ジャーナリングのすすめ

何か悩みがある時、考えを整理してすっきりしたい時、ビジネスで何か新しいアイデアが欲しい時、英語のアウトプットを増やしたい時などにおすすめなのが、「ジャーナリング」です。よく英語のコーチングの受講生の方にもおすすめさせていただいています。

ジャーナリングって何？

「ジャーナリング」とは英語の”Journaling”のことで、「ノート」にその時思ったことや感じたこと、その日あったことや自分の想いを書いていくことです。誰かに見せる用ではなく、あくまでも自分のためなので、どんな内容を書いてもOKです。とにかく書きたいことを書いてみる。思いつくがままに書いてみることです。

例えば、日記として書いていくのならば、「今日は〇〇に会った。ひさしぶりだったけど、いろいろと話ができて充実した時間を送れた。やっぱり直接話す時間は貴重だし、定期的にまた会っていきたい。」など。

お仕事のアイデア出しとして書くならば、
「ターゲット層：20~30代女性。会社員。
普段の生活でよくしているであろうこと：
友達と遊ぶ → どこが多い？
お買い物 → どれぐらいの頻度？何系が多い？
Netflix → どんなドラマや映画が人気？」など。

上記は一例で出したのですが、どんどん書いて付け足していくことで、自分の考えが整理され、そこから新しいアイデアが生まれやすくなります。

アメリカで”Journal”は普通

“Journaling“はアメリカでは結構普通のことで、よく本屋さんの文房具コーナーなどでも”Journal”が売っています。イメージとしては、文庫本やA5よりも少し大きいサイズで分厚く、しっかりしているノートという感じです。日本で売っているしっかりめの日記帳のようなものです。そのJournalに自分が感じたことや、その日あったことを書き留めたり、感謝していることを書いたりしていきます。

私がアメリカで留学していた時は周りの友達もよくJournalを買って書いたり、誕生日や、ちょっとしたプレゼントとしても何回か頂いたことがあります。これはアメリカらしいなと感じたのですが、そのプレゼントとしてあげるJournalの一枚目に手紙を書いてくれることもよくありました。その人のことを考えながらJournalを選んで、思いを込めて一枚目に手紙を書く。二枚目からはその人が自分の想いを書き留め始めるといった感じです。心が温かくなるプレゼントです。

おすすめはスケッチブック

オーディオ関連の会社社長をされている知人の方がよく使っていたのが「スケッチブック」でした。スケッチブックには線も何も書かれていないので、それこそ自分が思うままに書けます。ブレインストーミングとして使うには最適で、どんどん考えを膨らませたり、アイデア同士を結び付けやすくなります。いつもその方はスケッチブックを持ち歩き、自分が聞いた話をすぐに書き留めたり、アイデアが思いついた時にすぐ走り書きをしたり（ネタ帳のような感覚ですね）、ゆっくりスターバックスなどのカフェでそれを持ってアイデアを整理したり、考える時間を持っていました。

その方と話をするといつも新しいアイデアを持っていたり、人の良いところを見つけてそれを積極的に伝えたり、ポジティブな言葉を話していたり、人としてたくさん学び、刺激を受けることができました。

私自身もその人の影響で、Journalingは基本的にスケッチブックを活用するようにしています。

英語の勉強にも使えるジャーナリング

ジャーナリングは英語の勉強にも使えます。シンプルに英語でジャーナリングするだけで良いのです。普段の自分の生活にあったことを英語にしていくので、必ず自分にとって必要な単語やフレーズを使うことになります。ジャーナルを書いている時に、わからない単語、表現が出てきた時に、辞書やネットでその都度調べると、自分にとって本当に必要な単語や表現を覚えて、かつ実際に文章の中で活用することができるようになります。逆に調べずにわからない単語を他の表現で置き換えていくことで、英語の中で自分の使える表現、言い換え（リフレーズ、パラフレーズ）の力がついていくのです。

英語の自己学習として、特にアウトプットの活用としてもジャーナリングは非常におすすめです。もちろん、英語だけではなく、他の言語を学習されている方、韓国語や中国語を学習されている方たちにもおすすめです。

自分の考えを整理するだけではなく、あわせて語学力も伸ばすことができるので、一石二鳥になります。

「アウトプットを増やしたいな」「考えを整理してすっきりさせたいな」「日々何があったか書き留めたいな」「もやもやして悩んでいるのを解決したいな」と思う方は、ぜひ一度ジャーナリングにチャレンジしてみませんか。紙のJournalでも、このnoteを活用するのでも良いですし、自分のやりやすいやり方でチャレンジです。