そして貨幣が誕生。
銀行員としては興味深いパートでした。

最強の共通価値は貨幣であり、世界の価値基準を統一した。寛容性、適応性、普遍性、効率性があり、『貨幣、マジリスペクト!』(イメージです)。
貨幣は協力の手段にもなるし、道徳を破壊するものでもある 、と結論付けてます。

カネの本質は、「信用」である
この持論は完全同意ですねー。

ここで上巻終了。ここから下巻です。

3.科学革命

科学の前提は無知を認めることであり、帝国主義・侵略が科学を発展させた。
結果、『強欲は善である』国富論バンザイ!な世界になりました。

科学革命は伝統的だった家族と地域コミュニティを崩壊した。国家と市場が取って代わり、個人主義を導入した。

歴史的に見れば、世界は平和になっている。
戦争が起こらないと思えるのは歴史上初めて。 

テクノロジーはホモ・サピエンスを別次元の存在に進化できるようになっている。
遺伝子操作やサイボーグですね。
※攻殻機動隊をイメージしましょう(笑)

高尚な倫理もテクノロジーを止められない。 
『苦しんでる人々を救って何が悪い!』という大義名分が科学者にはあるからです。

最後にこう締めくくってます。
人間は最も多くの動植物種を絶滅に追い込んだ、生物史上最も危険な種である、と。

【レビュー】

⭐️5点!!(最高点)

ハッキリ言って神本です。
認知革命の概念は歴史の見方、人間の捉え方を根本から変えます。
まさに『歴史を変える歴史書』!!
人生で読んできた本でも、ベスト3に入ります。
興味ある人は、是非読んでみてください😙

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宇宙旅行が夢の一つなので、サポート代は将来の宇宙旅行用に積み立てます。それを記事にするのも面白そうですねー。